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人さまざま の商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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 読みやすく、思わず…

 読みやすく、思わず笑ってしまうこともあります。テオプラトスの人間観察の鋭さには驚きです。自分の性格を見つめ直す良いきっかけになるかと思われます。内容はそれぞれ、各、節ごとに分かれていて「空とぼけ」「へつらい」「無頼」など説明をしています。

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アリストテレスの愛弟…

アリストテレスの愛弟子テオプラストスが、古代ギリシアのちまたに暮らす民衆の身すぎ世すぎの姿をとらえた人物スケッチが30篇収録されてます。「空とぼけ」「おしゃべり」「けち」「へそまがり」「お節介」などなど、どのページにも、ギリシア庶民のさざめきがこだましています。

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古代ギリシャ、アリス…

古代ギリシャ、アリストテレスの学園を継承発展させた名高い哲学者テオプラストス。ギリシアの人々の世態人情を30タイプに分類して描写。へつらい、無駄口、恥知らず、けち、虚栄、しみったれ、ほら吹き、貪欲等々。暖かい目で人間の様々な欠点を冷静に観察。人間は、古代からあまり変わってないのか...

古代ギリシャ、アリストテレスの学園を継承発展させた名高い哲学者テオプラストス。ギリシアの人々の世態人情を30タイプに分類して描写。へつらい、無駄口、恥知らず、けち、虚栄、しみったれ、ほら吹き、貪欲等々。暖かい目で人間の様々な欠点を冷静に観察。人間は、古代からあまり変わってないのかもしれない。

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古代ギリシャの人々の…

古代ギリシャの人々の描写がテーマごとに別れてなされている。その描写により、当時の人々の様子がありありと眼に浮かぶようである。時に考えたり、笑ってしまったりしつつ、あっと言う間に読んでしまった。

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2023/06/22

 古代ギリシアの平凡な人びとの世態人情を、アリストテレスの愛弟子が、軽妙なタッチで綴った人物スケッチ30編。  空とぼけ、へつらい、無駄口、粗野、お愛想、無頼、おしゃべり、噂好き、恥知らず、けち、いやがらせ、頓馬、お節介、上の空、へそまがり、迷信、不平、疑い深さ、不潔、無作法、虚...

 古代ギリシアの平凡な人びとの世態人情を、アリストテレスの愛弟子が、軽妙なタッチで綴った人物スケッチ30編。  空とぼけ、へつらい、無駄口、粗野、お愛想、無頼、おしゃべり、噂好き、恥知らず、けち、いやがらせ、頓馬、お節介、上の空、へそまがり、迷信、不平、疑い深さ、不潔、無作法、虚栄、しみったれ、ほら吹き、横柄、臆病、独裁好み、年寄の冷水、悪態、悪人びいき、貪欲と、多岐にわたる人間味あふれる内容となっている。  いくつ該当するかを自問自答しつつ読み進めていくのも一興。私の場合は、数個であったため、自己評価としては、悪くはないかと…。

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2023/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『千の顔をもつ英雄』の系譜にある脚本術のいずれかにて本書の存在が語られていた。 本書は、人間の好ましからざる性格的特質について述べたものである。著者はBC300年代に生きた。アリストテレスの弟子で、多く著作を著したにも関わらず残されたものは少ないという。 時と言語の壁があっても、人の性は代わり映えしないものらしい。

Posted byブクログ

2022/12/16

キャラを創る人にとって必読の一冊。現代にも通用する各人のキャラ造形の深さ、まさに「人さまざま」でした。 普通に読みものとしても古代ギリシアの風習であったり当時の人間模様が見えて勉強になったし内容的にも面白かった。

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2018/11/24

"人間の本質は変わっていないというかとか?いつの時代でも、いろんな人がいて、いろいろな行動をする。 古代ギリシャでアリストテレスの弟子であったテオプラストスが30の人の癖をつぶさに観察、どんな行動をする人かを浮き彫りにしている。 けち お節介 へそまがり 不平 不潔 無...

"人間の本質は変わっていないというかとか?いつの時代でも、いろんな人がいて、いろいろな行動をする。 古代ギリシャでアリストテレスの弟子であったテオプラストスが30の人の癖をつぶさに観察、どんな行動をする人かを浮き彫りにしている。 けち お節介 へそまがり 不平 不潔 無作法 悪態 などなど 今でも、容易に想像できるさまなのだが、当時の文化・生活習慣を基礎とした立ち振る舞いから紹介される。"

Posted byブクログ

2016/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こういう人いるよね悪口大会みたいなテンション。でも、こんな昔から「同じ人間なのになんでこうも違うんだ」と考えていたのは興味深い。

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2015/03/20

再読。人の性格を示す語とその定義に続く「それってこんなやつ」とでも言うように展開される具体的な説明がまったく可笑しい。古代ギリシア人の生活風習や会話のにおいを感じるような気分にさせられてまた面白い。 テオプラストスの著作はこれしか読んだことがないが、邦訳が手に入ること叶うのなら、...

再読。人の性格を示す語とその定義に続く「それってこんなやつ」とでも言うように展開される具体的な説明がまったく可笑しい。古代ギリシア人の生活風習や会話のにおいを感じるような気分にさせられてまた面白い。 テオプラストスの著作はこれしか読んだことがないが、邦訳が手に入ること叶うのなら、〈神の如き語り〉にもっと触れてみたいものである。外語で読むのは面倒だ。

Posted byブクログ