どれくらいの愛情 の商品レビュー
福岡出身の為地名や場所、博多弁に親しみが湧き楽しく拝読した。愛というものを色々な角度から考えさせられ読み応えもあり考えさせられた。歪んだ愛もまた愛なのだと気付かせてくれた作品。
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表題作がいちばん重くて読みづらかった。 男女の、心と体の話。 夫婦であっても 唯一無二の相手に出会ってしまうこと。 その時の葛藤とか。 体に正直なのか、心に正直なのか、イコールなのか。 男女は深い。
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234頁より 間違わないようにしよう 自分にとって何が大切で、何が大切ではないか 最後の最後は、自分の魂の声に従って 自分で決めるしかない
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文章の美しさはあれど、わたしは略奪愛を肯定する気には決してならないし、この人の考える女性像というか「女性とはこうあるべき」みたいなのが透けて見えて、このひとの本を読む人はどういうひとなのだろうって逆に気になるかんじ。
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白石さんの小説は、心の問題だけじゃなく必ず「体の声を聞く話」になっていて、だから深い。そして生きている人だけでなく、亡くなった人との縁にも触れてくれるので、とてもありがたく、勇気付けられます。 見えない世界に逝ってしまった大切な人からの声が、ちゃんと聞こえてきました。本当にありが...
白石さんの小説は、心の問題だけじゃなく必ず「体の声を聞く話」になっていて、だから深い。そして生きている人だけでなく、亡くなった人との縁にも触れてくれるので、とてもありがたく、勇気付けられます。 見えない世界に逝ってしまった大切な人からの声が、ちゃんと聞こえてきました。本当にありがとう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分の片割れについての話。 どれくらいの愛情の最後の会話文と、 ダーウィンの法則の「もう俺たちの力でどうにかなる場面はすぎてしまった。俺にはお前だったけど、お前にはきっと俺じゃなかったんだな。」という台詞が胸に刺さった。 見つけられないかもしれないし、いないかもしれないけど、私は片割れを諦めず見つけたいと思う。
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なかなか良かったです。 あまり期待して読み始めなかった分だけ読んでよかったかも・・と思える。 『どれくらいの愛情』 結局のところ、運命には良いも悪いもなくって、水が高いところから低いところへ流れるように、当人に一番いいように流れて行くってこと? たとえ悪い時期があったとしても...
なかなか良かったです。 あまり期待して読み始めなかった分だけ読んでよかったかも・・と思える。 『どれくらいの愛情』 結局のところ、運命には良いも悪いもなくって、水が高いところから低いところへ流れるように、当人に一番いいように流れて行くってこと? たとえ悪い時期があったとしても、それは次への必然的な準備ってことみたい・・・・
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白石さん特有の、重ための精神世界が少ないです、今回は。 とは言え、表題作の後半はかなかなハードでありました。 でも真意は伝わります。さわやか。
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現代を生きる大人達の普遍的な愛を描いた4つの物語。 4つの物語全てに臨場感があるのは、現代に生きる大人達の等身大の姿を描いているからかもしれない。 決して夢見心地な話ではない。 苦しいそれぞれの心の描写や目の前の現実を直視し、懸命に生きている姿は今の現代を写し出している。 そ...
現代を生きる大人達の普遍的な愛を描いた4つの物語。 4つの物語全てに臨場感があるのは、現代に生きる大人達の等身大の姿を描いているからかもしれない。 決して夢見心地な話ではない。 苦しいそれぞれの心の描写や目の前の現実を直視し、懸命に生きている姿は今の現代を写し出している。 そしてその中で紡がれる大人達の愛情の形と結末が暖かく滲む。 「20年後の私へ」「たとえ真実を知っても彼は」「ダーウィンの法則」「どれくらいの愛情」 の4つの物語は全て私の中でハズレは無かった。 特に「20年後の私へ」の物語は同じ女性としてグッと心に残るものがある。 私も20年後の私に手紙を残したくなった。 悩みながらも頑張って懸命に生きていますか?…と。 20年後の私に必要になる手紙なんだとこの物語を読んで諭されました。
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表題作『どれくらいの愛情』は、「強い意思と信念を持っていれば、運命を変えられる」、行動の価値基準を自信の内面に持ち続けるための、「堅思不抜のずっとずっと強い信念体系が必要だ」ということが主題となり、ほとばしるかのごとき、思考の動きと、心の奥底からの衝動となった信念が、次々と伝わっ...
表題作『どれくらいの愛情』は、「強い意思と信念を持っていれば、運命を変えられる」、行動の価値基準を自信の内面に持ち続けるための、「堅思不抜のずっとずっと強い信念体系が必要だ」ということが主題となり、ほとばしるかのごとき、思考の動きと、心の奥底からの衝動となった信念が、次々と伝わってくる。 そして、それができるか否かは、前作『もしも、私があなただったら』でも描いてることに、一にかかっている。 あとがきに、それが解となって明かされている。 あとがきを読んだ後、また本編を、著作時期の順に読みたくなる。
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