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富豪刑事 の商品レビュー

3.6

174件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/09/23

筒井さんの作品は「時かけ」しか読んだことがなかったのですが、雰囲気は全然違うのにきちんと面白くて、細かいこはにぐずぐず気にせずエンターテイメントとして楽しめた一冊でした。でもやっぱり皮肉が効いています。主人公は大富豪なのに、なんでしょうこの可愛らしさ。素朴すぎる…(良い意味で)

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2011/09/19

大好きだったドラマの原作。 ミステリーが本業ではないという筆者はあらゆる場面でそれを主張する。 その緩さを微笑みながら読めたら楽しめる。もっと精巧に作れ!とか、プライドはないのか!と思えばそれまで。 個人的には「馬鹿馬鹿しさの美学」みたいなものを感じて満足!

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2011/09/16

「SFの鬼才のミステリー」 どこか馬鹿らしいけど、 ハマってしまう刑事もの。 名前のとおりお金持ちの刑事大助。 お金を使って事件解決。 金は命より重いってやつか。

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2011/07/24

作者独特な推理小説の展開と突拍子のないストーリーが面白かった。 以前女性が主人公の似たようなドラマがあった気がするが、これが原作だろうか?

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2011/06/22

ドラマで主人公が女性になっちゃってちょっとびっくりだった本。 事件を解決するのにもんのすごいお金使っちゃうってのは、あり得ないだけに笑えて面白い。 推理小説としても読み応えあるので、おすすめの本です。

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2011/06/08

登場人物たちのキャラクターが楽しい。 筆者の遊び心やユーモアセンスが光ります。 あまり期待していなかったせいか、推理小説としても思ったより真っ当だと感じました 事件のトリックだとかよりも、「富豪」という特徴の使い方がおもしろいです。 署長がいいですね、署長。

Posted byブクログ

2011/06/06

SF作家のミステリー! やっぱり筒井作品、キャラクターが魅力的★ 4編とも刑事が富豪である必要性(お金の使い方)が違ってて 、そんな方法が?って。流石!

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2011/06/03

SFの奇才によるミステリー。やっぱり文才は冴えているが、専門外やからちょっとお粗末な作り。 挑戦する姿勢はすごいと思う。

Posted byブクログ

2011/05/23

筒井康隆さんの昭和59年の作品。 ドラマにもなっててそれはテレビで見た。 突拍子も無いような設定の主人公で、その設定を楽しむという小説なのかな、これは。一応推理小説風で、話もそれらしくすごく面白いと思った。ただ、文体が時々、昭和臭いというか白々しかったり単に寒かったりした。

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2012/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「富豪刑事」3 著者 筒井康隆 出版 新潮社 p75より引用 “宮本鋳造という会社は特殊技術によって特殊な製品を別注で 作る会社でしたから、宮本社長の高度な技術的才能と 手腕なしには成立不可能、運営不可能だったのです。” 一本8,500円の葉巻を途中で惜しげもなく捨てるような、 そんな大金持ちであり刑事である主人公の、 大金持ちならではの捜査手段で事件を解決するお話。 囮捜査や誘拐事件など、 バラエティーに富んだ全4話構成となっています。 上記の引用は、 密室殺人の被害者に関する情報の一部。 技術者が突然亡くなることによって会社自体が無くなる、 技術の伝承の大切さを考えさせられます。 先だっての大震災の被災地にも、 工業製品の重要な部品工場もあったと聞きます。 被災地の一日でも早い復興を心から願います。 p134の道端に停めてある乗り物の描写の中に、 オート三輪が出てきます。 走っている実物は残念な事に見た事がありません、 自動車博物館で展示品を見た事があるのと、 こち亀のオート三輪レースの話位でしか知りません。 初めて出版されたのは昭和53年、 時代を感じずにはいられません。 ーーーーー

Posted byブクログ