1,800円以上の注文で送料無料

路上のエスノグラフィ の商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    1

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちんどん屋、ストリートアーティスト、サウンドデモ、グラフィティといった“路上の人々”にフィールドワークを行い、集積された生声から、見えなかったものを見ようとする試み。アーティストを保護するかのように見える「ヘブンアーティスト制度」がストリートアーティストを淘汰していること。なかでもグラフィティの話は興味深い、グラフィティにはマスターピース、スローアップ、タグという種類があり、中でもタグは互いに上書きしたりすることで、街の中にありながら、コミュニケーションのツールともなっている。割れ窓理論から排斥されようとするグラフィティが発するメッセージを見逃してはいけない。新宿西口の段ボールで寝ることを阻み、座ることも拒否するとがったオブジェは、路上を単なる通路化する。街が発する情報を注視すること。エスノグラフィの本をもっと読みたくなりました。

Posted byブクログ

2009/10/04

チンドン屋からグラフィティまで 大掛かりなフィールドワークによって 路上で行われるパフォーマンス全体に関する 考察が行われています。 最後の方を除けば誰でも楽しく読めると思います。 そういえば今日 新宿でパフォーマンスやってる人いたわ!

Posted byブクログ