毒(ポイズン) の商品レビュー
ミステリー短編集 短編集と言えど、 一編一編に、とある「毒」が共通して登場する。 なので一冊を通して、「毒」を巡る物語を楽しめる構成になっている。 「殺したい人はいるか」 「文字通り〈誰にもバレず〉に人を殺せるなら、殺すか」 あるカップルの、そんな不気味な会話から始まる。 ...
ミステリー短編集 短編集と言えど、 一編一編に、とある「毒」が共通して登場する。 なので一冊を通して、「毒」を巡る物語を楽しめる構成になっている。 「殺したい人はいるか」 「文字通り〈誰にもバレず〉に人を殺せるなら、殺すか」 あるカップルの、そんな不気味な会話から始まる。 けれど「命の重たさ」「善悪」「自制心」 そんな重たいテーマではなく。 ライトなミステリー。
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そんなバカな!?っていう展開が続く、一つの毒薬をめぐるミステリー。 毒薬に関わった人間はみんな不幸になっていくというのに、開発した本人と、人の手にわたることを阻止しようとする直子は割と幸せに暮らしているという、、、、 話の内容としては読みやすく、どんどん毒薬の持ち主が変わっていく...
そんなバカな!?っていう展開が続く、一つの毒薬をめぐるミステリー。 毒薬に関わった人間はみんな不幸になっていくというのに、開発した本人と、人の手にわたることを阻止しようとする直子は割と幸せに暮らしているという、、、、 話の内容としては読みやすく、どんどん毒薬の持ち主が変わっていくので頭の中で整理しながら読むのが面白かった。ただ、あまりに突然終わってしまったな、、、という感じはある。 毒薬の特性の変化についても納得できるとは言えない。
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オムニバス形式だけど、「毒」でそれぞれが繋がってゆく作品です。 大前提として「毒」の設定が面白く、一度は考えたことのあるであろう夢の「毒」。 それに翻弄される人たちも多種多様で良かったです。 最後にやや物足りなさを感じましたが、私の読解力が乏しいのかもしれません。。
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すらすら読める。完全犯罪を可能にした、もの。毒。人を殺す者と、殺さない者の境界線はなにか。他人の命を絶ってはならないという常識は、自らの人生、また家族の人生を壊してはならないという制御からくるものなのか。グッと熱くなる展開は無かったものの、あっという間の読了だった。面白い。
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ミステリーは何冊か読んでるけど、恥ずかしながら赤川次郎は一冊も呼んだ事無かったなと思い購入。 下世話なバラエティで見た事があるけど、実際こういう毒ってあるらしいですね。どうなるんだ…と思ってたら、意外にファンタジーでした。女は逞しい。
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1滴で24時間後には痕跡も残さず心臓発作で死亡する‥そんな毒が次から次へと人手に渡る‥もうだいぶ前に読んだことのある赤川次郎さんの作品で、凄くその頃も面白く読めたこともあって手に取りました。やっぱりこういう作風が赤川次郎さんらしくて好きです!自分がもしこの毒薬手にしたらどうか??...
1滴で24時間後には痕跡も残さず心臓発作で死亡する‥そんな毒が次から次へと人手に渡る‥もうだいぶ前に読んだことのある赤川次郎さんの作品で、凄くその頃も面白く読めたこともあって手に取りました。やっぱりこういう作風が赤川次郎さんらしくて好きです!自分がもしこの毒薬手にしたらどうか??なんか、考えちゃいます。
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ほぼ20年ぶりの赤川次郎作品。 楽しくスラスラ読み終えた。 物語の構成が緻密だけとユーモラスで一級品だと感じた。 違う作風か三毛猫ホームズシリーズを読もうかな。
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完全犯罪を実行できるはずの 媚薬ともいえるその名も-毒- 24時間経たないと死なないとなると 殺人には使えても、自殺には向かない そんな薬があったなら どう使うのか? 手にする者の心を侵す 己を侵す-それこそ毒- 巡り巡って死を招く物語。 これを読んだ誰もが使い道を想像するだ...
完全犯罪を実行できるはずの 媚薬ともいえるその名も-毒- 24時間経たないと死なないとなると 殺人には使えても、自殺には向かない そんな薬があったなら どう使うのか? 手にする者の心を侵す 己を侵す-それこそ毒- 巡り巡って死を招く物語。 これを読んだ誰もが使い道を想像するだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今まで人生40年間読まず嫌いをしていた赤川次郎さんの本を初めて読んだ。夏の100冊の景品に釣られただけだけれど、こういうことが起こるのがこのキャンペーンの良さ。 デスノート世代なので、この手の話を読むとまずそれを思い浮かべて比較してしまうのが良くない癖。 とはいえ、話の進み方はまったく違う方向である。読みが当たった部分もあれば外れた部分もあるが、最後のオチはなんとなくそうなるだろうな、という感じではある。ただ、発明した教授は毒の弱点を知ってたのではないかと思うんだが、そのへんに設定の甘さが少し。 あと、瓶のかたちが報道されてしまっていることに時代を感じるな。 とはいえ、終始非常に読みやすい本だった。赤川さんの本が流行るのも分かる。
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この本の鍵となる毒は、誰かに飲ませれば24時間後に誰にもバレることなくその人を殺すことができるモノで、その毒を使う殺人者の真理や、被害者に対する憎悪からくる殺人の動機など殺人者側の視点から楽しめる。また、いざ、簡単に人を殺せることになったときに、人はどのような行動、感情になるのか...
この本の鍵となる毒は、誰かに飲ませれば24時間後に誰にもバレることなくその人を殺すことができるモノで、その毒を使う殺人者の真理や、被害者に対する憎悪からくる殺人の動機など殺人者側の視点から楽しめる。また、いざ、簡単に人を殺せることになったときに、人はどのような行動、感情になるのかも楽しめる。殺人者は最終的にどんどん追い込まれる立場になるのもまたハラハラして面白い。
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