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ビタミンF の商品レビュー

3.8

609件のお客様レビュー

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電車の中で、きっとこ…

電車の中で、きっとこの人はビタミンFの主人公にあてはまるかもしれない。と思うこともたびたびある。ちょっと疲れたおじ様たちに、少し優しく接してあげたくなった作品。難しい年頃の子どもと、微妙な距離を保って接していく父親の姿は、なぜか他人事には思えない。昔を振り返ると、あー、親に心配か...

電車の中で、きっとこの人はビタミンFの主人公にあてはまるかもしれない。と思うこともたびたびある。ちょっと疲れたおじ様たちに、少し優しく接してあげたくなった作品。難しい年頃の子どもと、微妙な距離を保って接していく父親の姿は、なぜか他人事には思えない。昔を振り返ると、あー、親に心配かけてきたんだなぁ、と、しみじみ思った。親に感謝すると同時に、親って大変だなって思う。

文庫OFF

父親って大変だけど、…

父親って大変だけど、この短編には父親の温かみを感じました。

文庫OFF

短編集です。この中の…

短編集です。この中のどれかに必ず、懐かしさのようなものや共感を得られるものがあるように思います。著者のリアルな描写はちょっと痛いところをつかれることもありますが、読後なんだかほっかりする気持ちになります。

文庫OFF

直木賞受賞の七編の短…

直木賞受賞の七編の短編集。三十代後半から四十代前半にかけての中年男性の視点から描いた作品。いじめられる子供を持つ親、年頃の子供との距離感に悩む親、長く連れ添った妻との互いの信頼の崩壊、離婚した年老いた親の処遇・・・等。家族の中でそれぞれの居場所・係わりというものを鋭い視線で捉えて...

直木賞受賞の七編の短編集。三十代後半から四十代前半にかけての中年男性の視点から描いた作品。いじめられる子供を持つ親、年頃の子供との距離感に悩む親、長く連れ添った妻との互いの信頼の崩壊、離婚した年老いた親の処遇・・・等。家族の中でそれぞれの居場所・係わりというものを鋭い視線で捉えています。「エイジ」「ナイフ」「ビタミンF」三部作は現代の危機的状況を深く考えさせてくれます。

文庫OFF

日常どこの家庭にでも…

日常どこの家庭にでも起こりそうな出来事を納めた短編集。ちょっとしたことで家族のすれ違いや、子供たちとの距離感が生じ、それを修復するためには、大げさなことではなく些細なことが大事だというのを考えさせられました。日常忘れがちなことを思い出させてくれるような心温まる作品。ただ、短編集だ...

日常どこの家庭にでも起こりそうな出来事を納めた短編集。ちょっとしたことで家族のすれ違いや、子供たちとの距離感が生じ、それを修復するためには、大げさなことではなく些細なことが大事だというのを考えさせられました。日常忘れがちなことを思い出させてくれるような心温まる作品。ただ、短編集だと物足りなさを感じるのが残念。

文庫OFF

心のビタミン済

第124回「直木賞」受賞。なんかちょっと、疲れたな……。そんな時、「心のビタミン剤」として読みたい家族小説。父親、娘、妻、息子……家族だからこそ流れる、時にぎこちなく時に暖かい空気が感じられる短編集。

mari104

2024/09/24

今から約20年前程に発売された本であるため、ひと昔前の表現や流行りを感じるところもあったが、ちょうど自分が子供の頃に感じていた思いと共感できる部分があった。 ひとつ屋根の下で生活を共にする家族であれ、環境や周りの友人、元来の性格によって価値観は大きく異なってくる。成長するにつれて...

今から約20年前程に発売された本であるため、ひと昔前の表現や流行りを感じるところもあったが、ちょうど自分が子供の頃に感じていた思いと共感できる部分があった。 ひとつ屋根の下で生活を共にする家族であれ、環境や周りの友人、元来の性格によって価値観は大きく異なってくる。成長するにつれて、つい周りの人に合わせなければ、嫌われないようにと感じてしまい、また自分自身の性格上、無意識に子供にもそうしなさいと押し付けてしまうような気がする。 まだ子育ての経験はないが、いつか子供を育てるようなことがあれば、この本を子育てのバイブルの一つとしたい。

Posted byブクログ

2024/09/21

家庭で生じた何かしらのトラブル。それに対する主人公の葛藤がとてもうまく表現されていた。純度100のハッピーエンドではない、そのリアリティ故に感じる温かさに涙を誘われた。

Posted byブクログ

2024/08/16

40代に刺さりそうな作品。職場では上司、家庭内では父親の主人公が、仕事や家庭内のトラブルに直面しながらもがく、哀愁漂う短編集。どれもリアルで、ほっと温かい優しい気持ちになれる。親を経験していないからか、気付けば子どもの目線で読み進めることが多かった。子どもとのコミュニケーションが...

40代に刺さりそうな作品。職場では上司、家庭内では父親の主人公が、仕事や家庭内のトラブルに直面しながらもがく、哀愁漂う短編集。どれもリアルで、ほっと温かい優しい気持ちになれる。親を経験していないからか、気付けば子どもの目線で読み進めることが多かった。子どもとのコミュニケーションがうまくいかない、子どもが悩んでいることを掬い取ってあげられないとか、きっといろんな家庭にあり得る話だと思う。

Posted byブクログ

2024/08/12

心が折れるときには「ポキッ」と音がする。私にも経験があります。折れたら何かが始まります。悪いこととは限りません。

Posted byブクログ