ハミザベス の商品レビュー
すばる文学賞受賞作の…
すばる文学賞受賞作の「ハミザベス」と笑える「豆姉妹」の2編が収録。会話が延々と続く所があり、誰が喋っているのか判り辛い所もあるが、空気感がすごく心地よいです。
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何がどうだと説明しづ…
何がどうだと説明しづらい作品なのですが、突拍子もないけど静かなユーモアとちょっとした毒のある雰囲気。それをさらりと受け流している世界。なぜだかわからないけど残る温かさ。そんなところが魅力的な作品だと思います。
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すごくシンプルで、読…
すごくシンプルで、読み終わったとき、あれ、なんだったんだろうって感じ。でも、非常に直接的に表現していて、一行一行に一言の無駄もないって感じ。結構すごいですよ。
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一緒に入っている「豆…
一緒に入っている「豆姉妹」で何度も何度も声をあげて笑ってしまう。
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「ハミザベス」とは一…
「ハミザベス」とは一体何なのか?ひとつひとつのエピソードは決して軽くないのに、深刻ぶったりせずに淡々と物語は進む。シンプルな文章と少しユーモラスな雰囲気がいい。「豆姉妹」もたのしい。
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2つのお話。 今回も、不思議なことを躊躇なくしちゃう、気持ちは普通の主人公のおはなし。 あぁ、この、違和感のある自然さがくせになる。
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中を読むまでは、ハミザベスってハサミとか妖怪とかだと思ってた… 何気ない会話が続くシーンが多く、何気なさと作者の作為の間を漂っている感じがする。
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なるほど、女性作家にはこのような、なんと名付けてよいかわからないが、不思議系というか、語らず系というか、そのようなジャンルがあるようだと最近わかってきた。意味あるんだかないんだかわからぬエピソードが積み重なって、何処に行くかもわからぬまま流れ去るという感じ。 個人的には豆姉妹の方...
なるほど、女性作家にはこのような、なんと名付けてよいかわからないが、不思議系というか、語らず系というか、そのようなジャンルがあるようだと最近わかってきた。意味あるんだかないんだかわからぬエピソードが積み重なって、何処に行くかもわからぬまま流れ去るという感じ。 個人的には豆姉妹の方が好み。寄り道するのも大事なことである。
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再読。「ハミザベス」も「豆姉妹」も、強烈な出来事だろうと珍しくない(であろう)悩み事だろうと、全部が何でもない事みたいにさらさら流れていく文章が大好き。
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【本の内容】 はたちになる直前、ハムスターとマンションを相続した、まちる。 実家を出て、一人暮らしを始めるが…。 奇妙な設定を静かなユーモアで包んだ、注目作家のデビュー作ほか『豆姉妹』収録。 第26回すばる文学賞受賞作。 [ 目次 ] [ POP ] なんというか実に...
【本の内容】 はたちになる直前、ハムスターとマンションを相続した、まちる。 実家を出て、一人暮らしを始めるが…。 奇妙な設定を静かなユーモアで包んだ、注目作家のデビュー作ほか『豆姉妹』収録。 第26回すばる文学賞受賞作。 [ 目次 ] [ POP ] なんというか実にあっけらかんとした小説だ。 登場人物達の意外な設定に驚き、話がどんどん思いもよらない方向へ転がってびっくりする。 「ハミザベス」では、今まで会ったこともなかった父が死に、まちるは父と一緒に住んでいた若い女性からハムスターと遺産のマンションを譲り受け、そこに住むことに。 更年期障害に苦しむ母。 突然の明らかになる出生の秘密。 「豆姉妹」では、看護婦だった姉が突然SMクラブの女王様に転職。 姉にそっくりの妹は、そんな行動に戸惑いを隠せない。 そしてなぜか衝動的に髪型をアフロにする。 こう書くと余談を許さないような展開になっていきそうでしょう? 確かになってゆく。 でも、読後は「ふーん」という感じ。 他人から見るとずれているように見えるけど、本人にしてみればいたって普通の日常なの。 そんな風に描き出してしまうこの作者って、いったいどんな冷静な観察眼を持っているのやら。 不思議だ。 それにしても印象は強くないのに、この作風にははまるし面白い。 他の作品も読みたくなる。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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