日本人を考える の商品レビュー
40数年前の対談のはずが現代の問題を話してるような感じもした。当時から未だに解決出来てないような事も多く話されており、つくづく人間というのは進歩しないんだなと思う。
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日本人を考える 司馬遼太郎対談集 司馬遼太郎は 対談の名手である。 相手の持つよさを うまく引き出して、知の輝きが増す。 昭和44年(1969年)から昭和46年の間の対談集。 その時代からかなりたっているが、 日本の思想の底流が明確になっているような気にもなる。 梅棹忠夫、 ...
日本人を考える 司馬遼太郎対談集 司馬遼太郎は 対談の名手である。 相手の持つよさを うまく引き出して、知の輝きが増す。 昭和44年(1969年)から昭和46年の間の対談集。 その時代からかなりたっているが、 日本の思想の底流が明確になっているような気にもなる。 梅棹忠夫、 日本は無思想時代に入った。 大企業に入るとは 藩に属するようなもの。 ギターを楽しんで弾いて生きていくことが不思議でなくなっている。 犬養道子、 相対的思考のなかで あっけらかんとして生きている。 ヨーロッパの理詰め的な対話はつかれる。 なぜ 絶対なものをもとめたのか。 祖父が 首相だったが 殺されたことによる 絶対を求める力が強かった。 梅原猛、 真善美。は 宗教の求めるもの。 南無阿弥陀仏と南妙法蓮華経。 弥生文化と縄文文化の潮流がある。 浄土宗、浄土真宗は 死の論理。 日蓮からは 新興宗教が産まれている。 日蓮は生の論理。そして、縄文的だ。 利とはなれることが宗教であったが 創価学会は利を求めている。 それは 日蓮を系譜としない 新たな宗教。 信長は近代を切り開いた。 無神論者となり、奇妙なものは徹底して破壊した。 比叡山、一向宗教、 向坊隆、 日本はエネルギーの問題をさけて通ることができない。 石油は いつ枯渇するのかわからない。 原子力はコストが安いが それ以外のコストがかかる。 残された灰をどう保存するのか。 地震が多く、地下水が多い、狭い国で。 高坂正堯、 攘夷のエネルギーが、明治維新を作った。 しかし、開国は、先の見えるものたちによって、当然だった。 薩摩藩は、開国だったが、薩英戦争で、攘夷のように見えた。 長州は、イギリスとの戦いをすることで、 攘夷から開国に変更することができた。 上杉は理解していた。 勝海舟は、政治家のように言われるが、評論家だった。 幕府には、政治家が、いなかった。 長州が、陸軍の基礎になったのが、悲劇を産んだ。 奇兵隊の延長で、猛攻に次ぐ猛攻。糧食は敵に求むというわけで、 補給なんか考えない。 無能な精神主義がまかり通った。 司馬遼太郎は言う。 日本の歴史の政治家で四人あげよといわれたら、 信長、秀吉、家康、それに大久保利通をあげる。 政治に教科書はない。人生に教科書はない。 辻悟、 子は親を批判することによって、自分を作ることが出来る。 陳舜臣、 日本人は、騎馬民族。緊張した臨戦体制。 富士正晴、 寝転んで、大阪弁で吠える。 桑原武夫、 理屈が話せて、しかも感情表現が豊かな日本語。 日本語は変化し、進化する。 人々を感動させる文章。 形式論理から見ると非合理的で、心理的には納得させる論理がある。 貝塚茂樹、 日本語は、イデオロギーが成立しない。 気分として、語ろうとする。 毛沢東は、聖人である。 中国人は、繰り返しが好きな民族。 山口瞳、 司馬遼太郎の東京にくしに、山口。タジタジ。 今西錦司 氷期には、対応したが、氷期が終わる時の気候の変化に対応できなかった。
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日本人には任侠は根付いていない。長い歴史の中で、どの時代でも国を信じることが出来たために日本人には小集団の任の発想がない。一方隣国、中国の民衆には現代でも根強く任がいきわたっている。彼らにとって国家の支配者はいずれ誰かにとって代わられるものという認識があるのだ。なので家族や身内...
日本人には任侠は根付いていない。長い歴史の中で、どの時代でも国を信じることが出来たために日本人には小集団の任の発想がない。一方隣国、中国の民衆には現代でも根強く任がいきわたっている。彼らにとって国家の支配者はいずれ誰かにとって代わられるものという認識があるのだ。なので家族や身内に発生する任とは、現代でも彼らの生命維持に関わる重要なことなのである。
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梅棹忠夫、犬養道子、梅原猛、向坊隆、高坂正堯、辻悟、陳舜臣、 富士正晴、桑原武夫、貝塚茂樹、山口瞳、今西錦司、各氏との対談。1978年の第1刷ながら、現在の予言となったような部分も多々。わかりあっている部分、全くわかりあえていない部分、全て含めて面白かったです。
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知的訓練に耐える体質を学生に与えることができるのが大学。 日本はまわりが海だから頭から単一民族だと思っている。 だからよその国に対して幻想を抱く。 バチカンの焼き討ちなんてことはゲルマンのバンダル族でも感gな得なった。そんなことを信長はやってしまった。 無知こそ行動のエネル...
知的訓練に耐える体質を学生に与えることができるのが大学。 日本はまわりが海だから頭から単一民族だと思っている。 だからよその国に対して幻想を抱く。 バチカンの焼き討ちなんてことはゲルマンのバンダル族でも感gな得なった。そんなことを信長はやってしまった。 無知こそ行動のエネルギーというのは江戸時代からある。 日本人は文字が読めて島国根性だったから官僚制度が機能している。 塾のような個人的子弟関係が教育の要になる。
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旅の途中で読みまさに、目からウロコの印象。 薩摩が琉球を統治した経験があり、 それが大久保を生んだの部分はまさに深く感動。 なぜだか俺は大久保が好き笑
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2月に大阪の司馬遼太郎記念館に行って、触発されて購入しました。しばし、積読でしたが、今週初めから再読して一気に読了しました。司馬氏と当時の知の巨匠達の対談、現在でも通じる示唆や思慮があり、驚きです。やはり歴史的認識は大事ですね!
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下記12名との対談集 梅棹忠夫 犬養道子 梅原猛 向坊隆 高坂正堯 辻悟 陳舜臣 富士正晴 桑原武夫 貝塚茂樹 山口瞳 今西錦司
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40年くらい前の本だけど、多くの示唆に富む。今でも通じる内容も多いし。今の日本を司馬遼太郎が見たら何ていうのかな。興味深い。
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昭和47年頃の対談集です。現在読んでもまったく色褪せてないのには感動すら覚えます。あの頃の日本に比べて今の日本は良くなってるんでしょうか。ねぇ司馬さん?
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