自我崩壊 の商品レビュー
社会的に見てマトモかどうかの境界線にいる心を病んだ方々を紹介。 作家の島田清次郎氏も列挙されていた。
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強迫神経症の人が身近にいた頃、買った本。ヒトの精神というのは、想像できないほど狂うことがあるんだなと思った。精神疾患ものの映画とか、どうしても面白いと思えない(特に若者の作品。軽々しく精神疾患を書かないでほしい)。ヒトの狂気というのが、本当に恐怖だからだ。
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まさにこういう状況になっていたことがある。 「いろんなことにつかれてしまった。自分という人間を演じるのは、もう嫌になった。自分の生き方を変えられないので、もう死ぬしかないと思う」(P130) 境界例の女性が自傷行為を繰り返すのは、単に演技的なもので、周囲の目を引きたいからだとい...
まさにこういう状況になっていたことがある。 「いろんなことにつかれてしまった。自分という人間を演じるのは、もう嫌になった。自分の生き方を変えられないので、もう死ぬしかないと思う」(P130) 境界例の女性が自傷行為を繰り返すのは、単に演技的なもので、周囲の目を引きたいからだという意見も多い。彼女たちの感情面や行動面の不安定さは、一部の男性には魅力的に見えるようで、庇護しようと世話をする男性も少なくない。 女性がこのような行動をとれるのは、社会的な許容度が高いという側面もある。男性が境界例のように振る舞ったら、人生の落伍者としてみなされるか、犯罪者あつかいされることだろう。(P132)
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表紙のデザインにつられて買ってしまいましたが、内容も、病気別に症状などが多く紹介されておりとてもよかったです。 自閉症とアスペルガー症候群の違いなど、今まであやふやだったことがよく分かりました。
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これも症例紹介としてふつう。ていうか精神病は実はたいしてバラエティがないんだよな。なに読んでも同じようなもの。でも精神科医はずっと同じことを書いていられる。 「未だにフロイトとその亜流の理論を無批判に信奉し「力動心理学」を実戦している精神科医やカウンセラーは、マルクス主義を...
これも症例紹介としてふつう。ていうか精神病は実はたいしてバラエティがないんだよな。なに読んでも同じようなもの。でも精神科医はずっと同じことを書いていられる。 「未だにフロイトとその亜流の理論を無批判に信奉し「力動心理学」を実戦している精神科医やカウンセラーは、マルクス主義を捨てられない経済学者と同様に、滑稽で悲惨な存在であるように思えてならない。そして何よりも重要なのは、精神分析的な治療によって少なくない患者が誤診され、症状をかえって悪化させている点なのである。」p.134 斉藤環先生とかあたりと対決したりはしないのかな。そこらの物書き精神科医どうしの関係ってのは興味ある。内海健先生とかも力動な解釈のバックグランドみたいだけどそこらへん戦争になったらどうするんだろうか。っていうか精神科医たちの勢力地図がほしいね。
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