愛してほしい! の商品レビュー
施設で暮らす子ども達は一般家庭の子どもよりも所持品が少ないです。 でも、その心の中には重い荷物を抱えています。 タイガーマスク運動によって物を寄付する人が増えたのは素敵なことだと思います。 ただ、施設側が本当に求めているのは物ではなくて現金だということを、この本を読んで感じ...
施設で暮らす子ども達は一般家庭の子どもよりも所持品が少ないです。 でも、その心の中には重い荷物を抱えています。 タイガーマスク運動によって物を寄付する人が増えたのは素敵なことだと思います。 ただ、施設側が本当に求めているのは物ではなくて現金だということを、この本を読んで感じました。 なぜなら傍にいて重い荷物を軽くしようしてくれる職員さんを増やせますからね。
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今までニュースになる「虐待」「子殺し」を見ても 「何で腹を痛めた子を?」「未熟な親だ」と 責める気持ちになれなかった。 愛情を感じることが出来なかった子ども時代があるということは 大きくなって、それを補おうとしても難しいということを 改めて感じた。 私自身、「自立支援施設」で生活...
今までニュースになる「虐待」「子殺し」を見ても 「何で腹を痛めた子を?」「未熟な親だ」と 責める気持ちになれなかった。 愛情を感じることが出来なかった子ども時代があるということは 大きくなって、それを補おうとしても難しいということを 改めて感じた。 私自身、「自立支援施設」で生活したことがある身なので ただ退所すればハイさようなら、ではなくて 定期的なアフターケアというものの大切さを感じた。 実際には、人手不足や管理の難しさで不可能だと思いますが 傷付いたままの子どもが、一生懸命に社会の中で試行錯誤し 子どもを産み、育てることになると やはり、歪んだ感情が生まれることは 否定できないと思う。 それを「親のくせに」で片づけてしまう世間の目があるから 心のよりどころのない母親や父親は 絶望してしまうんだと思った。 本当に、しっかり、自分の子どもには愛情を注いでやろうと思うのだけれど 「子ども」として愛された記憶がない身としては 本当に、やり場の無さを感じてしまう時がある。
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