室生犀星詩集 の商品レビュー
この人の詩、むしろ人生によこたわる「喪失感」が私をひきつけるのかもしれない。 物心もつかないころに喪ったものをもとめつづけ、いつもどこかへ打つかりつづけている感じ。 それは吉井和哉の歌詞とどこか通ずるものがあって、大好きです。だから室生犀星はロックンローラーです。私にとっては。
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全体的にごつごつとした響きを持つ抒情詩の詩集。 著者の残した24冊の詩集から選び抜かれた詩は,鏡やお寺,みみずにこおろぎ,ランプや松など,些細なものであっても沢山のものに目が向けられていた。 古い言葉に慣れていなくて読みづらく,意味が理解できないものもあったけれど,不思議と,読...
全体的にごつごつとした響きを持つ抒情詩の詩集。 著者の残した24冊の詩集から選び抜かれた詩は,鏡やお寺,みみずにこおろぎ,ランプや松など,些細なものであっても沢山のものに目が向けられていた。 古い言葉に慣れていなくて読みづらく,意味が理解できないものもあったけれど,不思議と,読んだあと印象に残ったものが多かった。 それだけインパクトのある詩集。
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両親を知らず私生児として金沢で育ち、二十才過ぎに上京した犀星の詩は「ふるさと」、「みやこ」、「愛」がキーワードになっている。 彼は晩年人道主義に変容し、愛と優しさに満ちた作品を残した。 それら詩の一編一編は、独特の暗さがありながらも読んでいてとても心地好かった。
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収録:「抒情小曲集」「青き魚を釣る人」「鳥雀集」「愛の詩集」「第二愛の詩集」「寂しき都会」「星より来れる者」「田舎の花」「忘春詩集」「高麗の花」「故郷図絵集」「鶴」「鉛筆詩集」「鉄集」「いにしへ」「美以久佐」「動物詩集」「日本美論」「旅びと」「逢ひぬれば」「女ごのための最後の詩集...
収録:「抒情小曲集」「青き魚を釣る人」「鳥雀集」「愛の詩集」「第二愛の詩集」「寂しき都会」「星より来れる者」「田舎の花」「忘春詩集」「高麗の花」「故郷図絵集」「鶴」「鉛筆詩集」「鉄集」「いにしへ」「美以久佐」「動物詩集」「日本美論」「旅びと」「逢ひぬれば」「女ごのための最後の詩集」「昨日いらつしつて下さい」「晩年」(遺作)
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【091109】いろはの旅を終えて ::::::::::::::::::::::::: 私にとって旅は ひとつ経ることで きっとなにかひとつ得るものがある そして きっとなにかひとつ捨てることができる そんな確信を秘めた行為だ。 四十八文字の旅を終えて また私は きっと...
【091109】いろはの旅を終えて ::::::::::::::::::::::::: 私にとって旅は ひとつ経ることで きっとなにかひとつ得るものがある そして きっとなにかひとつ捨てることができる そんな確信を秘めた行為だ。 四十八文字の旅を終えて また私は きっとなにかひとつを得て そして きっとなにかひとつを捨て 今また遠き都にかえりついた。 変わることができる。 きっとそのように 信じている。
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この新潮文庫、高校生の頃に読んだ形跡があります。ということは、わざわざ実家から持ってきた「蔵書」の中のひとつということになります。こういう詩集が好きだったみたいですね。福永武彦編、「生涯に公刊された24の詩集から代表的な作品集187編を収める」。口語と文語のバランス、漢字と仮名の...
この新潮文庫、高校生の頃に読んだ形跡があります。ということは、わざわざ実家から持ってきた「蔵書」の中のひとつということになります。こういう詩集が好きだったみたいですね。福永武彦編、「生涯に公刊された24の詩集から代表的な作品集187編を収める」。口語と文語のバランス、漢字と仮名のバランス、どれも美しい。「青き魚を釣る人」「鳥雀集」「鶴」「動物詩集」など、詩集そのもののタイトルからしても、「動物もの」ノートにも分類。
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ふるさとは遠きにありて思ふもの、がたぶんいちばん有名なフレーズであるところの金沢が代表する文豪の詩集ですよ。 地元の文学館スタンプラリーでゴールした記念に貰いました。 福永武彦先生が編者ですよ。しらなかった。「寂しき春」とか好きですよ。
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青い そして、寂しがりや、魚の中に人間を描くのがうまい、そしてい怒れる人 そして哲学満載 好きな詩 「逢ひて来たし夜は」 「僕は考へただけでも」 「ある街裏にて」 「初めてカラマゾフ兄弟」を読んだ晩のこと」 「切なき思ひぞしる」 「情熱の射殺」 そして一番好きなのは 「誰かをさ...
青い そして、寂しがりや、魚の中に人間を描くのがうまい、そしてい怒れる人 そして哲学満載 好きな詩 「逢ひて来たし夜は」 「僕は考へただけでも」 「ある街裏にて」 「初めてカラマゾフ兄弟」を読んだ晩のこと」 「切なき思ひぞしる」 「情熱の射殺」 そして一番好きなのは 「誰かをさがすために」「好きならしかたがない」このコンボ!!!
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ときどき無性に室生犀星な気分になる。 「五月」とか、「朝の歌」とか、「蝉頃」とか。 私が知ってる言葉でいうなら、こういうのを「静謐」と言うんだろうと思う。
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第22回: 室生犀星 『室生犀星詩集』 http://ameblo.jp/pippu-t-takenoki/entry-10003130886.html
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