1,800円以上の注文で送料無料

書物の宇宙誌 の商品レビュー

5

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    0

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/06/18

澁澤龍彦邸の蔵書目録。まだ目にしていない本をレビューするのは失礼を承知で一言。 没後20年を期に国書刊行会の編集長とスタッフが澁澤邸にコピー機を持ち込んで三年がかりで調べあげた執念の目録本。 多数の割合は外国の原書だと予想しているので、その詳細が目的。翻訳本は現存していれば探した...

澁澤龍彦邸の蔵書目録。まだ目にしていない本をレビューするのは失礼を承知で一言。 没後20年を期に国書刊行会の編集長とスタッフが澁澤邸にコピー機を持ち込んで三年がかりで調べあげた執念の目録本。 多数の割合は外国の原書だと予想しているので、その詳細が目的。翻訳本は現存していれば探したい。 近々県立図書館に赴く予定なので、実物を拝見して有用だったら密林に注文する。

Posted byブクログ

2012/09/17

本の詰まった本。本棚を見ればその人となりが解るという。澁澤龍彦という驚異のミクロコスモスを理解する一助として、澁澤龍彦の本棚を所有するという贅沢を味わうのにもいい。書名だけで中身は読めないが悲しいかな仏語の本は読めない。松岡正剛の「多読術」によると本屋で本の背表紙を眺めるだけでも...

本の詰まった本。本棚を見ればその人となりが解るという。澁澤龍彦という驚異のミクロコスモスを理解する一助として、澁澤龍彦の本棚を所有するという贅沢を味わうのにもいい。書名だけで中身は読めないが悲しいかな仏語の本は読めない。松岡正剛の「多読術」によると本屋で本の背表紙を眺めるだけでも読書になるという。澁澤龍彦ファンとして持っていて損のない一冊だと思う。「私が選ぶ国書刊行会の3冊」から引用。「古今東西、ありとあらゆる神話と物語が独自の秩序(コスモス)のもとに集められている様は壮観である」

Posted byブクログ

2011/07/19

「澁澤龍彦の書斎が 一冊の書物となった」なにせ、このお値段でしょう?私も、個人で所有するのは無理かな、と指を咥えていました。でも、近所の図書館に参考図書として置いてあるわけではないし、ときどきこれを眺められるならどんなに愉しいか、と、ずーっと妄想してたんです。「いつかそのうち」…...

「澁澤龍彦の書斎が 一冊の書物となった」なにせ、このお値段でしょう?私も、個人で所有するのは無理かな、と指を咥えていました。でも、近所の図書館に参考図書として置いてあるわけではないし、ときどきこれを眺められるならどんなに愉しいか、と、ずーっと妄想してたんです。「いつかそのうち」…、通常の書籍費(一応の目安はあります、リミッター外したらたいへんなことになるから)の他に、「臨時費用」というか「機密費」みたいな?ものの心積もりもありました。それでもって、古書店の目録の中に、新品で定価より安価なものを発見してしまったので、つい。2010年の大きなお買い物は、もうこれっきりにします(まだ2月なのに)!どうしても確かめたいことも、あったのです。*「蔵書目録」は、本の並び方がわかるように、各棚ごとに構成。書き込み本や贈呈本も表示。*巻頭の32ページ「カラー口絵」を含む、約百枚におよぶ書斎・書籍写真を掲載。*『胡桃の中の世界』『思考の紋章学』時期の貴重な「創作ノート」を、挟み込みのメモまで含めて初めて完全公開。*「索引」には、和書・洋書の全著書を収録。( これはリーフレットより)。一万余冊のデータ、です。まさに、Cosmographia Libraria。分不相応なものを手にしている、という実感もあります。が、ただひたすら書架のデータを眺め、写真や見取図からその様を想像し、索引からまた目録に帰ってみたりする、その快楽といったら!ひとつの個人図書館を彷徨っている気分です。私の手に、これだけの「書物の宇宙」がある、その中には、またさらに…、と、どこまでも(両方向に)拡がってゆく、無限の入れ子。これだけのものですから、独り占めしたくないんだけど。ウサギの巣穴を訪ねる勇気のある人には、開架にしたいのだけれど(この巣穴は、ことによれば「虎穴」より剣呑かもしれないが)。ともあれ、妄想を実現してしまったのでした。これで更なる妄想に遊ぶことができます。

Posted byブクログ

2009/10/31

買えないので図書館で読んだ。 この本を手に取ってる間ずっとニヤニヤしていました。僕はただの変態なようです。

Posted byブクログ

2009/10/04

本年度オススメ度、トップ5に入るでしょう。澁澤氏を愛する方だけでなく、本を本棚を愛する方に読んでほしい本ですね。

Posted byブクログ