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葉隠入門 の商品レビュー

3.9

112件のお客様レビュー

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武士道について理解が…

武士道について理解が深まるとともに、三島作品に流れる美学の理解を助けてくれます。現在読み返されるべき、美学が多く書いてあると思います

文庫OFF

三島さんが、佐賀藩の…

三島さんが、佐賀藩の武士道指南書「葉隠」の内容について語った本。 本文の抜書きと訳、そして三島さんの解説、という感じです。 熱いです三島さん。言葉は優しく読みやすいので、題そのものずばり葉隠の入門としてはいいかもしれません。

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新渡戸稲造の『武士道…

新渡戸稲造の『武士道』との世界観の違いが見てとれます。読むことで、狂信的・盲目的意味ではなく、常に「死」を思うことの意義を見出しました。行うは難しですが‥‥。

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三島由紀夫による「葉…

三島由紀夫による「葉隠」解説書。葉隠に興味がある人も、三島に興味がある人も、どちらも必見です。

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2024/12/30

決断をすることは選択肢を狭めるが、制限ができることでかえって自由になる。みたいなことを言ってて確かにな〜と思った。

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2024/10/11

人として、こういった葉隠に記載されている生き方を貫きたい、そう思わせて貰えた作品。 SNSやマスメディアにまみれた昨今では葉隠のような考え、行動哲学を受け入れる人は少なく感じる点もあるが、素晴らしい書籍だと思います。 三島の書籍の中で、類似する行動学入門等もあるが個人的には葉隠入...

人として、こういった葉隠に記載されている生き方を貫きたい、そう思わせて貰えた作品。 SNSやマスメディアにまみれた昨今では葉隠のような考え、行動哲学を受け入れる人は少なく感じる点もあるが、素晴らしい書籍だと思います。 三島の書籍の中で、類似する行動学入門等もあるが個人的には葉隠入門は何度も読み返したい、そう思える作品です。

Posted byブクログ

2024/10/08

初めての三島由紀夫。面白かった。 葉隠とは、佐賀の藩士である山本常朝が、主君である佐賀藩主が亡くなった後に出家して、そこで若い藩士に向けて語った内容の筆記である。正しい名前は『葉隠聞書』といい、1710年に書かれている。三島はこの本を戦時中からそばに置き、何度も読み返したという。...

初めての三島由紀夫。面白かった。 葉隠とは、佐賀の藩士である山本常朝が、主君である佐賀藩主が亡くなった後に出家して、そこで若い藩士に向けて語った内容の筆記である。正しい名前は『葉隠聞書』といい、1710年に書かれている。三島はこの本を戦時中からそばに置き、何度も読み返したという。 こんなに古い書物なのに、書かれている内容は現代のビジネス書に通じるような哲学で、人との付き合い方や生き方など。「あくびの止め方」や「翌日の準備を前の晩にしておけ」というような具体的なものもあり、面白い。 『武士道といふは、死ぬ事と見付けたり』という一文が有名。 本の後半は『葉隠』名言抄。300年も前の書物とは思えず、人は大して変わらず成長もないことがよくわかる。 三島自身の解説や感想は少なく、葉隠を紹介している。

Posted byブクログ

2024/09/02

三島由紀夫の葉隠論。 三島由紀夫の自分語りという印象を受けた。 自分語りとしては確かに格好良く、三島由紀夫の実存を垣間見たければ、本著は必読だと思う。 ただ葉隠という書そのものを純粋に受け取るという意味では、本著では難しく葉隠本体もしくは別の解説書を読むべきだと感じた。 三...

三島由紀夫の葉隠論。 三島由紀夫の自分語りという印象を受けた。 自分語りとしては確かに格好良く、三島由紀夫の実存を垣間見たければ、本著は必読だと思う。 ただ葉隠という書そのものを純粋に受け取るという意味では、本著では難しく葉隠本体もしくは別の解説書を読むべきだと感じた。 三島由紀夫のメッセージそのものはピンと来なかったが、この「ピンと来なかった」は読者の私自身の自己反省でもあり、三年後に自決する人間のメッセージを受け取る力があるはずもなく、年を食ったら本著を実存的に読むことに再チャレンジしたいと思った。

Posted byブクログ

2024/08/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」 誰もが知るこの言葉の元となった『葉隠』を三島由紀夫は生涯愛しました。そして彼自身この作品を発表した3年後にまさに武士のように自刃しています。この本が三島に与えた影響が並々ならぬことは間違いありません。 特に『「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」というその一句自体が、この本全体を象徴する逆説なのである。わたしはそこに、この本から生きる力を与えられる最大の理由を見いだした。』という言葉は三島がこの書から受け取った真髄が現れていると思われます。 三島由紀夫のあまりに壮絶な人生の秘密がこの本には記されています。『憂国』と合わせてぜひこの『葉隠入門』はおすすめしたいです。

Posted byブクログ

2024/07/27

難解な文章。読みやすくはない。理解できるところだけを拾って読んだ。理解できると感じたところは少ないが、現代にも通じるところなのだろう。理解できない大部分のところは著者の意図を噛み砕いて行く力が足りないのか、概念が頭に入らない高等な論理を広げているのか。また時間をおいて挑戦してみた...

難解な文章。読みやすくはない。理解できるところだけを拾って読んだ。理解できると感じたところは少ないが、現代にも通じるところなのだろう。理解できない大部分のところは著者の意図を噛み砕いて行く力が足りないのか、概念が頭に入らない高等な論理を広げているのか。また時間をおいて挑戦してみたい

Posted byブクログ