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岸田劉生随筆集 の商品レビュー

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2018/10/09

岸田劉生 随筆集。芸術論やプロ論として面白い。一流芸術家の独創性、創作思想など 一流たる理由がよくわかる。読む前と後では 麗子像の見方が、写実的なものから 観念的なものへ 変わった 麗子像から 内なる美〜芸術的稚拙感、卑近美、静的で神秘的、老熟な落ち着き から 生まれる 民族的...

岸田劉生 随筆集。芸術論やプロ論として面白い。一流芸術家の独創性、創作思想など 一流たる理由がよくわかる。読む前と後では 麗子像の見方が、写実的なものから 観念的なものへ 変わった 麗子像から 内なる美〜芸術的稚拙感、卑近美、静的で神秘的、老熟な落ち着き から 生まれる 民族的な美〜を抽出した気がする 芸術論 *芸術は ただ力である *写実は 美術の一般的な道だが 写実のみが美術ではない *見えたように正直に描く〜見えた通り描いても非凡となることが 尊い *芸術は 味をつけて煮たものでなければならない〜生のものを芸術的に殺して 料理して 煮て食わす *優れた画には 芸術的稚拙感が加わっている〜一見まずそうに見える不思議な美 *美は 結局、無限に帰する 東洋美、古い日本の美 *内からにじみ出た民族的な美 *卑近美(卑しさや下品に見える美〜端正など露骨な美の条件とは正反対) *露骨な美が避けられている〜そこに 深さ、無限さ、神秘さがある *深さ、蘊奥(うんおう)、味わいにおいて 西洋美より勝る *東洋美は 陰的、神秘的〜老熟、落ち着き 現代の日本の美、西洋美 *民族の心、内なる美が変化 *静がない、忙しい美 *西洋美は 陽的、現実的〜西洋美術は 露骨に生きている→若くて生き生き デカダンスの考察 *芸術的な堕落、道徳的な堕落 *デカダンス芸術は 芸術としての本道ではない *美と反対のグロテスクは、より深い美を含蓄

Posted byブクログ

2011/07/10

「麗子像」とかで有名な岸田劉生の文章をいろいろ集めたもの。 文明の考察などなかなか鋭いと感じた。西洋と東洋の芸術に対する比較もなかなか興味深い。実作もしつつ、これだけの理論を繰り広げられるのはなかなか面白いと思った。実際に劉生が描いた絵もまた鑑賞し直して、理論と実作がどのような...

「麗子像」とかで有名な岸田劉生の文章をいろいろ集めたもの。 文明の考察などなかなか鋭いと感じた。西洋と東洋の芸術に対する比較もなかなか興味深い。実作もしつつ、これだけの理論を繰り広げられるのはなかなか面白いと思った。実際に劉生が描いた絵もまた鑑賞し直して、理論と実作がどのような関係にあるのかを確かめてみたい。 とりわけ中国の美術に関する所感が興味深く、宋のものとか鑑賞したくなる。

Posted byブクログ

2009/10/04

ずっと昔から「麗子微笑」を描いているひとは いっちゃっている人だと勝手に思っていたのですが。 実際、いっているところもあるけど、 お金持ちでぼんでわがままなあたらしもの好きなおじさんでした。 まさに明治の金持ち。 大好きなバーナード・リッチと交遊があったところが衝撃。

Posted byブクログ