新史太閤記(上) の商品レビュー
秀吉が周りに疎まれな…
秀吉が周りに疎まれながら、うまくやっていく。そのアメリカンドリームのような小気味よさがいい。
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秀吉の本。秀吉のこと…
秀吉の本。秀吉のことを自分はよく知らないけど、これを読んですきになりました
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秀吉の幼少期から、…
秀吉の幼少期から、徳川家康に臣下の礼をとらせるまでを描いた作品。信長に召しかけられるまでが特に面白かった。後半は展開が早くなり、唐突に物語が終わってしまう感がある。司馬の描く千利休切腹や文禄・慶長の役が読みたかった。
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秀吉の物語。主人であ…
秀吉の物語。主人である信長の考え・心情を本人以上に熟知しているところや、武将でありながら商人のような思考で信長に仕えているところが、あの時代では異例であり、それが秀吉を押し上げたのだろう。信長の仕事のいくらかは秀吉に負うところが大きかったのではなかろうか。
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泣かぬなら泣かせてみせようというのは本当によく言えているなと思う。秀吉の性格や人間性、商人気質や企画力がありありと描かれている。これほど卑賤から身を興していたとは知らなかった。
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司馬遼太郎の本は初めて読んだ。 秀吉の行ったさまざまなエピソードの裏で、恐ろしいほどに自分を蔑み、気を遣ってきたことなどが描かれていて、人物像がより深く見えた気がします。 下巻も楽しみ。
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太閤秀吉さんは明智光秀を討つまでが大好きな私にはこの上巻はたまらない展開でした。さて晩節が多少辛い展開になるかと思いますが、司馬さんはどう書くんだろう?と期待しつつ下巻に向かいます。
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豊臣秀吉の逸話と言えば色々あるが、それを凝縮して描かれている。国盗り物語などとを読むと、順番はどちらでもよいが、知識や内容が繋がり初めて余計に面白い。 農民の出など色々とあるが、このように分かりやすく、読みやすい物語となると歴史がより一層面白く感じるのではないか。
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2023/6/10読了 『悪事も善事も陽気にならねばならない。ほがらかにあっけらかんとやってのければ世間の者もその陽気さにひきこまれ、眩惑され、些細な悪徳までが明色にぬりつぶされて一種の華やかさを帯びてくる』と、〈本能寺の変〉後の織田家簒奪を、明るく楽しくやってのける秀吉。 中国...
2023/6/10読了 『悪事も善事も陽気にならねばならない。ほがらかにあっけらかんとやってのければ世間の者もその陽気さにひきこまれ、眩惑され、些細な悪徳までが明色にぬりつぶされて一種の華やかさを帯びてくる』と、〈本能寺の変〉後の織田家簒奪を、明るく楽しくやってのける秀吉。 中国史上、庶民から統一王朝の皇帝に上り詰めたのは、漢の高祖劉邦と明の太祖朱元璋の2人だけ。秀吉だって、庶民(最初は、人間扱いすらされていないから、それ以下かも)から、位人臣を極めた訳で、成り上がりッ振りでは中国皇帝に劣るとは言え、本邦史上、唯一無二の存在には違いない。しかし、それも家臣の出自・門閥に拘らなかった信長という主君あってこそ。その信長亡き後、事実上主家を乗っ取ることも、秀吉の頭の中では、忠誠を尽くしたのは信長であって織田家ではなく、信長亡き後の覇業は一番”出来る”自身が引き継げば良い、という感じで論理が完結していたのだろうな、と思ったり。
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実際の人物はどうか分からないが(だからこそ小説でいかようにも書けるのだが)、この上巻では、司馬は豊臣秀吉を人たらしの天才のみならず、相手の人物を瞬時に見抜く洞察力を持ち、また時には命を顧みず突撃する実行力が極めて高い人物として描いている。また所々で天下人としての器があることを示唆...
実際の人物はどうか分からないが(だからこそ小説でいかようにも書けるのだが)、この上巻では、司馬は豊臣秀吉を人たらしの天才のみならず、相手の人物を瞬時に見抜く洞察力を持ち、また時には命を顧みず突撃する実行力が極めて高い人物として描いている。また所々で天下人としての器があることを示唆している。 この上巻は荒木村重の謀反までであるため(しかも黒田官兵衛が救出されたところまでで戦後処理については書かれていない)、まだ純粋で忠実な信長の家来としての秀吉でしかない(しかし着実に天下人への歩みを進めている)が、下巻で天下を取った後、司馬が人物像をどのように描写するか興味深い。
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