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勇気凛凛ルリの色 福音について の商品レビュー

3.7

15件のお客様レビュー

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このシリーズは本当に…

このシリーズは本当に好きで、下手したら氏の小説よりも面白いです。これより優れたエッセイを知りません。とにかく、笑えます。たまに入る真面目モードも良いし、ずっと続けて欲しかった。浅田氏が貧乏作家からブレイクするまでのサクセスストーリーでもあります。

文庫OFF

シリーズもの。今回も…

シリーズもの。今回も楽しませてもらいました。直木賞受賞の部分は臨場感あふれる話でした。とても正直な方だなと感じました。

文庫OFF

下品ではありますが、…

下品ではありますが、おもしろいエッセイです。直木賞受賞の心境などが最後のほうに書かれています。

文庫OFF

2018/09/26

やられた。 これ、第三弾だ。 シリーズ物は基本的に制覇したいタイプであるけれど、課題図書山積の今日この頃。 エッセイだし、シリーズ制覇しなくてもいいかと思いつつ読んでいたら、結構先行エッセイを読むようにと書いているので、これは読まねばならないではないか。 ではなぜ、第三弾から読...

やられた。 これ、第三弾だ。 シリーズ物は基本的に制覇したいタイプであるけれど、課題図書山積の今日この頃。 エッセイだし、シリーズ制覇しなくてもいいかと思いつつ読んでいたら、結構先行エッセイを読むようにと書いているので、これは読まねばならないではないか。 ではなぜ、第三弾から読んでしまったのかというと、地元の図書館は「勇気凛凛ルリの色」のシリーズタイトルだけしか登録していないからなのである。 なので数冊ある「勇気凛凛ルリの色」の中で、一番出版年数が新しいのを予約してしまったというわけなのだ。 まったく、やられたよ。 で、この第三弾は、「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞をとる前後の話。 くだらなさに笑える話、心にじんわり沁みてくる話あり、さすがに文章が、構成がうまい。 しみじみと好きだなと思ったのは、北京の胡同(フートン)に老学者を訪ねた『老師について』 “李先生は世界中のどこを探してもいない、また歴史上ほかのどの国にも存在しえない、清廉な支那の老学究であった。” 文化大革命のとき、それでなくても攻撃の的であった先生は、日本に留学し、日本語が話せるというだけで、さらし者にされ、財産は没収され、一家離散の憂き目にあった。 それでも、北京に戻った時、ああようやく学問の続きができると思ったそうだ。 こういう人が本当にいるんだなあ。 ”ガイドの説明によれば、中国では学者の社会的な地位が大変低いのだそうだ。もちろん収入も少なく、大学教授だからといってことさら権威があるわけではない。つまり、学問そのものが非生産的行為であるとみなされているがゆえであろう。” この、たった7ページのエッセイだけで、良質な短編小説を読んだような気がいたします。 もちろん、もっと下世話だったり、どたばただったりする話もたくさんあるんですけれどね。 この偽悪者ぶるところも伝法なところも、シャイな江戸っ子の裏返しなんだろうなあ。

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2018/06/11

ついにとったぞ、直木賞。受賞前後の興奮と戸惑いを綴るエッセイ。爆笑のち涙。やがてじんわり効いてくる! 恋焦がれた直木賞。紆余曲折はあったけど、ついに雪辱、祝受賞。その前後の喜怒哀楽を、ときに格調高く、そしてときに下品に綴った貴重な記録の傑作エッセイ。他人の弱点を笑いとばし、自らの...

ついにとったぞ、直木賞。受賞前後の興奮と戸惑いを綴るエッセイ。爆笑のち涙。やがてじんわり効いてくる! 恋焦がれた直木賞。紆余曲折はあったけど、ついに雪辱、祝受賞。その前後の喜怒哀楽を、ときに格調高く、そしてときに下品に綴った貴重な記録の傑作エッセイ。他人の弱点を笑いとばし、自らの身を嘆息する。しかし我が道を信じ邁進し、手に入れたのが売れっ子作家の誉れと超多忙。力みなぎるエッセイ集。

Posted byブクログ

2015/05/01

ちょっと甘いが⭐️五つ。 一時、浅田中毒でほぼ全作品を読んでいた。「蒼穹の昴」くらいまでかな。久しぶりに浅田さんを読んだが、やっぱり面白い。何となく波長が合う。あまりの、多作についていけず離れていたが、また、少しずつ読み進めよう。

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2012/09/01

週刊現代に連載された浅田次郎氏のエッセー、第3弾(第2弾は未読)。 1996年~1997年にかけての1年分だそうだ。ちょうどこのときに直木賞を受賞しその前後の身の回りの出来事、泣き笑いが面白おかしく描かれている。第1弾のときに受けた笑撃(!)はないが、というか慣れたのであろうが、...

週刊現代に連載された浅田次郎氏のエッセー、第3弾(第2弾は未読)。 1996年~1997年にかけての1年分だそうだ。ちょうどこのときに直木賞を受賞しその前後の身の回りの出来事、泣き笑いが面白おかしく描かれている。第1弾のときに受けた笑撃(!)はないが、というか慣れたのであろうが、随所にニヤニヤと頬が緩む場面がちりばめれれている。浅田中毒は継続中だ。

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2014/05/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内輪ネタ・競馬ネタが多かった気が。 笑って中断することしばしば。 ほろりとしてしまうところも多々。 文庫だけど内容が詰まっていてお買い得感が。 氏が育毛剤をもらってる同級生の皮膚科医私がたまに行く先生疑惑が。 タフで甘いもの食べすぎなおっさん。

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2010/02/10

あっという間に読み終えちゃいました。 笑いあり、感動ありのエッセイです。 文章がよくつぼにはまります。 何度も読みながら、声を出して笑ってしまったほど。 クスリ、って場面も多かったです。 かと思えばいきなりジーンときたり……ずるいっす。

Posted byブクログ

2009/12/12

浅田次郎3作目エッセイ。笑いあり、感動あり。エッセイに一つの物語のような起承転結があり面白かった。ただの日記に成り下がらず、一つ一つの物語を楽しめるエッセイは初めて。

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