企業参謀 の商品レビュー
コンサルのレジェンドが書いた本。 教養として読んだ。 戦略系の企業の経営をどうやって改善するか的な話がメインであったためコンサルの中でもハイレベルな人向け。自分にはややtoo much。 第1章の問いの大切さは あらゆる問題解決関連の書籍に関連するので参考になった。 第3章...
コンサルのレジェンドが書いた本。 教養として読んだ。 戦略系の企業の経営をどうやって改善するか的な話がメインであったためコンサルの中でもハイレベルな人向け。自分にはややtoo much。 第1章の問いの大切さは あらゆる問題解決関連の書籍に関連するので参考になった。 第3章くらいのイカの漁獲量をどうするか話は 面白いが、著者が凄過ぎて自分ができるとは思えなかった。こーゆー作業は訓練、経験が必要なんやろうな。
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その道で知らぬ者はいないだろう名著。だいぶ遅きに失した感もあるが、読んでみた。 まず、書かれたのは1970年代だと思うが、40-50年ほど経った今でも内容が古びていないことに驚く。表面的な社会情勢は移り変わろうともその本質的に重要な点は変わらないということ、そしてこの本がそれを見...
その道で知らぬ者はいないだろう名著。だいぶ遅きに失した感もあるが、読んでみた。 まず、書かれたのは1970年代だと思うが、40-50年ほど経った今でも内容が古びていないことに驚く。表面的な社会情勢は移り変わろうともその本質的に重要な点は変わらないということ、そしてこの本がそれを見事に捉えているということだと思う。 元々、何となくイメージで精神論的な話がメインなのかと思っていたが、例示を交えて具体的に書かれたまさに「戦略の考え方」の本だった。 要約版の「企業参謀ノート」も読んだことがあるが、省かれた部分もとても勉強になったため、時間が許せばこちらを読むことを勧めたい。
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2022.2.14 読了 戦略コンサルティングの現場における具体的な分析方法と示唆がまとめられた名著だと感じた。文章も非常によく練られていて明解であり、データによる客観的な分析が納得感を持つロジックで語られていた。この辺りはさすがMIT博士卒といったところ。 それに付随して、末尾...
2022.2.14 読了 戦略コンサルティングの現場における具体的な分析方法と示唆がまとめられた名著だと感じた。文章も非常によく練られていて明解であり、データによる客観的な分析が納得感を持つロジックで語られていた。この辺りはさすがMIT博士卒といったところ。 それに付随して、末尾の東京にある学卒生の就職先とスタンフォードのそれの就職先比較において、全く今と変化していない点に驚いた。結局、1970年頃に立ち上がってきた米国スタートアップが現在GAFAMとして成長し、世界の市場を完膚なきまでに独占している状況を鑑みると、当時から日本的な視点はまるでダメなものだったのだと再認識した。
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古い本なので、字が小さくて読みにくい。 名作と言われているが、わからない人間に大前提から説明するという本ではなく、私には難しく感じた。他で勉強してから、再チャレンジしたいと思う。
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企業参謀 組織のトップとボトムをつなぎ、企業の戦略を考える参謀集団の重要性を述べた本書。個人的に一番共感したのが、参謀五戒である。正直、2021年に書かれたものと言われても驚かない、色あせない五戒である。 ① 参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的な恐れを捨てよ 日本人は...
企業参謀 組織のトップとボトムをつなぎ、企業の戦略を考える参謀集団の重要性を述べた本書。個人的に一番共感したのが、参謀五戒である。正直、2021年に書かれたものと言われても驚かない、色あせない五戒である。 ① 参謀たるもの「イフ」という言葉に対する本能的な恐れを捨てよ 日本人は、イフが苦手という。一つは、文化的に中国やアメリカという答えを早く習得することが日本の成長戦略の一つであったことから、自ら問いを設定してきた経緯がないことや、言霊信仰でリスクファクターを口に出すことを過度恐れてきた過去がある。参謀たるもの、果敢にイフを唱え、あらゆる可能性を粒さに認識していなければならない ② 参謀たるもの完璧主義を捨てよ 戦略とは、業務改善の限界を超えてさらに飛躍するためにあるものである。つまり、戦略を必要とする時点で完璧主義でどうこうなるレベルではない。戦争でも、最後に1兵卒でも残っていれば勝ちである。ゆえに、どこかで負けて、どこかで勝つ。勝つために一部は負けることを恐れてはならない ③ KFS については徹底的に挑戦せよ KFSとは成功のツボである。戦略において重要なことは、KFSを限定したら、徹底的にやり抜くことである。そこで差がつくからである。仕事とはオキュペーションと訳すからには、「自分の時間を占有する生業」である。その業を徹底することが人生の喜びであるに違いない。何かをやり遂げたという満足感の根源になるに違いない。 ④ 制約条件に制約されるな 制約条件というものは粒さに見ていけば、思いの外低いハードルということはよくある。問題は、人間の指紋と同じように一つとして同じものはなく、それぞれの独自の課題と解決方法がある。一般的な制約条件と考えられるものも、その問題についてじっくり向き合えば、そこまで大きな制約とはなっていないこともある。制約条件と一般に呼ばれるものに固執せず、何ができるかを最初に考えて、そこを突き詰めることで打開策が見えるのである。 ⑤ 記憶に頼らず分析を 日本人はとにかく高等教育までは記憶力勝負である。記憶力偏重社会で学歴を得ても意味はない。重要なのは物事を正確にとらえる分析であり、ここを外してはならない。
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企業参謀ってネーミングがうまいが、内容もおもしろかった。企業の参謀だから問題解決成功の尺度は財務的な利益率ということでメインの話が展開されつつも、それ以外に国政レベルでの問題解決や「設問のしかたを解決策志向的に行うこと」の事例として出た残業を減らす方法など、もう少し幅の広い問題解...
企業参謀ってネーミングがうまいが、内容もおもしろかった。企業の参謀だから問題解決成功の尺度は財務的な利益率ということでメインの話が展開されつつも、それ以外に国政レベルでの問題解決や「設問のしかたを解決策志向的に行うこと」の事例として出た残業を減らす方法など、もう少し幅の広い問題解決の考え方という感じ。40年前の本でも古いということはない。
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コンサルタントの基礎を書いた本 コンサルタントはこんなことをやるんだよというものの参考にはなる まあ自分はコンサルではないのでなんか合わなかったし、自分には難しかった。 読みやすいのに臨むべきだったな 設問の仕方を解決策志向的に行う。市場シェアが大事、 中期計画①目標値の設定②...
コンサルタントの基礎を書いた本 コンサルタントはこんなことをやるんだよというものの参考にはなる まあ自分はコンサルではないのでなんか合わなかったし、自分には難しかった。 読みやすいのに臨むべきだったな 設問の仕方を解決策志向的に行う。市場シェアが大事、 中期計画①目標値の設定②基礎ケースの確立③原価低減ケースの算定④市場販売改善ケースの算定⑤戦略的ギャップの算定⑥戦略的代替案の抽出⑦代替案の評価・選定⑧中期経営戦略実行計画 製品系列のポートフォリオ管理、業種の健全性・会社の優位性潜在性。事業のライフサイクル。 製品戦略①市場把握②内部経済把握③競合把握④自社の強み弱み⑤改善機会抽出⑥改善計画⑦モニター ①ifを恐れない②完全主義を捨てる③KFSに挑戦④制約条件に惑わされない⑤記憶ではなく分析
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経営企画を手掛ける人にとって古典ともいえるような本書。人によって、参考になる部分、心に残る部分が違うと思いますが、読んで損することはないと思います。私は、以下のように受け取りました。 第一章 戦略的思考入門 重要なのは、設問の仕方を解決策志向的に行うこと。 「売上高を伸ばす...
経営企画を手掛ける人にとって古典ともいえるような本書。人によって、参考になる部分、心に残る部分が違うと思いますが、読んで損することはないと思います。私は、以下のように受け取りました。 第一章 戦略的思考入門 重要なのは、設問の仕方を解決策志向的に行うこと。 「売上高を伸ばすには何をすればよいか」という曖昧な問いでなく、「売上高が伸びないのは、シェアが伸びていないからなのか」という問いに変える。そして、その答えが、「売上高が伸びないのは、マーケットサイズが縮小しているから。マーケットシェアは伸びている。」というところまで突き詰めて初めて解決策が見えてくるとしている。 また、フレームワークとして、ROCEを紹介。 ROCEとは、Return on Capital Employed。使用総資本(=総資産-仕入債務、もしくは、自己資本+有利子負債)に対して、いくら稼いだかということ。ROCEを、回転率×売上高利益率に分けて・・・というように、掘り下げていく。これにより、様々な要因が絡まりあった事象を改善するためのアクセスが可能になる。 といった内容です。 ROCEとは、要はROICのこと。ROIC経営については、近年、分かり易く解説した本がたくさんでているので、初めての方はそちらを読んだ方がいいかもしれません。ただ、本書が書かれたのは1975年とか(文庫本の初版は1985年)。今から40年以上も前にROIC経営を世に紹介する、、、先見の明に驚きます。 第二章 企業における戦略的思考 中期経営計画において、目標値と基本ケースの差が戦略的ギャップであり、これを埋める計画が企業戦略。基本ケースは、競争相手の行動がどうであったりだとか、自社が従前の努力を続けたらだったりとか、できる限り前提を明確化しておくことが大切。これにより、結果が計画と異なった時に対応が可能。といった内容です。 この部分は、ケースバイケースなので、読んだだけでは身に付きません。ですが、自分が経験してきたことを思い浮かべられながら読める人(経営企画を手掛けたことがある人)にとっては、自分の思考回路を振り返ることができる、とても価値がある分析だと思います。 また、個人的には、「製品・市場戦略とは、このようにじつに分析的な仕事である」という著者のコメントが印象的でした。今ではそのようなことはないと思いますが、本書が書かれたころは「企画はアイディア勝負」と考えていた人も多いと思います。当時、頭では分かっても心理的に受け入れられなかった読者も多かったのでは。
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非常に参考になった。特に以下 中期計画策定では、ベースケース、コスト改善、販売改善までやった後に、目標との戦略ギャップを認識する。戦略ギャップに対してとり得る策をいくつか挙げてそれぞれ評価後、決定する。 事業平面、業界の魅力✖️自社の強さを3✖️3でプロット。それぞれ基本戦略が異...
非常に参考になった。特に以下 中期計画策定では、ベースケース、コスト改善、販売改善までやった後に、目標との戦略ギャップを認識する。戦略ギャップに対してとり得る策をいくつか挙げてそれぞれ評価後、決定する。 事業平面、業界の魅力✖️自社の強さを3✖️3でプロット。それぞれ基本戦略が異なる。 Key Success Factorの把握には時間と手間をかけても良いから徹底的にやる。
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初心者にはとっつきにくい内容。各章ごとのつながりもよくない。でもエッセンスは現在でも通じる。企業分析、戦略的思考を持つことの重要性を痛感させられる。政治にも戦略的思考が必要。 1.この本を一言で表すと? ・日本人よ、戦略的思考家をめざせ 2.よかった点を3〜5つ ・床屋の値段...
初心者にはとっつきにくい内容。各章ごとのつながりもよくない。でもエッセンスは現在でも通じる。企業分析、戦略的思考を持つことの重要性を痛感させられる。政治にも戦略的思考が必要。 1.この本を一言で表すと? ・日本人よ、戦略的思考家をめざせ 2.よかった点を3〜5つ ・床屋の値段(p13) →QBハウス?先見の明。 ・明日の朝、何をしたらよいかまで消化して書かなければ何事もおこらない(p144) →行動は明確にしないと人は動かない。行動計画は掛け声だけで終わってはいけない。 ・参謀の真の仕事が戦場に突入する前にこちらの戦略を立案すること(p179) →とにかくあらゆる可能性を考えてから行動するということ。戦略なき行動は無意味。 ・シンクタンクは実戦には不向き(p211) →評論家体質はダメ。自分ならどうするか主体的思考が必要。 2.参考にならなかった所(つっこみ所) ・「国政への応用」部分は現在の政治問題をどのように分析するのか聞いてみたい。 3.実践してみようとおもうこと ・イシューツリー、プロフィットツリーを個人の問題に当てはめて作ってみる。 4.聞いてみたいこと ・日本に戦略的思考家はふえているか?世界の戦略的思考家と対等に戦えるか?
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