ソウル・ボディ(上) の商品レビュー
作風が私の読んだ明野照葉とは違い、もしかしてこれがきっかけで丸みを帯びた作品になっていったのかな? 風俗を辞めて新たに生まれ変わるのか、また同じ生活に戻るのか、スピリチュアルなのか進化なのか気になるように終わっているので惹きつける力はすごい。
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享楽的に生きていた。その日が楽しければ良い。 ある日、いままでのように生活できなくなる。食べ物も野菜以外は受け付けない。 病院を渡り歩くうちに、それが自分だけに起こった事ではないと知る。 これは進化なのか? テーマ的には面白いが、説明的な文章が多い。 下巻を読むかどうか。他に読...
享楽的に生きていた。その日が楽しければ良い。 ある日、いままでのように生活できなくなる。食べ物も野菜以外は受け付けない。 病院を渡り歩くうちに、それが自分だけに起こった事ではないと知る。 これは進化なのか? テーマ的には面白いが、説明的な文章が多い。 下巻を読むかどうか。他に読む本が無ければ読むだろうという感じだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
上下巻 めずらしく、少し官能的な描写あり。村上春樹風。 風俗嬢が主人公。自由奔放な生き方から、真っ当な生き方へ、見えざる力によって変わっていく。とまどいながらも本当の自分に気づかされ導かれるといった内容。 ・主人公の菜緒子が電車の中で見かけた男への想像のシーン 朝、込んだ電車で会社に行く。会社に着くなりすぐにパソコンの前に座って仕事開始。ところが、パソコントラブル。作業進まず。いつもこうだ。一心不乱に復旧に努める。ようやくなんとかなりそうだというときに上司に呼ばれる。前日提出した書類に不備があったという。確かにミス。急遽作成を求められた書類だったし、別の仕事も抱えていた。注意は、社内の書類よりは社外に出す資料の方に向けられていた。そんな弁解を口にしたら、評価が下がる。上司のものの言いようは頭ごなしだ。まるで人格を否定しているよう。作業に戻り、パソコントラブルの続きに取り掛かる。上司に呼びつけられる前に対応についてわかりかけていたが、すっかり忘れて思い出せない。三歩も四歩も後ろに戻って出直さなければならない。最近、頭が悪くなった気がする。仕事は山積したまま滞っている。残業必至。 ⇒ありがちだ ・宇宙全体を脳みそととらえられる。脳みそは目的意識を持って動いている ・宇宙の進化、人の進化は通らなければならないステップ。 ・肉体の進化はほぼ終わった。今後は精神の進化。物質優先の時代から意識優先の時代へ ・家族といても似た感覚があった。父、母、弟、確かに言葉ではない安らぎと寛ぎが、かつても家族にはあった。ずっと忘れていた感覚だ ・つまりね、個としての意識ではなく、全体意識に吸収されるのだ。親族的無意識、共同体的無意識、、、、僕がいつも言っている集団的無意識にね ・肉体を含む物質の進化は終わった。今後は精神、意識、魂の進化が始まった。その過程にある。選ばれた人からその傾向が表れてきている。常識では表現できない、シンクロなどが起こる。
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物質文明の進化が極められると次は 精神の進化。 ある日突然神に肩を掴まれ今までの生活を送れなくなってしまった風俗孃が、戸惑いながらも歩んでいくというものだが。 結局明確な理由も解決策もなく、よくわからなかった。 (図書館)
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まったくなんの兆しもなく、ある日突然、至高体験をしてしまい、以前と同じようには暮らせなくなったとしたら…? 悟りたいと思ってはいるものの、実際問題として困ったことになる場合があるのかと、悟りつつ現世で肉体を持って生き続けることの困難さに気づかされた。先が気になって、あっという間に...
まったくなんの兆しもなく、ある日突然、至高体験をしてしまい、以前と同じようには暮らせなくなったとしたら…? 悟りたいと思ってはいるものの、実際問題として困ったことになる場合があるのかと、悟りつつ現世で肉体を持って生き続けることの困難さに気づかされた。先が気になって、あっという間に読了。(ココから先はネタバレ含む)ラストはあっけないといえばあっけないが、いかにもな落ちをつけられるより断然いい。そうだよ、悟ろうがなんだろうが、そうやって人生は続いていくのだし、現実の問題に対処していくのだ、私たちは。2007.7
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