悪魔の寵児 の商品レビュー

3.3

26件のお客様レビュー

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心中自殺から始まった…

心中自殺から始まった連続殺人事件に金田一耕助が挑む。雨男や蝋人形など道具立てもばっちりで楽しめた。

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知名度という点は、わ…

知名度という点は、わりと地味な作品かも知れませんが、偽装心中や蝋人形という道具立ては如何にもです。

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エログロ路線の作品。…

エログロ路線の作品。同時期に連載されていた『悪魔の手毬唄』と比べると、レベルは数段落ちます。

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2024/10/11

実業家の風間の妻美樹子が心中自殺に見せかけて殺害されるという事件が起こった。その後も次々と残虐な手口で巻き起きる殺人事件、突如として消え去る死体、雨の日に現れ"雨男"を名乗る不気味な男などミステリーとしての要素が詰まった一作である。 悪趣味で侮辱や憎悪の詰まっ...

実業家の風間の妻美樹子が心中自殺に見せかけて殺害されるという事件が起こった。その後も次々と残虐な手口で巻き起きる殺人事件、突如として消え去る死体、雨の日に現れ"雨男"を名乗る不気味な男などミステリーとしての要素が詰まった一作である。 悪趣味で侮辱や憎悪の詰まった殺害現場や犯人の手口が読んでいて素晴らしかった。 主人公の水上三太の聡明さや行動力の高さが見ていて気持ちよく、文章から十分に伝わってくる種子の薄気味悪さに非常に興味を惹かれるなど登場人物もこの作品の魅力であろう。 ただ真犯人に対しての驚きは少なく、もっと犯人の残虐性や異常性に対しての深堀が欲しかったかなとは思った。 他にもシリーズがあるようで…気になる

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2024/06/12

ゆったりと横溝正史を読み直し中 今回は『悪魔の寵児』です 事件は例年になく長い梅雨となり、雨がベショベショと降り続く中で起こります 殺人が発生したり、後に悪魔の寵児と呼ばれる連続殺人犯が登場するときには必ずと言っていいほどベショベショと雨が降っており、このベショベショと降る雨...

ゆったりと横溝正史を読み直し中 今回は『悪魔の寵児』です 事件は例年になく長い梅雨となり、雨がベショベショと降り続く中で起こります 殺人が発生したり、後に悪魔の寵児と呼ばれる連続殺人犯が登場するときには必ずと言っていいほどベショベショと雨が降っており、このベショベショと降る雨がこの事件に陰惨な印象を強く与えているのです Σ(゚Д゚) って「ベショベショ」って何よ! もうずーっとベショベショ雨降ってるんだけど、雨が降る擬音で「ベショベショ」ってなによ! どのくらいの量がどのくらいの勢いで降ってるかのちっとも伝わって来んわ! ちっとも伝わって来ないのになんとなく伝わってきた気持ちにもちょっとなったわ! そうなのよね〜 横溝正史ってたまにいや頻繁にこのわけわからん、つか本人しか分かってないやろ!って擬音が使われるのよね しまいにゃショボショボ降ってるとか言うし、いやなんとなくベショベショよりは勢い弱まったんだろなとは思ったけど 終始おしっこ感が… 先日読んだ横溝正史研究の本にも書いてあったんだけど、横溝正史ってマジ擬音変なんよね これから横溝正史を読んでみようかな?なんて思ってる人にはぜひ変な擬音にも注目してほしいな え?話の中身? うん、まぁそれは他の人のレビューとか読めばいいじゃないの

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2024/06/03

金田一さん、そこまで分かってるんなら一人か二人くらいの殺人は食い止められるだろうに・・・と思っちゃうけど、これが金田一耕助だよね。今回も楽しませてくれてありがとう。日常とはかけ離れた世界観で、よい気分転換になりました。

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2024/02/23

話が入り組んでて、かなり面白かったけど、最後結末にたどり着くまでがサクサクし過ぎてたのが残念だったな。とはいえ横溝作品らしい結末だった。 内容的にはかなりエログロで、今まで読んだ横溝作品にはない直接的な描写が個人的には興味をひいた。多分嫌いな人は大嫌いだと思う。

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2023/10/30

犯人は最後まで分からなかった。だけど、今回は狙われる人が最初から分かりやすかったので、ドキドキ感が無かった。どう殺されるんだろうくらいで。

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2020/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

金田一耕助は抑えめの登場。 トリックより人間構成とかあの時誰がいなかったとか、そういう状況証拠から解いていく感じなのかなぁ。 死体の描写から、犯人は女性になのではという予感はあった。 悪魔の寵児ってネーミングが関係者の中に浸透していふとこが時代を感じる。 あと最後の方での欣吾が父となった描写。自分に子供が出来たのは2人目。そのどちらも妊娠には気がつかなかった。自分の愛人たちが辱められては殺された後でも、彼は過去のこととして人生を続ける。そんな感を受ける描写が印象に残った。

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2020/02/23

意外な犯人。「レインコートの犯人」が誰にでも出来るせいで上手く惑わされた… メイン目線の記者の動きも若干怪しいため、メタ的にもみんなが怪しく思えて、最後まで犯人がわからなかった。 いつも以上に死人が多いのは、相変わらず無能な探偵と警察である(笑)

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