午前零時 の商品レビュー

鈴木光司,坂東眞砂子,朱川湊人,恩田陸,貫井徳郎,高野和明,岩井志麻子,近藤史恵,馳星周,浅暮三文,桜庭一樹,仁木英之,石田衣良【著】

2009/10/04

好きな話が多かったです。
午前零時をテーマにしてこんなふうに色々な話になるのもアンソロジーの魅力だなぁと実感。

2009/10/04

アンソロジーっていう形態なのかな？知ってる作者さんが何人か書いてたので読んでみた。少し怖かったり意味不明だったり色々な雰囲気の作品があるけど、どれも深夜の不思議な雰囲気をかもし出してて好き。「卒業」は何なんだろう。長編小説の最後だけ、みたいな印象。この話で一冊書いて欲しいな。

2011/07/16

電子書籍配信サイトTimebook　Townで連載された「シリーズ午前零時」を加筆修正したもの。13人の作家、共通点は？掌編という事ですらすら読める。鈴木光司　　　ハンター深夜のバーで男は一人の女に声をかけるタイミングを見計らっている。午前零時女が死んだ恋人とであった時間、バーにいたのは。坂東真砂子　　冷たい手目覚ましがなり目が覚めたのは午前零時。年老いた母の世話をするために帰ってはきたものの田舎で朽ち果てる不安。でも真実は。朱川湊人　　　　夜、飛ぶもの小学校3年のとき、午前零時に空が変るか確かめようとした私が見たものは。この人らしい作品と思う。恩田陸　　　　　卒業ホラー？　午前零時になればここから卒業できる。四畳半の部屋に逃げ込んだ5人の少女は次々と。これも恩田陸だな、エンドゲーム系？貫井徳郎　　　　分相応美人でお金持ちの娘で収入も良い妻を持つごく平凡なサラリーマンの吉井。これだけ午前零時との関係が良くわからない。高野和明　　　　ゼロ記憶をなくして発見された男はとある研究所でゼロと呼ばれ暮らすが、男はある実験に参加することになり。男は永遠にゼロの時間を生きるのか。星新一系。岩井志麻子　　　死神に名を送られる午前零時深夜番組の飾りのような仕事をしている自称タレントの直子は、午前零時になると浮かび上がるもう一人に自分を感じる。これも岩井志麻子らしい気味悪い感じ。近藤史恵　　　　箱の部屋引きこもりネットショッピングにハマッた私の部屋に午前零時に届いたのは。馳星周　　　　　午前零時のサラ午前零時、出ていっってしまった女を犬のサラと待つ中年の男。「不夜城」しか知らないのだが、こんな切ない感じの話も書くんだ。以外。浅暮三文　　　　悪魔の背中自分を振った恋人に復讐しようと悪魔を召喚しようとした男は。桜庭一樹　　　　1，２，３，悠久父親の判らない４人の娘を産んだ母親と娘たち。午前零時、スッカリ変ってしまった母親を。いしいしんじと同じ匂いがする。一番好きな話。落ちもいい。仁木英之　　　　ラッキーストリング何もかも嫌になりインドに来た男はガンジスのほとりにある祠で。石田衣良　　　　真夜中の１秒後午前零時に運命の男と出会うと言う占い、その時であったのは。という事で、「午前零時」をテーマにした１３人の中で私的には桜庭一樹が一番、来年はこの人読破目指そう。

2009/10/07

長針と短針が交わる真夜中の1秒間、運命へのカウントダウンが始まった――
鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、浅暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良――大注目の
新鋭から超人気作家まで、13人の豪華執筆陣が描く、悲劇のようで奇跡のようなミッドナイト・ストーリー。

2009/10/07

１３人の人気作家による短編集。お題が午前零時なのでオカルトとかホラー作品が多いのかと思いましたが、色とりどりでした。馳星周「午前零時のサラ」にはホロリ。

2010/04/07

複数の作者が「午前零時」というものをテーマにした作品。

朱川湊人目当てで借りたが、期待はずれ。
他の作者の作品も、特にこれといってパッと目をひくようなものはない。

ただ気になった小説が、一つ。
高野和明。
ラストの終わり方、なかなか悪くない。

問題は、恩田陸。
肝心な背景の描写が描かれていない為、まさに意味不明。
ただのパニック小説？理解不能。

2009/10/04

『午前零時』をテーマにしたアンソロジー。執筆陣が豪華なので期待しつつ読んだのですが…ちょっと…イマイチ；　「これはっ！」と思わせてくれる話がなくて残念でした。ただ、ラストの石田さんの作品で、女性側としてはニヤリとした（苦笑）楽しい余韻を残す読了感になったのは良かったと思います。

2009/11/16

今夜、運命は変わる、変えられる。豪華執筆陣が、イタズラな世界の２４時×１３夜を描いた掌編小説集。長針と短針が交わる真夜中の１秒間、運命へのカウントダウンが始まった――鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、浅暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良――大注目の新鋭から超人気作家まで、１３人の豪華執筆陣が描く、悲劇のようで奇跡のようなミッドナイト・ストーリー
短編集は気軽に読めるから好きです。これも１編が２０ページ前後ですごく読みやすかったです。私の好きな作家さんも結構いたし。子どものころは午前零時ってすごく特別な気がしませんでしたか？私はすごくしたんですが、今では当たり前みたいになってしまってちょっと寂しいです。私が気に入ったのは鈴木光司の「ハンター」、高野和明の「ゼロ」、近藤史恵「箱の部屋」、馳星周「午前零時のサラ」、石田衣良「真夜中の一秒後」です。特に石田衣良が良かったです。

2009/10/04

１３人の人気作家の短編集。
午前零時に何かがかわる。それがおもしろく書かれています。たった一つの題材にこんなにもいろいろな考え方ができるのかと感心してします。
個人的には仁木さんの作品がよかった

2011/09/07

　鈴木光司、坂東眞砂子、朱川湊人、恩田陸、貫井徳郎、高野和明、岩井志麻子、近藤史恵、馳星周、朝暮三文、桜庭一樹、仁木英之、石田衣良ら13人の作家による「午前零時」をテーマにした競作集。　　「午前零時」からの連想で、ホラー風味の作品が多かったかな。ホラーでは、女として朽ちていこうとする焦燥感を巧みに織り込んだ坂東作品が良かった。少なくとも2通りの受け止め方ができる鈴木作品も。　その他、「午前零時をそう解釈するか！」の近藤作品、寓話めいた不思議な雰囲気がたまらない桜庭作品も印象に残った。　　恩田陸「卒業」は、『朝日のようにさわやかに』にも収録済み。先にそちらで読んでいたので、ちょっとちょっとちょっと…でした。話膨らませて、長編化すればいいのにー。