1,800円以上の注文で送料無料

シャーロック・ホームズの帰還 の商品レビュー

4.1

83件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    35

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2009/10/04

ホームズが帰ってキタヨ━━(*´▽`*)━━━!!!! 発行順で行けば「犬」が先か。 しかしホームズが帰ってきた時のワトスンの驚きっぷりといったら気絶してしまうほどで、腕を掴んで大興奮! 2年間、死んだと思って元気なかったものね。連絡しないホームズも事情があり止むを得なかったと...

ホームズが帰ってキタヨ━━(*´▽`*)━━━!!!! 発行順で行けば「犬」が先か。 しかしホームズが帰ってきた時のワトスンの驚きっぷりといったら気絶してしまうほどで、腕を掴んで大興奮! 2年間、死んだと思って元気なかったものね。連絡しないホームズも事情があり止むを得なかったとはいえちょっと酷い。ドイルの後付なので仕方がないですが(笑) 老人に変装し真後ろに立っていたホームズですが、普段から別人になってワトスンの様子を観察していたのかも。萌え。 「アベ農園」でも警察とは違って立場が探偵だからできることでしょうが、正当な理由さえあれば犯人を見過ごしてやるホームズが好きです。「第二の汚点」も国家間の戦争がかかっている状況が相手とは、さすがはホームズ、壮大でした。彼が実在すると思ってイギリスの家を訪ねる人が続出したと言うのは、それだけリアリティがあるということですよね。

Posted byブクログ

2011/07/22

祝!ホームズ帰還!!なので星5つ。『最後の事件』から8年後に書かれたホームズ短編集第3弾。内容的には(多くの方がおっしゃるように)全体的に小粒気味。『空家の冒険』よぼよぼの老人が不作法を詫びにきた、と思ったら早変わりで変装を解いてホームズが顔を現しビックリ!!そりゃワトソンも気絶...

祝!ホームズ帰還!!なので星5つ。『最後の事件』から8年後に書かれたホームズ短編集第3弾。内容的には(多くの方がおっしゃるように)全体的に小粒気味。『空家の冒険』よぼよぼの老人が不作法を詫びにきた、と思ったら早変わりで変装を解いてホームズが顔を現しビックリ!!そりゃワトソンも気絶するよね(まったくひどい友達だ!)。新たな冒険に際しワトソンの感慨にふける心模様「私は昔と全く同じに、ポケットに拳銃、胸には高鳴る期待を抱いて、ホームズと並んで…」ってところがいいねぇ。ホームズも相変わらず「彼の無愛想さ…3年たっても少しも緩和されてなかった」。このほかにも面白迷言満載。「このちょこざいな悪魔めがッ!」「Mの部は秀逸ぞろいだな」。『ノーウッドの建築士』ホームズ帰還数か月後の話。医院を引き払ったワトソン同居…って奥さんはどうしたっ?!隠退建築士殺害の容疑者と目される若手弁護士が潔白を主張。不利な証拠ばかりでレストレード警部に嘲笑われ、警察相手に初の黒星か?と思わせて…。建築家ならでは犯行。ダメ押しの指紋がアダに。犯人の執念深さに呆れた。『踊る人形』ワトソン評「立派な男だ。これこそ生粋のイギリス男児」というキュビット氏の相談は人形の悪戯書きに妻が怯えていること。ホームズの暗号解読も間に合わず。妻を想う夫、過去を打ち明けられない妻、女を忘れられない訪問者、三者三様の事情が招いた悲劇。『美しき自転車乗り』遺産狙いと女狙い、しょうもない男たちが活発な女性を追いまわす。自転車で追われていたスミス嬢が、不意にくるりと180度向きをかえ、追ってきた男に向かって一気に突進する場面が目にまざまざと浮かんで面白い。『プライオリ学校』しょっぱな、ホームズの部屋に入った途端にバッタリ倒れるという喜劇的な登場をした学校長(笑)。でも事件は陰湿。寄宿舎から出た生徒を連れ戻しに行った教師の末路が憐れ。なのでホームズの「人が一つの犯罪に関係した以上は、それによって派生する他のあらゆる犯罪にも徳義上責任がある」とのことばに納得。『黒ピーター』肉屋で吊るした豚(肉)に向かって夢中で銛を突き刺すホームズ…おつかれさん〜。『犯人は二人』恐喝常習犯とホームズの対決か、と思わせて意外な展開。「我ながら有力な犯罪者になれると思ってた」というホームズは最上最新の泥棒道具を揃えてやる気満々!着いて行ったものの、予想通り足手まといになるワトソン。危なかったね〜。『六つのナポレオン』ホームズお得意の真相披露シーン。今回は最後の胸像をテーブルに置き、愛用の鞭で英雄ナポレオンの頭上にガンッと一撃。『三人の学生』大学町に住んでた時の話。奨学金試験前に問題用紙を何者かに見られたという教師からの相談。ホームズにとっては文字通り朝飯前の事件解決。後味のいい結末。『金縁の鼻眼鏡』有名な一編。教授の秘書殺害に関し、メイドとやすやすと打ち解けるホームズ。イギリス人ってホント賭けが好きなんだなぁ。事件は悲しい結末に。『スリー・クォーターの失踪』ケンブリッジ・トリニティカレッジのラグビーチーム選手が試合前に失踪したと相談。蒸発か誘拐か事件に巻き込まれたのか、見当がつかないまま捜査を進める二人。発信機代わりに馬車にアニシード(アニスシード?)をつけ犬とともに唯一の手掛かりを持つ医者の後を追う。ラストの痛々しさ、悲しさが印象的。『アベ農場』冬の朝(お約束の)ホームズに無理やり起こされ外出(毎度のことながらひどい同居人です)。今回特にホームズは警察側と被害者側に細かな気遣いを見せるところがポイント。警察にヒントは出しつつも、真相は自分だけで解明。結果、ホームズの部屋内で犯人(被告)とワトソン(陪審員)、ホームズ(判事)の仮想裁判にて「無罪放免」。『第二の汚点』しぶしぶ書いた割には面白かった。初めて題名を見たときは「第二の汚点」ってホームズの失敗談だと思ってたので。最後、どうやって機密文書を取り戻したかの首相の質問に「私たちにも外交上の秘密がありましてね」というセリフが利いている。何度も読んだから新鮮な驚きはないけど、お馴染み・お約束の場面はやっぱり嬉しい。枕もとにホームズが立っていて無理やり起こしたり、ワトソンの事件記録を痛烈に批判したり(選択眼があるだけまし、だなんて酷い)。いろいろ穴が見えて、もはや推理小説としての評価はできなくなっているから、こんな楽しみ方もいいかな。※2,9,11話は叡智から貼り付け(2009年1月ホームズ再読月間)

Posted byブクログ

2009/10/04

なんといっても、「空き家の冒険」!ライヘンバッハの滝で宿敵モリアティ教授とともに命を絶ったはずのホームズが、鮮やかにワトソンのもとに現れ、これまた見事な手法で残党を捕まえる物語。それから、小学校の図書館で読んだことを思い出させる「踊る人形」。強敵ミルヴァートンとの対決「犯人は二人...

なんといっても、「空き家の冒険」!ライヘンバッハの滝で宿敵モリアティ教授とともに命を絶ったはずのホームズが、鮮やかにワトソンのもとに現れ、これまた見事な手法で残党を捕まえる物語。それから、小学校の図書館で読んだことを思い出させる「踊る人形」。強敵ミルヴァートンとの対決「犯人は二人」など。

Posted byブクログ

2023/09/25

ホームズストーリー第3短編集。「空き家の冒険」では柔術でモリアーティ教授から逃れたと苦しい言い訳があるが、それぞれの短編はなかなか面白い。ミルヴァートン事件では、ホームズたちは女性の依頼人のために家宅侵入を犯しているし、プライオリスクールでは金にがめつい所もかいまみえる。もっとも...

ホームズストーリー第3短編集。「空き家の冒険」では柔術でモリアーティ教授から逃れたと苦しい言い訳があるが、それぞれの短編はなかなか面白い。ミルヴァートン事件では、ホームズたちは女性の依頼人のために家宅侵入を犯しているし、プライオリスクールでは金にがめつい所もかいまみえる。もっとも、この場合は高貴な身分の人が犯人の一人なのだから、もらえるものはもらっておこうという心理かもしれない。「第二の汚点」でも国家の重要機密を操作するが、イリーガルな方法で手紙を取り返している。概して、この短編集においては、ホームズの人格が面白く描かれているように思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

『空き家の冒険』は今も昔も一番好きな話です。好きな方は誰もが試していらっしゃるかもしれませんが…『踊る人形』の解読表、作ってみたりしてました。

Posted byブクログ

2009/10/04

ホームズ!!! 小学校の卒業文集に結婚したい人みたいな欄に「ホームズ」とか書いた思い出 イギリス土産のベーカー街とキャラの住所録みたいなのを持っている…

Posted byブクログ

2009/10/04

延原氏の訳されているホームズはすべてにおいてすばらしいです。 彼の訳以外では読みたくないほど、情景が伝わってくるすばらしいものだと思っています。

Posted byブクログ

2009/10/04

空家の冒険・踊る人形・美しき自転車乗り・プライオリ学校・黒ピーター・犯人は二人・六つのナポレオン・金縁の鼻眼鏡・アベ農園・第二の汚点

Posted byブクログ

2009/10/04

好きだなあ〜ホームズ!一言では言い表せない人物的な魅力がありますよね。飄々としてるし、クレバーでスマートで・・・。勿論紳士的なワトソン博士も大好きですが。内容のおもしろさは言うまでもなく、このシリーズは装丁も良いです。新潮社文庫の装丁はいつも素敵ですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

”ライヘンバッハの滝”以降の中期の作品群が収められています。そして極私的なことを言うと、ホームズ短編集の最高傑作です。劇場芝居のような演出がやたらいえーな名品揃い。「して犯人は?」「あなたを指名します」の鮮烈さときたら!

Posted byブクログ