女の勲章(下) の商品レビュー
価値観が現代と違いすぎて感情移入できなかった。 銀四郎がクソすぎるが、彼の生い立ちなどなぜこんな人間になってしまったのかが全く想像出来ない。 式子と白石教授の逃避行が現実から離れすぎ。
Posted by
昭和36年の作品と思えないくらい生々しく男女のドロドロした感情や煩悶がリアルに描かれている。山崎豊子作品は仕事のできる真人間の男性が主人公の作品ばかり読んできたが、この女の勲章は女性が主人公で男女のドロドロした騙し合い裏切り合いが描かれ全く違う凄みがあった。 個人的に意外な結末も...
昭和36年の作品と思えないくらい生々しく男女のドロドロした感情や煩悶がリアルに描かれている。山崎豊子作品は仕事のできる真人間の男性が主人公の作品ばかり読んできたが、この女の勲章は女性が主人公で男女のドロドロした騙し合い裏切り合いが描かれ全く違う凄みがあった。 個人的に意外な結末も含めて読み応えのある作品でした。
Posted by
印象的だったのはパリ、ポルトガルでの描写で、自分の頭で情景を思い浮かべて読んだ。 上巻を読み終わった時点でこのままハッピーエンドで終わるはずもなく、絶対にどんでん返しが来ると思っていたが、やはり!
Posted by
ファッションデザイナー界での栄光を掴むため邁進する主人公。その背後には主人公を操る男の存在。女の世界の嫉妬や騙し合い、人間の欲望、愛憎、あらゆる感情が剥き出しで、ファッションビジネス面でも面白く、読み応えたっぷりな作品でした。
Posted by
少し中途半端な終わり方で消化不良気味。 男に翻弄され続けてきた式子がかわいそうだ。 銀四郎、白石教授の二人のキャラクターが憎らしくて仕方なかった。 こう思ってしまうことが、山崎豊子の術中にハマっているのかもしれない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「白石教授に式子を奪われまいとする自分の嫉妬と未練でもあったのだ。」 この1文が泣ける。 式子も銀四郎も、どっちも。 異性に対する関係を、きちんと愛情として考えたことがなかった。それが不幸だった。
Posted by
つらい。新聞で告発されるとか、せめてなにか一矢報いるような希望を描けないものかと思ってしまうが、ここまで至ってしまってら打つ手なしが現実的なのか。それにしても後味悪し。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上巻の後半から面白くなってきて、私にしては一気に読んだ。 ラストは仕返しして終わるかと思いきやで全体通しても面白かった。 登場人物が誰も好きになれなかった。 特に式子が白石教授のどこに惹かれたのか謎でした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
銀四郎さんよりも白石先生のほうが人的にどうなのという感じがした。 結局運だったり、色々なものも重なって式子さんはうまくいったと思うけど、式子さんの魅力もあるだろうからそれが誰かに代わってもそのままうまくいくとは思えないな まぁ、式子さんも式子さんで覚悟なく流されるままきてしまってどうなのかなぁとは思うけれど。。。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんな終わり方。。 デザイン業界という華やかな世界で生きる一方、男に翻弄されていく式子。パリの描写は素晴らしかったけど、それだけエンディングの落胆が激しい。 松嶋菜々子でドラマ化らしいけど、銀四郎は誰がやるんだろ。
Posted by