しゃべくり探偵 の商品レビュー
短編集です。短編それ…
短編集です。短編それぞれ面白いのですが、題に『しゃべくり』とあるように会話のみで成り立っていることがもっとも特徴的な小説。
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「番犬騒動」「洋書騒…
「番犬騒動」「洋書騒動」「煙草騒動」「分身騒動」の4編からなる。 それぞれが繋がりを持っていて、楽しめる。 ただ、ほぼ会話で書かれているのと大阪弁であることが私にはちょっと読みづらかった。
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会話、書簡、電話など…
会話、書簡、電話など、さまざまな形式ではありますが基本は「しゃべくり」と「解決編」で構成された推理ミステリ。最初は、話をまぜっかえすようなボケとつっこみの応酬でなかなか進まない話にもどかしいのですが、なれるとテンポよく読めるかも。推理部分はなかなか正調安楽椅子探偵としてはおもしろ...
会話、書簡、電話など、さまざまな形式ではありますが基本は「しゃべくり」と「解決編」で構成された推理ミステリ。最初は、話をまぜっかえすようなボケとつっこみの応酬でなかなか進まない話にもどかしいのですが、なれるとテンポよく読めるかも。推理部分はなかなか正調安楽椅子探偵としてはおもしろいです。
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第一作目は読んでてほんと苦痛だった。何度か投げ出そうかと思ったくらい。あと結末もひどい。 ああいう作りって文章じゃ難しいよね。たぶん、上手な漫才師が同じことしゃべるとかなり面白いと思うんだけど。 第二作目以降はようやく面白くなってきた。 全体としてかなり無理がある論理というか設...
第一作目は読んでてほんと苦痛だった。何度か投げ出そうかと思ったくらい。あと結末もひどい。 ああいう作りって文章じゃ難しいよね。たぶん、上手な漫才師が同じことしゃべるとかなり面白いと思うんだけど。 第二作目以降はようやく面白くなってきた。 全体としてかなり無理がある論理というか設定というかなんだけど、それもまたよし。
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登場人物の名前がホームズものに由来していて、地の文がなく会話や手紙やファックスで展開していきます。 4つの短編が収めれれていますが、時系列的につながっていて、第一話にその後の話の伏線が張られています。 解説で 「最後には一本に収斂されるといった多重構成で、こんな凝った造...
登場人物の名前がホームズものに由来していて、地の文がなく会話や手紙やファックスで展開していきます。 4つの短編が収めれれていますが、時系列的につながっていて、第一話にその後の話の伏線が張られています。 解説で 「最後には一本に収斂されるといった多重構成で、こんな凝った造りの作品がどこにあるものか!?」 と書かれています。 ところで、探偵役のフルネームは 保住純一。相方は 和戸晋平。 第二章にしか記述がなかったと思うので、メモしておきます。 保住の安楽椅子探偵ぶりはすごいもので、超能力者並みです。 私も普段の生活で、こんな能力を持っていれば、ちょっとした名探偵を気取れて楽しい日常を送れそうだと思ったり。 (でも、最後の章だけは何となく想像がつきました。) 本書が名作であることは疑いないことなのですが、少し納得できないトリックについて疑問に思うことをツッコんでおきます。 以下、ブログにて。 少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!) しゃべくり探偵 黒崎緑 第2話トリックの検討 https://sfklubo.blog.jp/archives/12884335.html
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会話もしくは手紙のやり取りだけで話が進み、地の文が一切ない変わった小説。 全編関西弁で書かれているけど、読んでてこんなに疲れるとは思わなかった。 コテコテの関西弁で、頻繁にボケたり脇道に逸れたりで話がなかなか本筋に入らず苛々してしまう。 探偵は話を聞いただけで完璧に推理してしまい...
会話もしくは手紙のやり取りだけで話が進み、地の文が一切ない変わった小説。 全編関西弁で書かれているけど、読んでてこんなに疲れるとは思わなかった。 コテコテの関西弁で、頻繁にボケたり脇道に逸れたりで話がなかなか本筋に入らず苛々してしまう。 探偵は話を聞いただけで完璧に推理してしまい、最早超能力の域。
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安楽椅子もの。副題が「ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険」 ワトソン役の和戸くんが遭遇した事件を友人の保住に話して聞かせ、彼が謎を解くという形。四話入ってる短編集で、うち三話がタイトルどおり全て会話文。残り一つがファックスによる書簡のやり取り。文面は口語だからほとんど会...
安楽椅子もの。副題が「ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険」 ワトソン役の和戸くんが遭遇した事件を友人の保住に話して聞かせ、彼が謎を解くという形。四話入ってる短編集で、うち三話がタイトルどおり全て会話文。残り一つがファックスによる書簡のやり取り。文面は口語だからほとんど会話してるのと変わらない。 解決が論理的だとかそういったことは一切考えず、とにかくさらりと読み流す作品だと思う。安楽椅子ものだからそういう可能性があるとしか言えないし。読み流せる作品。 会話は面白いし、読むのもある程度は苦にならない。途中、保住のボケがしつこすぎてうんざりするところがあるくらい。和戸くんの台詞じゃないけど「早う、結論を言え!」って気分。 ただ、どうでもいい会話にしか見えないところでも重要な伏線だったりして、きちんと取り入れている辺りはすごいと思う。 抜粋。「その一 番犬騒動」のラスト。 「なんでやねん! ええ加減にせえ。おまえとは、やっとれんわ」 「ほな、さいなら~」 05.08.18
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3+ やり取りのクドさが特徴なのかな。無理に本家のキャラを重ね合わせることもないとは思うが、そうするとどうも登場人物の性格が今一つ掴みにくいのは、私が非関西人だからかもしれない。紛うことなき本格だし、解決までの過程も面白いのだが、もう少し謎そのものに魅力があれば。
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なかなか面白いシャーロック・ホームズのパロディものです。関西のお笑いのり&ホームズが好きならば楽しく読めると思います。 ちょっとだけネタバレは http://d.hatena.ne.jp/ha3kaijohon/20120521/1337587080
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連作短編集で四話構成。会話劇→FAXでの文通→電話劇→再び会話劇、となっている。 台詞の掛け合いがベッタベタの漫才方式なので、そういうのが笑って流せる人向け。ただし、やはりミステリ小説なので、最後まで油断しないように。 学生劇の脚本作りの参考書にももってこい、と思います。
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