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彩の女(上) の商品レビュー

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2018/04/01

丹後ちりめんの里でひっそりと暮らすせい子。ひとり娘の佳奈は上京し、姉夫婦が営む銀座の呉服屋の看板娘として働いていた。 ある日、京都で二人の男性が佳奈に目を留めたところから物語は動き出し、母と娘、複雑に絡み合うそれぞれの愛の苦悩を描く。 陳腐な表現だが、まさに運命のいたずらに翻弄さ...

丹後ちりめんの里でひっそりと暮らすせい子。ひとり娘の佳奈は上京し、姉夫婦が営む銀座の呉服屋の看板娘として働いていた。 ある日、京都で二人の男性が佳奈に目を留めたところから物語は動き出し、母と娘、複雑に絡み合うそれぞれの愛の苦悩を描く。 陳腐な表現だが、まさに運命のいたずらに翻弄される佳奈。平岩氏の作品の多くにもれず、多くの登場人物たちがあちこちで繋がり、まさかと思うような偶然が次々と起こる。それでも白けないのはやはり物語の展開の速さとせい子の生き方の芯がぶれず、物語を貫いているからだろう。 やはり読み始めると止まらなかった。

Posted byブクログ