怪談・奇談 の商品レビュー
何年経っても、何回読んでも楽しい作品です。ファーストコンタクト『雪女』を読んだのは小学生の頃、学校の図書室の本で著者名が小泉八雲。セカンドコンタクトは中学生で英語の教科書に出ていた『MUJINA』、作者はラフカディオ・ハーン。八雲とハーンが同一人物であった事を知ったのは夏休み、テ...
何年経っても、何回読んでも楽しい作品です。ファーストコンタクト『雪女』を読んだのは小学生の頃、学校の図書室の本で著者名が小泉八雲。セカンドコンタクトは中学生で英語の教科書に出ていた『MUJINA』、作者はラフカディオ・ハーン。八雲とハーンが同一人物であった事を知ったのは夏休み、テレビで見た大映映画作品「妖怪百物語」の劇中話『ろくろ首』に触発されて、図書館で借りた本の解説を読んでからというお粗末。怪談とは、畏怖を持った戒めとして語り継がれた日本の寓話。『雪女』は夫婦話を持って“約束”を諭す今も大好きなお話。
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やはり再読。 中学生のとき課題図書で読んで以来かな。数年前に松江を旅する機会があって、たしか記念館か資料館のような所で購入。 旅先で縁の作家さんの本を買うのが習慣になっています。。。 やはりいい~。 怪談であっても、とり殺されるような話であっても、恐怖よりもしっとりと、あわれというか人の業、悲しさが伝わってきます。。。 これを外国の方が書いたのかと思うと、聞き書きではあるでしょうが、ちょっと驚きです。。。 個人的にはおしどりの話と兄弟の布団の話、「約束」(重陽の節句までに帰ってくると言う約束)、「耳なし芳一」、などが好きです。。。 しかし話の種類として女の怨念というか、想いがかなり比重高い様な気がしました。
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小泉八雲という名前と「耳なし芳一」で知られている。原著作はKwaidanという綴り。いろいろとりどり作品がある。耳なし法市の典拠は一夕散人「臥遊奇談」第二巻「琵琶秘曲泣幽霊」との節あり。本作品後も研究が進んでいるらしい。海外から来た人の日本文化の吸収の仕方に学ぶところがあるかも。第26回名古屋de朝活読書会で取り上げられたので記録。
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怪談ではあるがホラーな感じはしない。 淡々と語られつつもロマンチックであったり、哀感にしたったりする。 カバー絵は天野喜孝
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日本人には心の内に秘めて滅多に他人には見せない気持ちがある。しかしそれが何かの拍子に枷が外れて溢れ出して来る時、思いも掛けない事が起こり悲劇になる。この本にはそういうタイプの話が多いように思います。
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昔は夏になると民放でハーンの怪談ドラマやってましたね。。。都市伝説モノより情緒があっていいんだけどな。今年(2010)の夏はNHKで百物語やったけど、語りだけでは子供は見ないかな。。。 翻訳ということで外国人のフィルタがかかると民話としてどうなのか、とか、古典ではないし、と思って...
昔は夏になると民放でハーンの怪談ドラマやってましたね。。。都市伝説モノより情緒があっていいんだけどな。今年(2010)の夏はNHKで百物語やったけど、語りだけでは子供は見ないかな。。。 翻訳ということで外国人のフィルタがかかると民話としてどうなのか、とか、古典ではないし、と思っていたけど立派な古典。今更ながら読んでおくべき一冊と痛感。ナツイチ。
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最近聞く怖い話よりも怖く感じる小泉八雲の怪談奇談 表紙は怖いけれど、何度も読み返してしまう怖くて少し切ない怪談話が多かったです
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今までリライトされたものしか読んでなかったハーンの作品ですが、実際読んでみるとその美しさに心打たれました。怖がらそうとしていないからこそ、その透明さが際立ち静かに情景が広がります。そこに作者が見る日本の生死観が加わり、独特の世界観を為しています。 実はこの本を買おうとした切っ掛け...
今までリライトされたものしか読んでなかったハーンの作品ですが、実際読んでみるとその美しさに心打たれました。怖がらそうとしていないからこそ、その透明さが際立ち静かに情景が広がります。そこに作者が見る日本の生死観が加わり、独特の世界観を為しています。 実はこの本を買おうとした切っ掛けのひとつは、天野喜孝による表紙絵なんです。こういうのも縁だと思いますし、読んでみると実に映像的で絵との相乗効果のようなものがありました。これもまた本の持つ面白さですな。
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夏100の13冊目。 人間の執念の恐ろしさがテーマ、特に女性の・・・ 恨みを買うとすぐ八つ裂きにされる。怖い。 耳なし芳一とか、ろくろ首とか有名な話も載ってますが、 こういう話を外国人に紹介してもらっているのが 不思議だ。
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外国の人間が収集した日本の昔話から、日本人の感性が浮かび上がってきている点がおもしろい。 ストーリーにはいろんなバリエーションがあって、なかなか楽しめる。
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