月島慕情 の商品レビュー
おすすめです
世に名の知れたわけではない、日々を懸命に生きる市井の人たちが紡ぐ物語が7つ。読み終えて、切ない温かさが心に染みる。器用に生きれば良いってもんじゃないな……。そんなことを思わせる短編集。
abtm
全ての話が良かったわけじゃないので評価低め。淡々と話が進んで起伏がないので疲れた時や何もしたくない時に読む本かも。初作家なので次に読む本がどんな内容か楽しみ
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この人の人情劇は本当にすごい! どうしてここまで人の心を知り尽くしているの?と言わずにはいられない 相当の人生経験を積まれているかはたまた努力の賜物なのか 作家陣の中でも苦労人の類とみている方だからこそ書けるお話なのかなと感じている シューシャインボーイと冬の星座が好き
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泣かせられる短編集。 基本、短編集は、あまり読まない。 だが、最後の『シューシャインボーイ』だけでも読む価値はある。 全編、浅田節が詰まった一冊。
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恋する男に身請けされることが決まった吉原の女が、真実を知って選んだ道とは…。 表題作ほか、ワンマン社長とガード下の靴磨きの老人の生き様を描いた傑作「シューシャインボーイ」など、市井に生きる人々の優しさ、矜持を描いた珠玉の短篇集。 (アマゾンより引用) どの話も良かったけど、最後の1編が一番好き。
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浅田節。 やさしくって不器用で、意地っ張りで、弱いくせにこっそりぐっと葉を食いしばって強がる人々のお話。
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2015.09.30 短編集だが、女性にも紹介したい本だ。ほろっと、ぐっと、じんとくる場面がそれぞれにある。今までの浅田次郎さんの作品では一番良かった!
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短編が7つおさめられていますが、タイトルにもなっている「月島慕情」がぼく的には一番良かったです。 浅田次郎にはいつも一瞬でその小説の中に入らされます。 意外とキーワードが前半部分に出てくるためにその時代背景や設定が分かりやすいのではないかと思いました。 そういう意味では、「雪...
短編が7つおさめられていますが、タイトルにもなっている「月島慕情」がぼく的には一番良かったです。 浅田次郎にはいつも一瞬でその小説の中に入らされます。 意外とキーワードが前半部分に出てくるためにその時代背景や設定が分かりやすいのではないかと思いました。 そういう意味では、「雪鰻」も前半部で大まかな部分が分かり丁寧に中盤が描かれてきっちり結末が描かれている点で、分かりやすく深い浅田次郎の世界となっていて安心して読み進められました。 心地よい読了感は裏切られない作家の一人です。
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浅田次郎氏特有の、どこかほっとする安定した面白さ。読了感が良い。 一番好きなのは、表題作でもある「月島慕情」かな。 時次郎さん、酷すぎる!女の敵だわ。 でも、私だったら、そのまま知らんぷりするだろうなぁ…。その方が幸せな人生を送れると思う。 「めぐりあい」は、悲しいラブストー...
浅田次郎氏特有の、どこかほっとする安定した面白さ。読了感が良い。 一番好きなのは、表題作でもある「月島慕情」かな。 時次郎さん、酷すぎる!女の敵だわ。 でも、私だったら、そのまま知らんぷりするだろうなぁ…。その方が幸せな人生を送れると思う。 「めぐりあい」は、悲しいラブストーリー。 主人公の女の人には、幸せになってもらいたい。 「シューシャインボーイ」も、心が温まる感じ。 浅田次郎氏って、競馬関連のお話結構あるよね? やっぱり、昭和の高度成長期辺りの日本って良いなぁって思う。この時代を生きてみたかったなぁ。
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* 浅田次郎は人を描くのが本当に上手いと思う 読み終えると切なさが襲ってくるような、そんな話が詰められた本 「月島慕情」「めぐりあい」「シューシャインボーイ」 が特に好き
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