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赤石沢教室の実験 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2012/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

レビュー四件だと・・・!? ダ・ヴィンチなどで紹介されていて気になりました。 全体的に薄気味が悪い話です。二重人格者が主人公という燃える展開!と思っていたのも束の間、同室の子が語り手だったとは。逆に読書慣れしている人を手玉にとるシステムですね。末恐ろしいぜ。 ラストでいきなりグロテスクで怖かったです。「こうだったの!?」「あっちがった、こうだったの?」「アワワワこうだったのー!?」というどんでんの繰り返しはなかなか楽しかったかも。そこそこお気に入りです。

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2010/09/28

君と私の物語。 元がライトノベルのレーベルで出た作家さんで、この作品は「キリサキ」のシリーズに近いテイスト。 「赤石沢教室」と呼ばれる、才能を認められた者の集まり。 美術の才能に秀でた代償か、人としての感覚がどこか欠如した彼ら。そこに関わり、亡くなった生徒。実験。会話。復讐。...

君と私の物語。 元がライトノベルのレーベルで出た作家さんで、この作品は「キリサキ」のシリーズに近いテイスト。 「赤石沢教室」と呼ばれる、才能を認められた者の集まり。 美術の才能に秀でた代償か、人としての感覚がどこか欠如した彼ら。そこに関わり、亡くなった生徒。実験。会話。復讐。……実験。実験対象の、そして実験結果の彼ら。 今はもうないはずの赤石沢の存在が確かにそこにある。 私と君だけが出てくる物語。 その仕掛けは、慣れた人もしくは慎重に読んでいる人なら途中で気付くこともある。 読み通したあと、再読してみると、確かにわかる。 後半から明らかにされていく主題も、その構成も、とても丁寧に描かれた作品。

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2010/05/21

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/9070195.html)

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2010/04/05

内容 片桐芸術高校に君臨するエリート集団「赤石沢教室」。 それは、夭逝の芸術家、赤石沢宗隆最後の弟子たち。 憧憬と羨望と、僅かな畏怖。それが彼らに向けられる視線。 二年前に亡くなった兄のあとを追い、片桐芸術高等学校に入学したあゆみは、 兄の死に「赤石沢教室」が関わっていると知る。...

内容 片桐芸術高校に君臨するエリート集団「赤石沢教室」。 それは、夭逝の芸術家、赤石沢宗隆最後の弟子たち。 憧憬と羨望と、僅かな畏怖。それが彼らに向けられる視線。 二年前に亡くなった兄のあとを追い、片桐芸術高等学校に入学したあゆみは、 兄の死に「赤石沢教室」が関わっていると知る。 密かに復讐を誓うあゆみだが、その頃から、奇妙な出来事が起こり始める―。 終りを告げた漆塗りの闇の時代。“現代のゴヤ”が収集した少年少女。 稀代の芸術家が遺した最高傑作とは? 驚天動地のサイコロジカル・ミステリー。

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2011/07/20

片桐芸術高等学校は美術科単科の高校で、「赤石沢教室」と呼ばれるエリート集団が君臨している。彼らは、夭折の天才芸術家赤石沢宗隆の最期の弟子たちである。自殺した兄あきらのあとを追い、片桐芸術高校に入学した片桐あゆみは、兄の死に「赤石沢教室」が深く関わっていた事を知り、密かに復讐を誓う...

片桐芸術高等学校は美術科単科の高校で、「赤石沢教室」と呼ばれるエリート集団が君臨している。彼らは、夭折の天才芸術家赤石沢宗隆の最期の弟子たちである。自殺した兄あきらのあとを追い、片桐芸術高校に入学した片桐あゆみは、兄の死に「赤石沢教室」が深く関わっていた事を知り、密かに復讐を誓う。その復讐というのは相手に危害を加えるものではなく、単に殺人の計画を立てるというものだった。しかし、あゆみが立てた計画通りに「赤石沢教室」の面々が事件に巻き込まれていく・・・。というあらすじを説明するのは簡単なのだが、ほとんどの文章が二人称で「君は〜した。」と語られるせいか、読むとすごく不可思議な印象。タイトルの「実験」という言葉は、赤石沢宗隆が弟子たちに行った実験のことなのだろうけど、作者さんにとっても、この小説の文体は実験だったんじゃないかな〜と思った。

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