1,800円以上の注文で送料無料

病院坂の首縊りの家(下) の商品レビュー

4

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    8

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/12

金田一耕助長編もの30作読了チャレンジ、最終作。多門さんも等々力警部も老けたねえ。 それにしても法眼由香利が激烈すぎてちょっと笑っちゃった。ひげ・ロン毛・胸毛とか普通に無理なので今回はわりと絵面がキツかったです… 金田一先生にはどこにいようとも平和にニコニコしてて欲しいけど、平...

金田一耕助長編もの30作読了チャレンジ、最終作。多門さんも等々力警部も老けたねえ。 それにしても法眼由香利が激烈すぎてちょっと笑っちゃった。ひげ・ロン毛・胸毛とか普通に無理なので今回はわりと絵面がキツかったです… 金田一先生にはどこにいようとも平和にニコニコしてて欲しいけど、平和だとニコニコしてくれなくなっちゃうのがつらい。 つらいからまた本陣殺人事件あたりを読むつもりです

Posted byブクログ

2024/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最後の結末はこの人が犯人かという納得感ある理由のものだった。20年経った後の殺人事件が2件だけというのは少し面白味が無かった。2件だけは立て続けに起こったのだが、その後のストーリーはなぜ犯罪が起きたのかを説明するもので少し退屈だった。

Posted byブクログ

2022/07/13

やっぱりいいね! 由香利(あえてね)の告白は、想像すると随分エゲツない画が浮かんでくるのだが、文章は下ネタチックに書いてないので、やっぱり上手いんだなぁと思う。 心情の変化も自然で、救いもある。 追記すいません… 孤高の金田一耕助。どんなに慕って慕われて、共に協力して事件を解決...

やっぱりいいね! 由香利(あえてね)の告白は、想像すると随分エゲツない画が浮かんでくるのだが、文章は下ネタチックに書いてないので、やっぱり上手いんだなぁと思う。 心情の変化も自然で、救いもある。 追記すいません… 孤高の金田一耕助。どんなに慕って慕われて、共に協力して事件を解決し、戦友の様な関係を築いたとしても、やっぱり最後はひとり。 周りに流される事なく事件と、その事件関係者と、自分と向き合い、自分で考え、人はひとりで歩いて行かなければならないんだ。これが“人間”なんだと毎回気付かされる。 そして周りの人達もそれを理解し、気に掛けつつ、そっと見守っている。 私もこうありたい!なんて思ってしまう横溝正史が創り出した金田一耕助とそれを取り巻く世界観が私は大好きだ。

Posted byブクログ

2022/01/25

タイトルからして既にたまらないのに、表紙の不気味さが読みたい欲を刺激する。そして、金田一耕助最後の事件。 感じるはずはないのに、その文章から、匂いを、特有の濃い湿度を感じてしまう横溝ワールド。金田一の世界。たまらないね。

Posted byブクログ

2021/11/27

金田一耕助最後の事件! 上巻で解決した事件の20年後に、再び事件の関係者が殺されていく。金田一耕助が20年もの間心に秘めていた真相とは… 上巻、下巻とあって、かなり長いのですが、この壮大な物語に私はすっかり魅了されました。 金田一耕助の事が色々とわかる一冊なので、金田一ファン...

金田一耕助最後の事件! 上巻で解決した事件の20年後に、再び事件の関係者が殺されていく。金田一耕助が20年もの間心に秘めていた真相とは… 上巻、下巻とあって、かなり長いのですが、この壮大な物語に私はすっかり魅了されました。 金田一耕助の事が色々とわかる一冊なので、金田一ファンとしてはとても感慨深い作品です。

Posted byブクログ

2020/10/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

壮大な舞台の話だった。 ミステリー小説だからそこはお約束なんだけど、後味の悪さというか、どこでボタンをかけ違ってしまった…あの時違う選択をしていれば…という気持ちになってしまう。 弥生と耕助が由香里の秘密について話した時の場面、あそこはハッとしながら読んでいた。そうかもしれない…と思いながらも臨場感を感じながら読めた。 最後の耕助が行方をくらますところ、シリーズとしての終わりかたが、耕助は事件を解決するとメランコリーに打ちのめされるという記述が今までにも出てきたが、それがとうとう決壊を越えたのかなと感じさせる、でも耕助らしい飄々とした後味を残した終わり方だった。

Posted byブクログ

2020/09/22

ドロドロの愛憎劇。 焼きもちって、ある一定のレベルを越えちゃうと単なる狂気。 何気に口に出して伝えるって愛情に限らず、事実や気持ちを誤解なく伝える大切な手段だと思う。って、あたりまえだよ、って思うけど全然うまくできない。 まぁ、そんなきれいに伝えちゃったら物語の根本を否定してしま...

ドロドロの愛憎劇。 焼きもちって、ある一定のレベルを越えちゃうと単なる狂気。 何気に口に出して伝えるって愛情に限らず、事実や気持ちを誤解なく伝える大切な手段だと思う。って、あたりまえだよ、って思うけど全然うまくできない。 まぁ、そんなきれいに伝えちゃったら物語の根本を否定してしまうんだけど。ただ、考えるきっかけになった。

Posted byブクログ

2020/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

切なくて割と金田一シリーズの中で好きかもしれない。犯人の滋がすごくいい人なんだよなあ、そして小雪ちゃんも、ビンちゃんも結局みんな狂わされただけで、根からの極悪人じゃなかったところが辛い。 女傑の弥生も、実の子や孫には冷たいとは言え、金田一シリーズによく出るような悪女ではなかった。 謎解きがすごいというわけでもなく、生首風鈴に至る過程ももっと凄惨を想像してたから物足りなかったけれど、それでも事件の背景が哀しくて好きだった。 最後のシリーズとしての終わり方も好き。アメリカから帰ってきて本陣殺人事件を解決し、病院坂の事件を終えてアメリカに帰っていく。

Posted byブクログ

2020/07/07

恐るべき生首風鈴事件から約二十年の時を経て、再び起こる酸鼻な事件。複雑で隠微な人間関係の数々が絡み合い、おどろおどろした雰囲気を盛り立ててくれます。世代をまたいで受け継がれるかのような因縁がもうたまりません。そしてもちろん、ここで過去の事件の真相も明らかになりましたが。想像の斜め...

恐るべき生首風鈴事件から約二十年の時を経て、再び起こる酸鼻な事件。複雑で隠微な人間関係の数々が絡み合い、おどろおどろした雰囲気を盛り立ててくれます。世代をまたいで受け継がれるかのような因縁がもうたまりません。そしてもちろん、ここで過去の事件の真相も明らかになりましたが。想像の斜め上を行くとんでもなさでした……。 無残で悲愴でどうしようもない悲劇の物語ではあるのですが。不思議と読後感は悪くありません。まるで救いのないわけでもないのか。そして金田一耕助最後の事件なので、有終の美という雰囲気もありますかね。 ところでトリック、最近読んだ「蝶々殺人事件」と一緒だなあ、って思っていたら。作中でしっかり言及されていたのに笑いました。作中の世界でも読まれてたんですね。

Posted byブクログ

2020/07/02

金田一耕助最後の事件。 刊行順に、まだ読んでない金田一耕助シリーズを読んでいたので、短編集続きだったが、久々の長編。 長編の方がやっぱり面白いなぁ。 下巻の謎解きと新たな事件の重ね技で、続きが気になった! 金田一シリーズ全般だが、時代のせいか動機とか男女の関わりが共感出来ないが...

金田一耕助最後の事件。 刊行順に、まだ読んでない金田一耕助シリーズを読んでいたので、短編集続きだったが、久々の長編。 長編の方がやっぱり面白いなぁ。 下巻の謎解きと新たな事件の重ね技で、続きが気になった! 金田一シリーズ全般だが、時代のせいか動機とか男女の関わりが共感出来ないが…仕方ない。 普通に由香利がかわいそうなんだが?! 怒れる海賊たちの同窓会からの墜落は劇的でした。 犯人は意外でしたね〜

Posted byブクログ