1,800円以上の注文で送料無料

ソラリスの陽のもとに の商品レビュー

3.8

65件のお客様レビュー

  1. 5つ

    14

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

図書館で借りて

図書館で借りて、ああこの本を自分のものにしたい。。と言う本は少ないもんです。 この本はその少ないもののうちの一つです。 分からない人は、数年後にもう一度読めば分かると思います。 「2001年」同様映画も傑作ですが、原作も傑作です。

もも太郎

一大傑作です

高い思弁性と、博学な科学的知識、 人間の心理に対する鋭い洞察。 紛れもない大傑作だと思います。 読み手にもそれなりの素養が求められます。 私も高校生時分に読んだときには よく分かりませんでした。 この作品自体がソラリスの海の如く 若い稚拙な精神を拒絶したのでした。

ソラリスの火の元に

難解でした・・。海全…

難解でした・・。海全体が高度な知的生命体だとは・・。斬新と言えば斬新だけど。内容的にはあまり面白みを感じませんでした。

文庫OFF

超有名作ですが...…

超有名作ですが...面白いかと言うとかなり疑問です。著者の意図が他者との理解可能性にあるのは判るのですが、それが小説として成立しているかとなると微妙に感じます。英米のSFとはスタイルがかなり違うので非常に読みにくく感じました。

文庫OFF

2023/12/01

おもしろさA級クラス!(『SFはこれを読め!』谷岡一郎著 より) 「すみれ色の霞におおわれ、ものうげにたゆたう惑星ソラリスの海。だが、一見何の変哲もなく見える海も、その内部では、一種の数学的会話が交わされ、 自らの複雑な軌道を自己修正する能力さえ持つ、驚くべき高等生命だった!(...

おもしろさA級クラス!(『SFはこれを読め!』谷岡一郎著 より) 「すみれ色の霞におおわれ、ものうげにたゆたう惑星ソラリスの海。だが、一見何の変哲もなく見える海も、その内部では、一種の数学的会話が交わされ、 自らの複雑な軌道を自己修正する能力さえ持つ、驚くべき高等生命だった!(出版社解説文より) ポーランドのSF作家スタニスワフ・レムが1961年に発表したSF小説です。1972年にアンドレイ・タルコフスキーによって映画化。」

Posted byブクログ

2023/08/30

高尚  惑星ソラリスのステーションに、ケルビンがやってくる。中の研究員たちは様子が奇妙で、いないはずの人物が現れる。ケルビンにもハリーが現れ。   スタニスワフ・レム原作でソ連時代のタルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」。約40年前に鑑賞し、とてつもない衝撃を受けました。後に...

高尚  惑星ソラリスのステーションに、ケルビンがやってくる。中の研究員たちは様子が奇妙で、いないはずの人物が現れる。ケルビンにもハリーが現れ。   スタニスワフ・レム原作でソ連時代のタルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」。約40年前に鑑賞し、とてつもない衝撃を受けました。後にスティーブン・ソダーバーグ監督ジョージ・クルーニー主演でリメイクされましたが、それほどの衝撃はありませんでした。  原作は生き物であるソラリスの海に対する人間側の解釈に、より深く焦点が当たっているように感じました。タルコフスキーの映画はラストが違い、ハリーとの関係を永遠とする。ソダーバーグ版は、愛情面がより前面にだされた感じです。

Posted byブクログ

2021/07/18

惑星ソラリス、 海の描写、人類にとって未知の世界の表現が すごかったです。 内容としては、哲学的な問いなのか、解釈が難しいです。 人間が人間であるが故に、過去にとらわれて生きる生き物であること、 それに対し、ソラリスの謎に満ちた生体、知性と思われながらも、知性ではなく、単なる生体...

惑星ソラリス、 海の描写、人類にとって未知の世界の表現が すごかったです。 内容としては、哲学的な問いなのか、解釈が難しいです。 人間が人間であるが故に、過去にとらわれて生きる生き物であること、 それに対し、ソラリスの謎に満ちた生体、知性と思われながらも、知性ではなく、単なる生体反射なのか。 過去にとらわれずに生きれたら幸せになれるのか、 いや、過去にとらわれないというのは、 人間関係をすべて捨てることなのか。 うーん、著者の作品としての意図はどういうとこなんだろう。

Posted byブクログ

2019/08/01

本質的に理解できないものとの対峙というテーマでは面白いが、書かれた年代が古すぎて、世界観がB級SF並みで興が削がれる。現代感覚でリメイクしたら、面白くなりそう。

Posted byブクログ

2019/02/23

海のような知的生命体。どちらかというと、SFと未知の生命という関係が題材にされると、どうしても人間が主体となりがちでは、あるが、本作は、未知の生命体もやりかたや、その意図はまったく違うかもしれないけれど、人間に対してその未知の生命として、何かのアクション(実験、研究)を行うのでは...

海のような知的生命体。どちらかというと、SFと未知の生命という関係が題材にされると、どうしても人間が主体となりがちでは、あるが、本作は、未知の生命体もやりかたや、その意図はまったく違うかもしれないけれど、人間に対してその未知の生命として、何かのアクション(実験、研究)を行うのではないかと考えさせてくれる良作であった。

Posted byブクログ

2018/11/25

前半は予想外の密室ホラーのノリでどうなっちゃうんだろうと思ってたら、終盤にかけてぐっと切ない展開に。人間同士の相互理解だってままならない現実の中で、この断絶にはリアリティがある。

Posted byブクログ