デイトレで2億儲けた方法 1億損した失敗 の商品レビュー

うり坊【著】

2018/10/08

ブログの一部を書籍化したもの。
１００万を元手に４００と１０数日で、これを１億円に増やしたトレーダーの日記である。

著者は、トレーダーになる前はパチプロをしていたということであるが、年収は６００万を超えていた。こうしたギャンプル的なものに対する天性の才能があるのであろう。しかし、見落とすことができないのは、彼が学生であったパチプロ時代から確率論や資金効率といった数学的な思考法を用いていたことである。やはり天性のギャンブラーには少なくとも数学的な素養は必要なのであろうか。また、彼は同時に努力家でもある。トレードの前日には必ず数百のチャートに目を通し翌日に備えるのである。書中に何度も出てくるが、壁を乗り越えるという表現がある。かれの性格的な側面もトレーダーに向いているのであろう。

資金を一時は２億円にまで増やしたのは、当時の相場環境が構造改革の結果としての景気回復に助けられた部分は大きいだろう。事実、相場の方向性が乏しくなった２００６年には１億を失っている。１週間で９０００万も吹っ飛んだとの記述もある。やはり、デイトレードで持続的に利益を出し続けるのは難しいということである。

とはいえ、１億まで資金を増やしたのは彼の資質と努力も当然大きく寄与しており、一般人が簡単に真似をするこが出来るわけではない。彼の才能であることは間違いない。この本を通じで学ぶことはやはり、損切であろう。投資信託並みの長期投資でなければ、損切りは絶対である。ここ最近の米国発同時株安でも同じことを痛感する。少しでも迷っていると一気にタイミングを失い、あれよあれよという間に損失は拡大するのである。まったく同じようなことが描いてあり、自分とダブる。

2011/03/16

ブログの一部を書籍化したもの。１００万を元手に４００と１０数日で、これを１億円に増やしたトレーダーの日記である。著者は、トレーダーになる前はパチプロをしていたということであるが、年収は６００万を超えていた。こうしたギャンプル的なものに対する天性の才能があるのであろう。しかし、見落とすことができないのは、彼が学生であったパチプロ時代から確率論や資金効率といった数学的な思考法を用いていたことである。やはり天性のギャンブラーには少なくとも数学的な素養は必要なのであろうか。また、彼は同時に努力家でもある。トレードの前日には必ず数百のチャートに目を通し翌日に備えるのである。書中に何度も出てくるが、壁を乗り越えるという表現がある。かれの性格的な側面もトレーダーに向いているのであろう。資金を一時は２億円にまで増やしたのは、当時の相場環境が構造改革の結果としての景気回復に助けられた部分は大きいだろう。事実、相場の方向性が乏しくなった２００６年には１億を失っている。１週間で９０００万も吹っ飛んだとの記述もある。やはり、デイトレードで持続的に利益を出し続けるのは難しいということである。とはいえ、１億まで資金を増やしたのは彼の資質と努力も当然大きく寄与しており、一般人が簡単に真似をするこが出来るわけではない。彼の才能であることは間違いない。この本を通じで学ぶことはやはり、損切であろう。投資信託並みの長期投資でなければ、損切りは絶対である。ここ最近の米国発同時株安でも同じことを痛感する。少しでも迷っていると一気にタイミングを失い、あれよあれよという間に損失は拡大するのである。まったく同じようなことが描いてあり、自分とダブる。

2009/10/04

生なデイトレの雰囲気がよく分かる本でした。儲けも凄いけど、やっぱり大きく負けることも多いようで、結局はリスクの取り方と”運”を味方につけたモノが相場で勝つんですねぇ。

2009/10/04

パチプロからデイトレーダーに転身した著者の日記。
ライブドアショックでは直感的におかしいと気づく勘と失敗を客観的に見れる眼と運が彼を億万長者にしたのだろう。