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人でなしの恋 乱歩 12 の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2019/01/16

『百面相役者』 ある劇場でみた百面相芸人。あまりの変装の見事さに驚く男。ここ最近起きる奇妙な墓泥棒の謎。男の友人Rの推理。 『一人二役』 妻との生活にあきた男が妻に仕掛けた罠。他人になりすまし布団に入る。布団に入り込んだ男に恋をした妻。他人に恋した妻に対する嫉妬。 『疑惑』 ...

『百面相役者』 ある劇場でみた百面相芸人。あまりの変装の見事さに驚く男。ここ最近起きる奇妙な墓泥棒の謎。男の友人Rの推理。 『一人二役』 妻との生活にあきた男が妻に仕掛けた罠。他人になりすまし布団に入る。布団に入り込んだ男に恋をした妻。他人に恋した妻に対する嫉妬。 『疑惑』 酒乱の父親の殺害事件。何者かになたの様なもので頭を割られている。妹や母親の怪しい行動。事件現場近くの祠にかくされた秘密。 『接吻』 新婚の妻が写真に接吻する所を見てしまった山名氏。疑惑を向けた相手は上司である村山課長。疑いのあまり辞表を出してしまった山名氏。 『踊り一寸法師』 サーカスでの宴会の席。一寸法師と呼ばれる豆蔵に絡む人々。無理やり酒を飲まされ侮辱された豆蔵。宴会の席で行われた豆蔵の奇術。串刺しにされ首を切られる美女。 『覆面の舞踏者』 ある集まりに参加した男。友人の井上次郎に誘われた仮面舞踏会。どこの誰とも知らぬ女と一夜を共にするが・・。相手の女は井上の妻。はたして自分の妻は? 『灰神楽』 同じ女を争う奥村を撃ち殺した男。事件当時に飛び込んだ野球のボール。自分に疑惑が向けられた時、男が奥村の弟に告げた嘘。火鉢の灰にかくされた秘密。 『モノグラム』 かつて憧れていた女性が持っていた紙入れに入れられていた自分の写真。妻との間に不満を持っていた男の夢。妻が語る真実をあこがれの女性の正体。 『人でなしの恋』 新婚の夫の奇妙な行動。土蔵の中にかくされた秘密。妻が目撃した夫の恋人の正体。 『木馬は廻る』 2009年2月16日購入 2009年2月20日初読

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2009/10/04

初の江戸川乱歩作品。 あとがきでマイナー作品集だったということを知ったのですが、それでもすごく良かったですよ。 他にも読みます。

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2009/10/04

JET氏という漫画家が表題作「人でなしの恋」をコミカライズしており、原作が気になって購入したもの。 江戸川氏の長編は何度か読んだものの、あまり好みではなかったため、短編を読むことも無かったのだが、これを読んで再度江戸川氏を読み返すことになった。 読んでみて分かったのだが、私は長編...

JET氏という漫画家が表題作「人でなしの恋」をコミカライズしており、原作が気になって購入したもの。 江戸川氏の長編は何度か読んだものの、あまり好みではなかったため、短編を読むことも無かったのだが、これを読んで再度江戸川氏を読み返すことになった。 読んでみて分かったのだが、私は長編より短編のほうが江戸川氏の作品では好みらしい。 人でないものに恋をしてしまい最後は心中までしてしまう表題作「人でなしの恋」も良かったのだが、どろりとした狂気を感じる「踊る一寸法師」がこの作品集の中ではお気に入りだ。

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2009/10/04

乱歩のマイナーな作品集。 そこまで有名じゃない作品ばかり集めたとはいえ、流石は乱歩。 楽しませてくれた。 いかんせん、サービス精神旺盛な作者の性分か、どうも話しが見え透いている感はある。

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2009/10/04

人でなし(=鬼畜)なお兄さんが恋をする話なんじゃないかと勝手に思っていましたが人でなし(=人外)との恋のお話だったんですね!なんていうか、普通に、好きなお話だ…

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2010/01/01

人形に恋をしてしまうというのが、なんとも切ない、 小さい時に似た経験をしてる人も少なくないんじゃないかなぁと思いました。

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2009/10/04

江戸川乱歩作品で大好きな短編です。 俗に言うと、扱われているテーマは一種の”狂気”なのに、美しくて、何処か気高い感じもあって。 読んでいると世界に危ないほどにのめりこんじゃう自分がいます。

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2009/10/04

収録作品: 百面相役者/一人二役/疑惑/接吻/踊る一寸法師/覆面の舞踏者/灰神楽/モノグラム/人でなしの恋/木馬は廻る

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2009/10/04

江戸川乱歩といえば明智小五郎ですが、今回は短編集 をあげてみました。表題作の『人でなしの恋』は映画 化もされた短編で、乱歩の作品の中で一番好きな話で す。 ずっと憧れていた青年のもとに嫁いだ、ある女性の告 白。無口ながらも自分のことを愛してくれている夫と の生活にひずみが生まれ...

江戸川乱歩といえば明智小五郎ですが、今回は短編集 をあげてみました。表題作の『人でなしの恋』は映画 化もされた短編で、乱歩の作品の中で一番好きな話で す。 ずっと憧れていた青年のもとに嫁いだ、ある女性の告 白。無口ながらも自分のことを愛してくれている夫と の生活にひずみが生まれ始めたのは、半年ほどたった ある夜の出来事だった……。 さて、蔵の中で交わされていた恋は、一体なんだった のでしょうか。是非深夜に読んで見てください。

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