イギリス「教育改革」の教訓 の商品レビュー
サッチャーによる教育の市場化(競争化)が、教育現場をどのように変え、またウェールズやスコットランドが、あるいは教員組合や校長会が、それに対してどのように反応しどのようなアクションを起こしたかがリポートされている。ジャーナリストらしい、きちんとした取材にもとづいた文章は好感が持てる...
サッチャーによる教育の市場化(競争化)が、教育現場をどのように変え、またウェールズやスコットランドが、あるいは教員組合や校長会が、それに対してどのように反応しどのようなアクションを起こしたかがリポートされている。ジャーナリストらしい、きちんとした取材にもとづいた文章は好感が持てる。旗幟は鮮明で、最後のまとめは、フィンランドの教育を手本にすべきことを説いている。
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一時は日本でも着目されたナショナルテストやリーグテーブルといった仕組みに関して、イギリス政府の楽観的な評価とは裏腹に実際には現場ではかなりの弊害が生じ、抵抗にあっていることを描き出している。 ややワンサイドな主張だが、研究調査のデータに加え、著者自身が行ったインタビューの記録な...
一時は日本でも着目されたナショナルテストやリーグテーブルといった仕組みに関して、イギリス政府の楽観的な評価とは裏腹に実際には現場ではかなりの弊害が生じ、抵抗にあっていることを描き出している。 ややワンサイドな主張だが、研究調査のデータに加え、著者自身が行ったインタビューの記録などもあり、様々な切り口から語られている。
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分類=教育・日本・イギリス・経済・市場経済。07年4月。市場化自体が問題というよりは、教育に対し主導権を握る人々がどれだけまとまであるかが大事ということ。
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