大いなる眠り の商品レビュー
チャンドラー長編7作も残りあと二つ。この「大いなる眠り」はマーロウの出る初の長編ということで、マーロウのタフさと小気味のいいセリフが強調されてるような気がする。特に依頼者の将軍のパツキン娘からコナをかけられてもビクともしないマーロウのくだり、「私はベッドのところへ戻り見下ろした。...
チャンドラー長編7作も残りあと二つ。この「大いなる眠り」はマーロウの出る初の長編ということで、マーロウのタフさと小気味のいいセリフが強調されてるような気がする。特に依頼者の将軍のパツキン娘からコナをかけられてもビクともしないマーロウのくだり、「私はベッドのところへ戻り見下ろした。枕には彼女の頭のあとが、シーツには彼女の小さな腐った肉体のあとが、まだ残っていた。私はからにしたグラスを置き、めちゃくちゃにベッドをぶち壊した」最高です。
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双葉十三郎訳の「大いなる眠り」読み終わった。 時代がかってていいわぁ マーロウが「拙者はすこぶるりこう者でござる」とか言うんやで 時代劇かっ! かっこ良さはだいぶ目減りしてたけど、日活の和製ハードボイルド映画を見ているような楽しさがありました。 しかし、これとっくに絶版にな...
双葉十三郎訳の「大いなる眠り」読み終わった。 時代がかってていいわぁ マーロウが「拙者はすこぶるりこう者でござる」とか言うんやで 時代劇かっ! かっこ良さはだいぶ目減りしてたけど、日活の和製ハードボイルド映画を見ているような楽しさがありました。 しかし、これとっくに絶版になってるかと思ったらえらいお洒落な表紙でまだでてるんだね、多少の改訳ははいってるんだろうか 早川の清水訳はよんだことあるんで、いずれ機会あったら村上春樹訳も読み比べてみたい。 面白かったけど、これからチャンドラー読む人は、たぶん村上訳がいいんじゃないかな。 (内容についての感想が一切ないな…) 初版1959/8/14 38刷 1982/3/26
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ハードボイルドの古典的名作だけれど、今読むと特別な印象は受けない。もう少し楽しめると思っていたので少し残念だった。
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上司が誰かを叱っているところに同席したり、 何か深刻な話をしている時、 つい、おかしなことを言ったり、笑いを洩らしたり。 本気で、強く部下を叱るときはともかく、 何かミスを指摘するときでも、つい 笑いをおまけにつけてしまう。 深刻すぎる時間が窮屈なのかな。耐え難...
上司が誰かを叱っているところに同席したり、 何か深刻な話をしている時、 つい、おかしなことを言ったり、笑いを洩らしたり。 本気で、強く部下を叱るときはともかく、 何かミスを指摘するときでも、つい 笑いをおまけにつけてしまう。 深刻すぎる時間が窮屈なのかな。耐え難いと言いますか。 フィリップ・マーロウは名セリフで有名ですが、 今回読み直してみると、重い現実をさらりとかわすための ひとつのテクニックなのでは?と感じた。 何しろ、彼のホームグラウンドは、血と硝煙の臭いが充満する世界だから。
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くーたまらん、文句の付け所もない、リアルでカッコ良くてテンポのいい推理小説。 最後まで飽きずに読める。
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ストーリーが少々わかりづらかったのと、「モチ」「うふう」はないだろうと・・・。 ハードボイルドな男はイマドキの言葉など使ってはいけないのですよ、多分。 淡々としたこの訳、私は嫌いではありません。潔く、誇り高く生きる・・そんな人は今、どれだけいるのかわかりませんが、私自身はハードボ...
ストーリーが少々わかりづらかったのと、「モチ」「うふう」はないだろうと・・・。 ハードボイルドな男はイマドキの言葉など使ってはいけないのですよ、多分。 淡々としたこの訳、私は嫌いではありません。潔く、誇り高く生きる・・そんな人は今、どれだけいるのかわかりませんが、私自身はハードボイルドな女として生きて行きたいと思ってま~す。
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いつもいろいろな場面を想像しながら読むため、時代背景が古い物は苦手な私。 でもこれだけハードボイルド好きと思っているくせに チャンドラーを読まない訳にはいかないだろう!と発表された順に読み始めた。 「プードル・スプリングス物語」は大好きなロバート・B・パーカーのものを 読んでいた...
いつもいろいろな場面を想像しながら読むため、時代背景が古い物は苦手な私。 でもこれだけハードボイルド好きと思っているくせに チャンドラーを読まない訳にはいかないだろう!と発表された順に読み始めた。 「プードル・スプリングス物語」は大好きなロバート・B・パーカーのものを 読んでいたけれど…。 結果やっぱり読んでよかった。古くてもたいして違和感なく読めたのは 現代の作家の中にもファンが多いチャンドラーならではってことなのかしら。
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フィリップ・マーロウ・シリーズ スターンウッド将軍からの依頼。娘の借金をネタにゆすりをかける男の調査。本屋ガイガーを調べるマーロウ。ガイガーの死体。同じ家にいたカーメン。カーメンの裸体写真。消えたガイガーの死体。将軍を強請るジョー・ブロディーの死。クラブ経営者エディー・マースと...
フィリップ・マーロウ・シリーズ スターンウッド将軍からの依頼。娘の借金をネタにゆすりをかける男の調査。本屋ガイガーを調べるマーロウ。ガイガーの死体。同じ家にいたカーメン。カーメンの裸体写真。消えたガイガーの死体。将軍を強請るジョー・ブロディーの死。クラブ経営者エディー・マースとヴィヴィアンの消えた夫の関係。 2010年10月26日読了
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ストーリー、全体の雰囲気は申し分ない。 けれど、訳が古臭くて読んでいてつらい。 版権の都合で難しいだろうけど、村上春樹の新訳が待たれる。
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2009年6月3日読了。私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するシリーズ第1作で、ハードボイルドの古典。大いにやせ我慢し、口を開けばからかうような冗談ばかり、女性にはそっけない、命知らずのタフガイ・・・。読んでいる間のやるせないようなすかっとするような、重いような軽いようなこの感覚...
2009年6月3日読了。私立探偵フィリップ・マーロウが活躍するシリーズ第1作で、ハードボイルドの古典。大いにやせ我慢し、口を開けばからかうような冗談ばかり、女性にはそっけない、命知らずのタフガイ・・・。読んでいる間のやるせないようなすかっとするような、重いような軽いようなこの感覚がハードボイルドか。マーロウは少々やせ我慢が過ぎるというか、結構行き当たりばったり?下手すると死ぬようなシーンも多々見受けられるが、作中で降り続く雨のように、独特のムードに浸って読み進めることが出来た。萩原浩の「ハードボイルド・エッグ」などで茶化されるように、確かにこの世界は、古典。
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