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孤高のメス 外科医当麻鉄彦(第3巻) の商品レビュー

3.5

34件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    11

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

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2024/04/11

シリーズ第三弾。近江大学で本邦初の生体肝移植が始まった。レシピエントの患児を執刀するのは実川助教授。ドナーの父親の肝臓を手術するのは当麻医師。その手術中に当麻の母危篤の連絡がはいる。

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2022/08/08

周囲のハードルの高さから生体肝移植は無理かと思ったが、意外な理由で許可されるし、倫理審査委員会を作ったのに議題に載せずに超法規的解釈となったり、医療の世界は一般社会と違うようだ。それに加えて同僚の成功を妬み、マスコミにリークするなんて考えられない。そのマスコミを手玉に取る上司。 ...

周囲のハードルの高さから生体肝移植は無理かと思ったが、意外な理由で許可されるし、倫理審査委員会を作ったのに議題に載せずに超法規的解釈となったり、医療の世界は一般社会と違うようだ。それに加えて同僚の成功を妬み、マスコミにリークするなんて考えられない。そのマスコミを手玉に取る上司。 このシリーズは一番良いところで「続く」となる。今回も移植の途中で切り上げて実家に向かう当麻医師。移植が成功するかどうか、マスコミ対応がどうか、非常に気になる。ということで、4から6まで購入してしまった。

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2022/05/06

 本邦初の民間病院を舞台にした生体肝移植実施までを巡る人間模様を描く第3巻。移植を受ける家族、実施の責任問題、実施者の立場、その後のポスト、マスコミへのリーク等々、様々な立場の人物から生体肝移植への思いが描かれている。  更にこの移植手術の直前から主人公・当麻鉄彦の母親の調子が芳...

 本邦初の民間病院を舞台にした生体肝移植実施までを巡る人間模様を描く第3巻。移植を受ける家族、実施の責任問題、実施者の立場、その後のポスト、マスコミへのリーク等々、様々な立場の人物から生体肝移植への思いが描かれている。  更にこの移植手術の直前から主人公・当麻鉄彦の母親の調子が芳しくないという伏線もあり、医師の複雑な状況もうかがい知ることができる。

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2019/02/08

当麻の母・峰子の転院から急変へと流れる時間軸の中、近江大での生体肝移植が現実のものとなった。本巻の中でもいくつかあるピークの最大のものだ。著者は、本シリーズの中で医師としての経験を余すところなく物語に反映させようとして、いくつものピークを設定しているように思われるが、この巻くらい...

当麻の母・峰子の転院から急変へと流れる時間軸の中、近江大での生体肝移植が現実のものとなった。本巻の中でもいくつかあるピークの最大のものだ。著者は、本シリーズの中で医師としての経験を余すところなく物語に反映させようとして、いくつものピークを設定しているように思われるが、この巻くらいが丁度良い。

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2017/12/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 実川の上司である卜部教授は、頑として肝臓移植を認めなかった。だが定年後のポストに不安を覚えていた卜部は、手術が成功すれば有名国立病院の院長に推挙するというある人物との裏取引により態度を一変させる。かくして幼児の手術にゴーサインが出され、極秘に本邦初の生体肝移植が始まる。当麻も駆けつけるが、そのとき母危篤の知らせが…。

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2015/09/29

当麻先生ってああ見えて結構人を見下してるよねえ。そういうところ、作者さんの嫌味が出てて好きになれない理由。

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2014/10/20

実川の上司である卜部教授は、頑として肝臓移植を認めなかった。だが定年後のポストに不安を覚えていた卜部は、手術が成功すれば有名国立病院の院長に推挙するというある人物との裏取引により態度を一変させる。かくして幼児の手術にゴーサインが出され、極秘に本邦初の生体肝移植が始まる。当麻も駆け...

実川の上司である卜部教授は、頑として肝臓移植を認めなかった。だが定年後のポストに不安を覚えていた卜部は、手術が成功すれば有名国立病院の院長に推挙するというある人物との裏取引により態度を一変させる。かくして幼児の手術にゴーサインが出され、極秘に本邦初の生体肝移植が始まる。当麻も駆けつけるが、そのとき母危篤の知らせが…。 (「BOOK」データベースより) 感想は最終巻に。

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2013/12/24

外科医 当麻のお話の続き。 本人の手技の凄さや、見識の高さなどとはお構いなく、昔ながらの「白い巨塔」に振り回される主人公。 今もまだ、このような、悪癖が続いている のかと思うと、嫌気がさすが・・・。 お話としては、とてもおもしろい。

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2013/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母峰子の脳腫瘍切除術後。 取りきれなかった腫瘍部分をどうするかで葛藤。放射線にせよ化学療法にせよいまいちの成績。 「父ちゃんのそばに」のセリフで、郷里熊本医大に転院させることを決意する当麻。 近江大学実川助教授を手伝って生体肝移植をする当麻。当麻はドナー側の執刀。 その最中(終わりかけ)に従妹律子からの電話。峰子が息を引き取りそうだとのこと。この電話を受けたのは実川。 実川はドナーの閉腹を引き受け当麻を郷里に向かわせる。

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2013/01/20

ということで引き続き第三巻。 赤子に対する生体肝移植というわかりやすいテーマと自分の親の手術という2つのテーマが並行してくる当たり、だいぶこなれてきた印象。 でもぽっと出たヒロインに対して主人公がどうしてここまで心惹かれたのかとかがまったくわからないし、そのあたりの心の機微に関す...

ということで引き続き第三巻。 赤子に対する生体肝移植というわかりやすいテーマと自分の親の手術という2つのテーマが並行してくる当たり、だいぶこなれてきた印象。 でもぽっと出たヒロインに対して主人公がどうしてここまで心惹かれたのかとかがまったくわからないし、そのあたりの心の機微に関する描写は手術に関する秒差と比べて大幅な不足感が否めない。ま、このへんはスルーしてあげてストーリーだけ評価すべきなんでしょうけど。

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