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ようこそ地球さん の商品レビュー

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103件のお客様レビュー

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2020/04/04

子供の頃好きでよく読んでいた星新一。 何十年ぶりに読んでも色あせないストーリです。 どの作品も素晴らしいですが、おすすめ話は「処刑」です。 人間は生きている限り事故、怪我、病気などあらゆる死のリスクが潜んでいるし、それは生きていくうえでは当たり前です。 結局のところ人はいつ...

子供の頃好きでよく読んでいた星新一。 何十年ぶりに読んでも色あせないストーリです。 どの作品も素晴らしいですが、おすすめ話は「処刑」です。 人間は生きている限り事故、怪我、病気などあらゆる死のリスクが潜んでいるし、それは生きていくうえでは当たり前です。 結局のところ人はいつかは死ぬのですから。 この作品を読んでどんな感想を持つかは人それぞれでしょう。 でも、今だからこそハッとさせられる作品だと思います。

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2019/10/30

ショートショート。人間の性癖を皮肉っぽくとらえている。宇宙に関するものが多い。すべて昭和36年6月以前の初期作品とのこと。科学の進んだ現在読んでもそう古さを感じない。2019.10.30

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2019/05/06

ショートショートの枠の中に、風刺の効いたブラックな世界が広がる。 今読んでも、ぞっとするほど怖い。 セキストラ、空への門、愛の鍵、処刑、殉教などが特に凄みを感じた。

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2018/01/08

アッと驚く大逆転が満載な42本のショートショート集。予想の斜め上を行く意外な結末であったり、我々が普段なにげなく信じている倫理・道徳であったり、日々の生活の中でスルーしている事柄であったり、そんな色々なものが、短いストーリーの中でひっくり返される衝撃たるや! そして作中で提示され...

アッと驚く大逆転が満載な42本のショートショート集。予想の斜め上を行く意外な結末であったり、我々が普段なにげなく信じている倫理・道徳であったり、日々の生活の中でスルーしている事柄であったり、そんな色々なものが、短いストーリーの中でひっくり返される衝撃たるや! そして作中で提示される逆転の数々は、いずれ現実に起こり得るかもしれないリアリティを含んでいる。批判的精神の鋭さに唸らざるをえない一冊。

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2017/11/18

発行が昭和47年であり、少し古いため、当時の未来やテクノロジーに対するイメージが色濃く反映されており、少しこそばゆい感じがした。しかし、根底にある「人間とは」「生きるとは」といったテーマは常に心にくるものがあった。中でも「処刑」は特にオススメ!!

Posted byブクログ

2017/08/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 文明の亀裂をこじあけて宇宙時代をのぞいてみたら、人工冬眠の流行で地上は静まりかえり、自殺は信仰にまで昇華し、宇宙植民地では大暴動が惹起している――人類の未来に待ちぶせる悲喜劇を、皮肉げに笑い、人間の弱さに目を潤ませながら、奇想天外、卓抜なアイデアをとりまぜて描いたショートショート42編を収録。現代メカニズムの清涼剤とも言うべき大人のための寓話集です。 【感想】

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2017/02/13

『星新一 1001話をつくった人』を読んだのがきっかけに、久しぶりに星新一のショートショートを読んだ。 本書は同時に電子書籍でも読んだ。というより、寝る前に一話ずつ、いや一話を読みきらずに寝てしまったことが多かったが、電子書籍で読んだ方が多かった。そして、ショートショートは電子書...

『星新一 1001話をつくった人』を読んだのがきっかけに、久しぶりに星新一のショートショートを読んだ。 本書は同時に電子書籍でも読んだ。というより、寝る前に一話ずつ、いや一話を読みきらずに寝てしまったことが多かったが、電子書籍で読んだ方が多かった。そして、ショートショートは電子書籍との相性が良いことを発見した。SFの無機質な世界だからか、紙の残量を気にしなくて済むことが理由なのか分からないが、電子書籍の方が読みやすかった。 これから寝る前に星新一のショートショートを読むことが習慣になるかもしれない。 『ようこそ地球さん』に収められた話では、水が出る球の「処刑」と、死者と話せる「殉教」が良かった。

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2016/09/04

私が星氏のショートショートと出会ったのは中学の教科書に収められていた「友好使節」だった。本書はそれを含んだ作品集で、実に切れ味鋭い作品が並ぶ。 特に「友好使節」から入った私はいわゆるアイロニックな笑いを求めた軽みが星氏の持ち味と思っていたが、本書に収録された「処刑」のストイックさ...

私が星氏のショートショートと出会ったのは中学の教科書に収められていた「友好使節」だった。本書はそれを含んだ作品集で、実に切れ味鋭い作品が並ぶ。 特に「友好使節」から入った私はいわゆるアイロニックな笑いを求めた軽みが星氏の持ち味と思っていたが、本書に収録された「処刑」のストイックさと荒寥感に驚いた。氏の作品の中でも一、二を争う長さだろうこの作品のなんとも云えない怖さと虚しさに胸を打たれたのだ。 また「探検隊」は美談として『南極物語』というタイトル映画化された実話を星氏なりの皮肉な視点で描いた作品。 その他の作品も粒ぞろい。 それよりもいまだに絶版になっていないことを喜ぼう!

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2015/11/15

自分が生まれる遠い昔に、このような本が書かれていたと考えると ゾクゾクします。 ショートショートで読みやすく、大変気に入ってます!

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2016/10/25

今回は42編のショートショートが収録されています。 ただ「ようこそ地球さん」という物語はありません。 面白かったのは「桃源郷」「神々の作法」、個人的に好きなのは「蛍」「愛の鍵」「小さな十字架」「見失った表情」考えさせられるのは「テレビ・ショー」「処刑」「殉教」かな。 特に「愛の...

今回は42編のショートショートが収録されています。 ただ「ようこそ地球さん」という物語はありません。 面白かったのは「桃源郷」「神々の作法」、個人的に好きなのは「蛍」「愛の鍵」「小さな十字架」「見失った表情」考えさせられるのは「テレビ・ショー」「処刑」「殉教」かな。 特に「愛の鍵」「小さな十字架」「処刑」「殉教」が秀逸。 表紙も素敵でまた読みたくなる一冊。

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