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三つの棺 の商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

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あの有名な密室講義を…

あの有名な密室講義を収録した作品。もちろん密室トリックも健在で読み応え十分です。

文庫OFF

何回読んでも、ピンと…

何回読んでも、ピンと来ない。かなり読みにくい。訳が悪い。古典的名作らしいが。

文庫OFF

2024/03/16

何度も挫折しそうになりながらなんとか読み終えた。全体的にいまいち納得できず面白さのポイントもわからずじまいだった。古い翻訳で読んだので新しいものだともっと印象が違ったかもしれない。

Posted byブクログ

2021/10/16

さすが、先人が絶賛する本格密室ミステリー! 疲れた脳みそと、ひっきりなしに話しかけられる環境で読むべきものではなかったが…。 時代と生活圏が違う為、部屋の関係がいまいちしっくりこなかったり、二つの殺人の起きた場所の地理関係がつかめなかったりで、種明かしを読むときになるほどと思うこ...

さすが、先人が絶賛する本格密室ミステリー! 疲れた脳みそと、ひっきりなしに話しかけられる環境で読むべきものではなかったが…。 時代と生活圏が違う為、部屋の関係がいまいちしっくりこなかったり、二つの殺人の起きた場所の地理関係がつかめなかったりで、種明かしを読むときになるほどと思うことばかり。 よく練られたトリックで、現実では決して不可能だけど、美しく決まって、理論上は納得満足。

Posted byブクログ

2023/08/22

ミステリ。 フェル博士の"密室講義"で有名な作品。 この"密室講義"、トリックの分類だけでなく代表的な作品も挙げていて、紹介された作品を読んでみたくなった。 ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』(または『黄色い部屋の謎』)の評価に関しては同...

ミステリ。 フェル博士の"密室講義"で有名な作品。 この"密室講義"、トリックの分類だけでなく代表的な作品も挙げていて、紹介された作品を読んでみたくなった。 ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』(または『黄色い部屋の謎』)の評価に関しては同意見。 あとがきによると、"英米の代表的な探偵小説を読めば読むほど、あの「講義」の真価が分かってくる"と江戸川乱歩さんがおっしゃっていたらしい。 この作品の密室トリックも、しっかりと分類できますね。 ミステリ好きなら読んで損はないのでは? 物語的には"密室講義"を読まなくても問題はなさそう。 緻密に張り巡らされた伏線と、まさに奇術とでも言えそうな綱渡り的なトリック。 濃密な謎解き。 なんとも重厚な本格ミステリでした。

Posted byブクログ

2017/09/22

やっと読み終えた。 余りにもコマ切れにして読んでいたけど、何とか物語とトリックは理解できた気がする。 ただ、会話が多く事態の進行が余り無いので、話が長く感じる。 この半分のページで、同じ内容の話だったら楽しく読めたのに。

Posted byブクログ

2017/01/30

カーのベストを挙げよと云われたら『火刑法廷』か本作かというくらい評価の高い作品だが、私個人の評価はさほどでもない。 本作はカーが密室物の大家としての名を確固たる物とした作品と云われている。それは2つの密室殺人が盛り込まれ、そのどれもが不可能性が高く、さらにとどめは有名なフェル博士...

カーのベストを挙げよと云われたら『火刑法廷』か本作かというくらい評価の高い作品だが、私個人の評価はさほどでもない。 本作はカーが密室物の大家としての名を確固たる物とした作品と云われている。それは2つの密室殺人が盛り込まれ、そのどれもが不可能性が高く、さらにとどめは有名なフェル博士による密室講義が挿入されていることによるからだろう。特に後者は世の本格ミステリファンの密室好きの琴線に触れ、後年多くの作家がこの講義を下地に改訂作業を行っている。 第1のはグリモー教授の部屋での密室殺人。犯人と思われた謎の男ピーター・フレイは銃声が聞こえてすぐさま駆けつけたにもかかわらず、姿を消していた。 第2の棺は街の袋小路で起きたそのピーター・フレイ殺害。雪の降り積もる中、しかも袋小路の只中で残されていたのは被害者のみの足跡。 しかし不思議なことにこの事件は同時間に行われていた。ピーター・フレイはなぜ同じ時間に全く離れた場所に存在できたのか? この非常に魅力的な謎が解明されるが、一読した後では十分に理解できないだろう。それはあまりに複雑すぎ、さらに危ういまでに偶然が作用しており、しかもこれらの不可能状況が実に微妙なバランスの上で成り立っていることが解るからだ。 カーが本作に密室講義を盛り込んだことからも本作を彼の数ある密室殺人物の集大成と捕らえていたのは間違いなく、本書に盛り込まれたトリックはそれまでカーが使っていたあらゆる物を盛り込み、実現させている。 しかしそれは解るのだが、盛り込みすぎて実にギリギリのところで成り立っているとしか思えず、読んだ後は「こんなに上手く行くのかな」と首を傾げてしまった。 もう一方の特徴、密室講義は読む価値ありだ。これは1935年当時、既に数多創作された密室を類別し、整理して非常に参考になり、また読みやすい。ただその性質上、他作家の密室物の真相を暴いている(作品名は出されていない)のは致し方ないところ。個人的に面白かったのはフェル博士が「我々は小説内の登場人物なのだから・・・」云々とメタ的発言をするところだ。 力作であるのには間違いなく、こういうトリックの応酬が好きな人には堪らない1冊だと思うが、私としては張り切りすぎて、やりすぎだという苦笑を禁じえなかったのである。

Posted byブクログ

2014/01/27

ようやく読了。 他の本と並行読みのため遅ればせながら。 後半、加速度がついてフェル博士の密室講義が楽しくなってくる。 やはりファンの多いミステリーには理由があった。

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2013/12/21

生命に関わる重要な話があるので後日訪問したい─突然現われた黒装束の男の言葉に、酒場で吸血鬼談義をしていたグリモー教授は蒼ざめた。 三日後の雪の夜、謎の人物が教授を訪れた。 やがて教授の部屋から銃声が聞こえ、居合わせたフェル博士たちがかけつけると、胸を撃ちぬかれた教授が血まみれで倒...

生命に関わる重要な話があるので後日訪問したい─突然現われた黒装束の男の言葉に、酒場で吸血鬼談義をしていたグリモー教授は蒼ざめた。 三日後の雪の夜、謎の人物が教授を訪れた。 やがて教授の部屋から銃声が聞こえ、居合わせたフェル博士たちがかけつけると、胸を撃ちぬかれた教授が血まみれで倒れていた。 しかも密室状態の部屋から、客の姿は煙のごとく消えていた……史上名高い〈密室講義〉を含むカー不朽の名作! 期せずしてカーの作品を2冊続けて読んだのですが、こちらのほうがすんなり読めて面白かったかなあ。 トリックについては、偶然に頼る部分が多い気がして、スッキリとはいかなかったけど。 クローゼットのコートのくだりなど、混乱して訳わからなくなってしまいそうな部分があったりで、何度も読み返して確認したりして、ちょっと疲れたかも(笑)。 この時代って、女性も含め、みんなタバコを嗜むものだったんだなと、変なトコでなるほどと思ったり。 読んでいて息苦しいときがありました(苦笑)。 こんなはずじゃなかったのにねえ、と思いました。

Posted byブクログ

2013/07/23

ほぼ初のカー作品。古典特有の文章で読みにくかったが、フェル博士の魅力にはまってしまった。トリックは微妙な感じだが、フェル博士の会話がおもしろかった。

Posted byブクログ