縁起のいい客 の商品レビュー
吉村氏の小説が生まれた背景、裏話が短いエッセイとして語られる。著者が空襲の米軍機の操縦者の黄色いマフラーを見たという記憶を半藤一利との対談で信じてもらえず、半藤氏が調べたところ間違いない事実、ドゥリットル隊長機だと分かった!この話が印象的。それほど低空飛行で襲ってきていたとはびっ...
吉村氏の小説が生まれた背景、裏話が短いエッセイとして語られる。著者が空襲の米軍機の操縦者の黄色いマフラーを見たという記憶を半藤一利との対談で信じてもらえず、半藤氏が調べたところ間違いない事実、ドゥリットル隊長機だと分かった!この話が印象的。それほど低空飛行で襲ってきていたとはびっくりである。書のタイトルは著者が家の近くの飲食店で「縁起のいい客」と言われながら実は貧乏神で次々閉店していったので、小さくなって大人しく飲んでいるという何ともユーモラスなお話し。
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やはりエッセイもうまい。取材の小話や、なんともない話でも余韻があって良い。宇和島の鯛飯はわたしも好きだ。
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