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海からの贈物 の商品レビュー

4.2

108件のお客様レビュー

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著者は、史上初大西洋…

著者は、史上初大西洋単独横断飛行を成し遂げたチャールズ・リンドバーグの妻。夫と5人の子供を持ちながらも、飛行機を操縦し、文筆家としても活躍する。そんな忙しい生活について静かな島で見つめなおす内容。シンプルな生活、静寂な孤独、夫や子供との愛、第二の人生としての中年、「今」「ここ」「...

著者は、史上初大西洋単独横断飛行を成し遂げたチャールズ・リンドバーグの妻。夫と5人の子供を持ちながらも、飛行機を操縦し、文筆家としても活躍する。そんな忙しい生活について静かな島で見つめなおす内容。シンプルな生活、静寂な孤独、夫や子供との愛、第二の人生としての中年、「今」「ここ」「個人」を充実させることの価値。著者の成熟し深みのある精神の影響なのか、静かで落ち着いた気分になる。女性にはもちろん、男性にもお勧めの本。

文庫OFF

言っていることが恐ろ…

言っていることが恐ろしいまでに真実。女性の生き方を語っているけれどフェミニズム的な押付けがましさは無く自然に読めます。30代以上の女性は是非読むといいのでは。立風書房から出てる落合恵子さんの新訳と比べると翻訳家として名高い吉田健一氏の文体の特徴がよく分かります。

文庫OFF

人生の教科書になりそ…

人生の教科書になりそうな予感の本。結婚生活に関する考察なんかは「なるほどなぁ」とおもいました。おんなは海で、貝殻で、家。深いです。女性にはぜひ一読していただきたいです。最近パートナーとうまくいっていない男性の方も、この本を教科書にして、目の前にある現実をふたりで見つめなおしてみて...

人生の教科書になりそうな予感の本。結婚生活に関する考察なんかは「なるほどなぁ」とおもいました。おんなは海で、貝殻で、家。深いです。女性にはぜひ一読していただきたいです。最近パートナーとうまくいっていない男性の方も、この本を教科書にして、目の前にある現実をふたりで見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

文庫OFF

女性としてどう生きる…

女性としてどう生きるか、ほんとうにためになる本です。子供をたくさん生しながらも、そして現代よりうんと女の仕事の多かった時代に、仕事と妻と母をバランスよくこなしていた著者に学ぶことがたくさんありそうです。「女はいつもこぼしている」、子供に授乳をしながら著者の言葉を思い出します。女と...

女性としてどう生きるか、ほんとうにためになる本です。子供をたくさん生しながらも、そして現代よりうんと女の仕事の多かった時代に、仕事と妻と母をバランスよくこなしていた著者に学ぶことがたくさんありそうです。「女はいつもこぼしている」、子供に授乳をしながら著者の言葉を思い出します。女として社会的に生きることは大変だけれど、決してできないことじゃないと、やさしい語り口でこちらに伝えてくる素敵な本です。

文庫OFF

女性のためになる本だ…

女性のためになる本だなあと思いました。人生のお手本のような本です。

文庫OFF

読むたびに感じ方が変わります!!

海辺での一週間の休暇、「女性として」の生き方に思いを馳せる著者。穏やかな休日、静かに思考をめぐらせたい時などに手に取りたい一冊です。薄い本ですが、詰まっている言葉は軽くない。読むたびに感じ方が変わります。

marie

2024/08/10

退屈な本だった。 でも読んで再認識、そして気付くこともあった。 余白を埋めないように。 自分の内を見つめ、育む時間を。 回りくどい文章。これは翻訳の問題か。 お喋りか、考えを整理するための日記を読まされてる気分になる。私には苦痛の本。

Posted byブクログ

2024/07/18

経歴や肩書きなど一切封印して一人の女性として海辺にあるオブジェに化体させて書かれた精妙なエッセイ。特に序文は格調高い。 とはいえ、1955年時点で執筆された本作の背景を知らないともったいない。つまり、彼女は一人の平凡な夫人ではなく、あのリンドバーグ婦人であり、さらに長男を誘拐殺害...

経歴や肩書きなど一切封印して一人の女性として海辺にあるオブジェに化体させて書かれた精妙なエッセイ。特に序文は格調高い。 とはいえ、1955年時点で執筆された本作の背景を知らないともったいない。つまり、彼女は一人の平凡な夫人ではなく、あのリンドバーグ婦人であり、さらに長男を誘拐殺害された(1932年)過去を持ち、その夫には愛人がいたという厳しい現実。そんな彼女が平常心を保つため海辺の静謐さを求めたのは必然だったかもしれません。 以下は彼女のプロフィール。  著者のアン・モロー・リンドバーグ(Anne Morrow Lindbergh、1906年6月22日 - 2001年2月7日)は、1929年、単独での大西洋無着陸横断飛行を史上初めて達成したことで著名なチャールズ・リンドバーグと結婚する。1930年に米国の女性として最初にグライダーのライセンスを取得し、1931年にはプロペラ機のライセンスも取得した。チャールズ・オーガスタス・ジュニア(1930年)、ジョン(1932年)、ランド(1937年)、アン(1940年)、スコット(1942年)およびリーヴ(1945年)の6人の子供をもうけた。 1932年に長男チャールズ・オーガスタス・ジュニアが誘拐されて殺害される事件(リンドバーグ愛児誘拐事件)が起きる。その後夫妻でヨーロッパに渡り、ナチス・ドイツと親しくし、米国とドイツの連合を働きかけ、帰国後は反戦運動に携わる。 戦後、1955年に『海からの贈物』を書いてベストセラーとなり、文筆家としていくつかの賞を受けた。夫はミュンヘンの帽子屋ブリギッテ・ヘスハイマーと愛人関係にあった。(ウィキペディア)

Posted byブクログ

2024/06/15

・生活するということにも技術があって、恩寵を求めるのにも技術があるとさえ言える ・なぜ女で聖者だった人たちが稀にしか結婚しなかったかを理解する ・私たちは今日、一人でいることをもう一度初めから覚え直さなければならないのである ・与えるのが女の役目であるならは...

・生活するということにも技術があって、恩寵を求めるのにも技術があるとさえ言える ・なぜ女で聖者だった人たちが稀にしか結婚しなかったかを理解する ・私たちは今日、一人でいることをもう一度初めから覚え直さなければならないのである ・与えるのが女の役目であるならば、同時に女は満たされることが必要である ・女は他のものに頼ったり、自分の力を験すのに他のものと競争しなければならないと思ったりするのを止めなければならない

Posted byブクログ

2024/04/03

人生が貝にたとえて書かれている点が面白い。聞いたこともない貝の名前ばかりで、調べながら読み進めました。かなり読みづらい文章ではありますが、現代の我々でも頷いてしまうような内容でした。

Posted byブクログ