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ノルゲ Norge の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/01/15

妻の留学先について行ったノルウェーでの一年。 北欧というとおしゃれで美しいイメージだが、極夜や白夜は身体にも精神にも影響が大きいのだなぁと思った。 言葉がわからないながらも、魚や鳥などを介していろんな人たちと通じあっていく。 クリスマスなどのイベントの日に、それぞれの自宅に招待し...

妻の留学先について行ったノルウェーでの一年。 北欧というとおしゃれで美しいイメージだが、極夜や白夜は身体にも精神にも影響が大きいのだなぁと思った。 言葉がわからないながらも、魚や鳥などを介していろんな人たちと通じあっていく。 クリスマスなどのイベントの日に、それぞれの自宅に招待してくれるというのもノルウェーの人たちの懐の深さを感じた。

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2013/06/14

直感で購入。中身もほとんど見ずに。そして物理的に重いので通勤に持っていくのを躊躇していた。堀江を読み終わって、じゃ次はこいつってこれまた何も考えずに通勤の友にした。 そしたらどうだろう、この重量に負けない重厚感。 作者と同じ時間と空間を共有することが出来るので、自分はせわしなく日...

直感で購入。中身もほとんど見ずに。そして物理的に重いので通勤に持っていくのを躊躇していた。堀江を読み終わって、じゃ次はこいつってこれまた何も考えずに通勤の友にした。 そしたらどうだろう、この重量に負けない重厚感。 作者と同じ時間と空間を共有することが出来るので、自分はせわしなく日々を過ごしていてもこの本を読むことでゆっくりと思考を重ねる体験・時間を持つができる。

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2013/01/09

あまりの分厚さに読みきったあとはひとしお。静かな水面のようになだらかだけど険しさのある私小説 そんな印象。やーおもしろかったな、ずんどこ読みました

Posted byブクログ

2009/11/05

 淡々としていて良い。私はこういう、淡々とした物語が好きだ。他のものも好きだけど。  ああ、星野道夫さんの文章の雰囲気とちょっとだけ似ているかもしれない。本当にちょっとだけだけど。『ノルゲ』はフィクションであり、人がいるところの少しざわついた雰囲気がある。星野さんの文章はノンフィ...

 淡々としていて良い。私はこういう、淡々とした物語が好きだ。他のものも好きだけど。  ああ、星野道夫さんの文章の雰囲気とちょっとだけ似ているかもしれない。本当にちょっとだけだけど。『ノルゲ』はフィクションであり、人がいるところの少しざわついた雰囲気がある。星野さんの文章はノンフィクションであり、悠久の自然の、世界の、広がりを、感じることができる。だけど、自分を中心に感じたことを静かに綴る姿勢は、少し似ている気がする。まだ2章あたりだから、今後どうなるか分からないけど。

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2009/10/04

そのタイトルと、表紙、そしてちらっと立ち読みして主人公の「僕」の『病状』に惹かれそのまま購入。 以後、時間をかけてなんとか読み切ったハードカバー。 基本的に長いのはあまり読む時間を取れないので買わないんですが。 「僕」への感情移入が半端なかった。自分に似過ぎててヤヴァイ。独り善が...

そのタイトルと、表紙、そしてちらっと立ち読みして主人公の「僕」の『病状』に惹かれそのまま購入。 以後、時間をかけてなんとか読み切ったハードカバー。 基本的に長いのはあまり読む時間を取れないので買わないんですが。 「僕」への感情移入が半端なかった。自分に似過ぎててヤヴァイ。独り善がりな共感ですけど。 しばらく開いていなかったので、これを機にまた読んでみようかな。

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2009/10/04

初佐伯一麦。読了後、前作『鉄塔家族』『遠き山に日は落ちて』のあらすじチェックしてみたら、なんだかそれらに関連してる模様。だがそんなの関係ねえ!(←このギャグいつまで保つんだろうね?) 染織作家である妻の留学に付いて、ノルウェーまで来たライターの夫の視線で、一年間に渡る生活が描かれ...

初佐伯一麦。読了後、前作『鉄塔家族』『遠き山に日は落ちて』のあらすじチェックしてみたら、なんだかそれらに関連してる模様。だがそんなの関係ねえ!(←このギャグいつまで保つんだろうね?) 染織作家である妻の留学に付いて、ノルウェーまで来たライターの夫の視線で、一年間に渡る生活が描かれます。時にトラブルに見舞われたり、妻の同級生に招待されたりしつつ、概ね平穏に北欧の日々が過ぎて行くさまを、淡々とした筆致で書き連ねて行くので、描き写された光景を主人公の目線と同化して、体験するのが吉。なかなか面白いよ北欧貧乏生活♪ 昨今の北欧ブームに乗っかって売ってもいいんじゃないかと(間違ってるけど)思った作品。

Posted byブクログ