薔薇の女 ベランジュ家殺人事件 の商品レビュー
異常性欲と社会的理性が交錯するとき 両性具有者を模した人肉人形が企画制作される ビューティフルドリーマーがその子宮より産み落とした悪夢である
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途中でつまんなくなったので完読せず。なんだかキザったらしい主人公。シリーズ物らしいのでキャラクターが分からないせいでつまらないのかも。
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過去二作は難しいながらも、そこが面白いと感じていました。 本作でも、思想に関することが盛り込まれていますが どうも事件と思想のやり取りが噛み合わなくて… 事件自体はかなり平易で、推理の苦手な私にもほぼわかりました。 この人の作品は、謎解きと言うより、思想を伝えたい?ようなので 大...
過去二作は難しいながらも、そこが面白いと感じていました。 本作でも、思想に関することが盛り込まれていますが どうも事件と思想のやり取りが噛み合わなくて… 事件自体はかなり平易で、推理の苦手な私にもほぼわかりました。 この人の作品は、謎解きと言うより、思想を伝えたい?ようなので 大きな問題では無いのかもしれませんが… ちょっと拍子抜けしました。
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前2作に比べても「推理小説」の体裁はしっかり取ってるんですが、その分思想観の部分はかなり薄味になってしまいました。 特に第一作は「読みにくい〜その薀蓄いらない〜」とぼやいてたんですが、ここまで薄くなると逆に物足りないなあ・・・。
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派手な猟奇連続殺人事件である。バラバラにした肉体を組み立てるという発想は、二階堂黎人も真っ青なスプラッターだし、島田荘司を思わせたりもするのだけど、やっぱりこの作者らしく、哲学の話へスルスルとシフトしていく。でも、このシリーズの他の作品に比べれば、すっと「普通の」ミステリだ。 ...
派手な猟奇連続殺人事件である。バラバラにした肉体を組み立てるという発想は、二階堂黎人も真っ青なスプラッターだし、島田荘司を思わせたりもするのだけど、やっぱりこの作者らしく、哲学の話へスルスルとシフトしていく。でも、このシリーズの他の作品に比べれば、すっと「普通の」ミステリだ。 猟奇連続殺人事件が、妙にちまちまとしたアリバイ崩しになっていく前半にはちょっと物足りなかったけど、ミステリ読者の思いこみの裏をついたようなどんでん返しのある後半はおもしろかった。 が、いずれにしても、次に来る傑作「哲学者の密室」の前哨戦という感じ。 2008/5/15
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■天使的なるものの耐えられない重さ 火曜日の深更、独り暮らしの娘を絞殺し屍体の一部を持ち去る。現場には赤い薔薇と血の署名―映画女優を夢見るシルヴィーを皮切りに、連続切断魔の蛮行がパリ市街を席捲する。酷似した犯行状況にひきかえ、被害者間に接点を見出しかねて行き詰まる捜査当局……。...
■天使的なるものの耐えられない重さ 火曜日の深更、独り暮らしの娘を絞殺し屍体の一部を持ち去る。現場には赤い薔薇と血の署名―映画女優を夢見るシルヴィーを皮切りに、連続切断魔の蛮行がパリ市街を席捲する。酷似した犯行状況にひきかえ、被害者間に接点を見出しかねて行き詰まる捜査当局……。事件のキーワードを提示する矢吹駆の現象学的推理が冴える、シリーズ第3弾!
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前二作に比べると、一番とっつきやすくて読みやすかった。ほとんど前置きもなく、序盤からど派手に猟奇無差別殺人事件起こってるしね。ミッシングリンクの謎と殺人現場の華やかさにうっとり(爆)。 案外犯人も分かりやすいんだけれど(犯人候補が少ないもの)、例により一筋縄じゃあ終わらなかったの...
前二作に比べると、一番とっつきやすくて読みやすかった。ほとんど前置きもなく、序盤からど派手に猟奇無差別殺人事件起こってるしね。ミッシングリンクの謎と殺人現場の華やかさにうっとり(爆)。 案外犯人も分かりやすいんだけれど(犯人候補が少ないもの)、例により一筋縄じゃあ終わらなかったので満足。そしてようやく宿敵ニコライ登場(ちょっとだけだけど)で、否が応にも次作への期待が倍増。
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矢吹駆シリーズ 女を殺害し身体の一部をうばう猟奇殺人。「アンドロギュヌス」の謎。ニコライ・イリイチを追う矢吹駆。「アンドオロギュヌス」の犯行が行われる夜に上映されるドミニク・フランスの映画との関係。ドミニクの双子の息子たちとアルジェリアの動乱。ベアトリス・ベランジュとポール・ブ...
矢吹駆シリーズ 女を殺害し身体の一部をうばう猟奇殺人。「アンドロギュヌス」の謎。ニコライ・イリイチを追う矢吹駆。「アンドオロギュヌス」の犯行が行われる夜に上映されるドミニク・フランスの映画との関係。ドミニクの双子の息子たちとアルジェリアの動乱。ベアトリス・ベランジュとポール・ブルレーの殺害死体。アルベール・べランジュと弟・ジルベールの関係。 2010年7月30日再読
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矢吹駆シリーズ3作目。初期三部作のラストを飾るこの小説。ナルシストがうんたらかんたらっていうくだりがおもしろかった。
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前2作と比べたら格段に読みやすい。 けれど楽しみも面白さもキチンと保っていられる作者に脱帽。 以降の作品が楽しみになりました。
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