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真田太平記(八) の商品レビュー

3.9

31件のお客様レビュー

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2024/05/12

九度山での生活をはじめた真田父子。 その間、草の者はかわるがわる世の中の動向観察を行いつなぎを行う。 忠勝が逝き、いよいよ昌幸も死病にかかる。 96冊目読了。

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2024/03/22

まあタイトル通り山場は九度山だろうけど、草のものの動きが結構激しかったよね。 いつもの猫田のお江ストーキングからおくにとの密会、印判屋と足袋屋だったかな?からの伊平との色々から、頭領の色々から、幸村に暗殺の提案。 てか他では「忍びは同族を臭い(雰囲気的な)でわかる」みたいなの...

まあタイトル通り山場は九度山だろうけど、草のものの動きが結構激しかったよね。 いつもの猫田のお江ストーキングからおくにとの密会、印判屋と足袋屋だったかな?からの伊平との色々から、頭領の色々から、幸村に暗殺の提案。 てか他では「忍びは同族を臭い(雰囲気的な)でわかる」みたいなのを醸し出してるのに、長い間隣で商売をしててもわからんもんなんじゃね。 猫田与助と頭領の変貌が私的には山場だったかな。 気持ち悪いくもあり可哀想でもあり感情が入り乱れた。

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2024/02/05

真田家よりも草の者たちのシーンが面白くて、何度も読み返してしまう。草の者にも色んな感情があるんだな。人間だから当然の事なんだけど、もっと淡々と主の命令にのみ従うイメージだったので新鮮でした。昌幸の命が燃え尽きようとしている最後。次巻も楽しみ。

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2023/09/08

物語も重要な局面に差し掛かる、著書は歴史の観点からも著シリーズの展開からも「静」の状態が続く、八巻はこの時代をしっかり描かれており、この流れが後の徳川幕府三百年の礎となる!関ヶ原の合戦以降ある意味事が起こらない、いわゆる平和ボケが諸大名の牙を抜いていく、家康は戦国武将が相次いで没...

物語も重要な局面に差し掛かる、著書は歴史の観点からも著シリーズの展開からも「静」の状態が続く、八巻はこの時代をしっかり描かれており、この流れが後の徳川幕府三百年の礎となる!関ヶ原の合戦以降ある意味事が起こらない、いわゆる平和ボケが諸大名の牙を抜いていく、家康は戦国武将が相次いで没する中ジワジワと足場を固め、逆らっても仕方がないという感情を植え付けていく、裏では自分の目の黒いうちに二代目将軍を確立、信長、秀吉が出来なかった長期政権の基礎を確立、その中にあり真田父子も大きく揺れ動く、登場人物それぞれが歳を重ね考え方の変化や動揺、個人的には非常に楽しめた、最終局面を向かえるにあたりどう力を溜めていくか?次の展開に期待したくなる一冊であった。

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2022/08/13

紀州九度山に逼塞する真田昌幸・幸村(信繁)父子。この巻はさしたる事件も起こらぬなと思いきや! 巻終盤に来て、草の者が! だがしかし!そして安房守昌幸!。

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2022/05/05

関ヶ原の戦いでは秀忠の大軍を足止めし、誰よりも大きな貢献したにも関わらず、西軍は敗れ去り、自身は国を奪われて紀州九度山へ… 再起の機会を待ち望むも叶う気配はなく、寿命が尽きていく。「俺はもっと覇を競う事ができた筈なのに」と思いながら絶望感を味わったのだろうか。 昌幸が、自身の限界...

関ヶ原の戦いでは秀忠の大軍を足止めし、誰よりも大きな貢献したにも関わらず、西軍は敗れ去り、自身は国を奪われて紀州九度山へ… 再起の機会を待ち望むも叶う気配はなく、寿命が尽きていく。「俺はもっと覇を競う事ができた筈なのに」と思いながら絶望感を味わったのだろうか。 昌幸が、自身の限界が見えた時に何を思ったのか、に興味が向かった。

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2020/05/28

九度山での蟄居生活が始まる。 主人公幸村の影は薄く、草の者達が主役である。 そして真田丸ではあっさり飛ばされてしまったが、 加藤清正がここに来て存在感を増している。 真田丸でも司馬遼太郎の関ケ原でも単なる脳筋で、 家康の手のひらの上で踊らされる哀れな道化だったが、 この作品で...

九度山での蟄居生活が始まる。 主人公幸村の影は薄く、草の者達が主役である。 そして真田丸ではあっさり飛ばされてしまったが、 加藤清正がここに来て存在感を増している。 真田丸でも司馬遼太郎の関ケ原でも単なる脳筋で、 家康の手のひらの上で踊らされる哀れな道化だったが、 この作品では熊本城を築城した名将として、 相応しい信念と知恵を持った人物として描かれている。

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2020/03/27

真田昌幸・幸村父子、九度山へ蟄居。 前巻の関ヶ原が、動だとすれば、この巻は静だろう。 天下に平和が訪れ、太平が保たれている。 だが、真田家の草の者は、次を見すえて動き続けている。 真田父子が夢見る、徳川家康を倒す日は訪れるのだろうか。

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2020/02/02

九度山で蟄居中の時期だからか、忍びの場面が多い。 ただ、この巻から登場する小野お通にはなんとも言えない不気味さを感じる。「真田丸」ではそういう人物ではなかったはずだが。 それから、この巻から淀殿もちょちょく登場するようになる。こちらはこれから最重要人物の一人になるのだろう。

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2017/05/19

八巻「紀州九度山」 真田昌幸・幸村親子は紀州九度山に流罪になります。 見張り役は、豊臣家五大老も務めた浅野家のため、扱いは決して悪くありません。 さて、私は「豊臣家家臣たちは、家康が豊臣家のために三成と合戦を起こしたと本気で思っているのか?!」と思いましたが… 本気で豊臣家を乗...

八巻「紀州九度山」 真田昌幸・幸村親子は紀州九度山に流罪になります。 見張り役は、豊臣家五大老も務めた浅野家のため、扱いは決して悪くありません。 さて、私は「豊臣家家臣たちは、家康が豊臣家のために三成と合戦を起こしたと本気で思っているのか?!」と思いましたが… 本気で豊臣家を乗っ取ろうとしているのは石田三成で、徳川家康はそれを排除するために立ち上がったと信じていたようですね…。 そのため、その後わずか数年で家康が将軍になり幕府を開き、驚いたり後悔したりもしますが、こうなったからには家康に従わざるを得ません。 昌幸・幸村親子は、いつか必ず関東(徳川)と大阪(豊臣)には戦が起こると読み、その時は必ず九度山を抜け出し駆けつけようとその日を励みに流刑地で暮らします。 この巻は天下の情勢を描きつつ、真田家の草の者の活躍が描かれます。 戦が無くなり、忍びの活動も平常時のものに変わりつつあります。 そんななかで真田昌幸についていた草の者たちは、豊臣と徳川の戦になったら昌幸と幸村が存分に戦えるように準備を整えます。 話しとしては時代変換の説明のような第八巻。

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