指輪をはめたい の商品レビュー
設定が変わってて面白い。意地になって指輪を買って記憶を無くして笑 この人の本は作風が一貫してなくて、各本でうける印象が違うと思った。
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ほんの数時間の記憶を失ってしまった、30歳目前の男。 失った記憶は、 「誰にプロポーズしようとしていたのか」 別れた恋人へのあてつけのため、30歳になるまでに結婚しようとしていた彼は、3人の女性と付き合っていた。 そして、誰かに確かにプロポーズしようとしていたのだが、その誰かを...
ほんの数時間の記憶を失ってしまった、30歳目前の男。 失った記憶は、 「誰にプロポーズしようとしていたのか」 別れた恋人へのあてつけのため、30歳になるまでに結婚しようとしていた彼は、3人の女性と付き合っていた。 そして、誰かに確かにプロポーズしようとしていたのだが、その誰かを忘れてしまった・・・。 という話。 さて。 よくも悪くも、結婚氷河期の30歳前後の男性を具現化したようなハナシだな、って思いましたw 設定は現実的じゃないけれど、主人公の気持ちの設定はかなり現実味を感じる。 いや、別に、世の中の男性が平気で三マタできるって言ってるわけじゃなくて。 「過去でも現在でも未来でもなく、文字通り、止まった時間の中にいる。まさに氷河期の、分厚い氷に閉じ込められたマンモスのようなものだった」 精神状態のリアルさは面白い、というかリアリティ感じすぎてちょっと疲れるけれどw・・・が、結末にやはり不満。中途半端な結末。 でも、この中途半端な感じが今の世の中を表現しているのかもね。
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なんか怖かった〜男のホンネぽくて。ラストはなんだかな、と思った。白黒つけたい性格の人にはちょっと向かないかも。
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30歳だけど大人になりきれない、調子いいけど憎めない男の子が主人公。世の中こういう風潮だけど、そんな人ばかりではないんじゃないかとも思う。
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話の設定は何か間抜けなものを感じさせるものである。記憶を無くした男の物語。それも唯一思い出せないのが誰にプロポーズしようとしていた事というのだ。だが、話は進み、徐々に分かってくる作者の意図。凍りづけのマンモス。男とは何かとつい考えてしまった。
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奇妙。どこまでが現実で、どこまでが夢??いつまでも自分ばっかりかわいがってたらこうなっちゃうよっていわれた気がする。ほんとに必要だと感じた人には、誠実に向き合わなきゃね。
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