1時間で読める！夏目漱石・要約『吾輩は猫である』 の商品レビュー

講談社【編】

2012/11/26

「吾輩～」だけなら３０分で読め、後半の夏目漱石の解説も合わせて１冊１時間で読めました。初めての夏目漱石の入門書としてもお手頃。
最初に「吾輩～」を読んだ時は、やけにつまらなくてすぐに読むのを止めたのですが、今読むと面白さがわかりました。
漱石漫画→絵本→この本と来たので、次は全てをしっかり、でも寝転がって気楽に読みたい。

2012/01/04

　夏目漱石の「吾輩は猫である」の要約と解説本である。私自身、「吾輩は猫である」を幼い時に読み、断念した経験がある。難しいという感じのまま読まずに過ごしてきてしまっていた。頭の片隅に、読んでみたいなという思いがあった。実現すべく、周辺の解説本から本丸に攻め込もうと考え、本書を手に取った。
　本書には、要約とともに、注釈が加えられ、時代背景が分かるようになっている。私自身が書かれた当時に生きているわけではないので、その背景を知ることが、本作品を理解するには必要であることがよく分かった。戦争の時代でありながら、イギリスにいた漱石の日本と西洋の比較からくる考え方が「吾輩は猫である」の作品に描き込まれていることが良く理解できた。
　もう少し、背景を理解してから、実際の作品を鑑賞したいと考えている。