新・ゴーマニズム宣言(文庫版)(11) の商品レビュー

小林よしのり(著者)

2011/01/20

2002年7月初版発行。
第1巻が1992年頃だったので、読み始めの頃は、「過去」感が拭えなかったが、ようやく、現在の射程距離に入ってきた気がする。

９・１１テロ事件を中心に、戦争論周辺が描かれている。
もはや右からも左からも「敵視」されるようになった著者だが、裏を返せば、右だ左だという思想自体が破綻してきていることの実証でもある。

アメリカ批判が痛快すぎる。