はじめての文学 川上弘美 の商品レビュー
好きな作家はたくさんいるけれど私の中では川上さんがいちばんで、なにがとかどこがなんてものは挙げきれないほどあるので割愛しますが、その一つに本書あとがきにもあったように読者の楽しみかたが常に広く開かれているというところです。無数に伸びる矢印を想像する楽しみ、それを川上さんは「隠微な...
好きな作家はたくさんいるけれど私の中では川上さんがいちばんで、なにがとかどこがなんてものは挙げきれないほどあるので割愛しますが、その一つに本書あとがきにもあったように読者の楽しみかたが常に広く開かれているというところです。無数に伸びる矢印を想像する楽しみ、それを川上さんは「隠微な悦楽」と呼び、嬉しいといいます。もっと言うとそれは、生活することにも繋がるのではないかと私は思います。
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子ども向けの『はじめての文学』シリーズ。読みやすい短編メインなので、まだ読んだことのない作家さんの入門編としても良さそう。 ということで、この作家さんは初挑戦。人間の隣に住むのが熊だったり、バスに乗ってるのが猿だったり、そういう人のよう(?)。個人的には、おもしろい作品とそうでな...
子ども向けの『はじめての文学』シリーズ。読みやすい短編メインなので、まだ読んだことのない作家さんの入門編としても良さそう。 ということで、この作家さんは初挑戦。人間の隣に住むのが熊だったり、バスに乗ってるのが猿だったり、そういう人のよう(?)。個人的には、おもしろい作品とそうでないのがハッキリ分かれました。『運命の恋人』と『北斎』が好きかな。作品によって易しい漢字を意図的にひらくのと、タイトルの付け方はあんまり好きじゃないけど、あと二、三作は読んでみようかな、と思える作家さんでした。
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どうも苦手な川上弘美。 でも、山田詠美と仲いいみたいなので 読んでみたけど、やっぱり分からない。。。 不思議系の話で、嫌いなジャンルではないはずなのに なんだか入っていけないなあ。。。
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私は何かいまひとつのように思った。何か腑に落ちないような後味の悪いような...私好みの小説ではなかったです。
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「椰子・椰子」で完全にはまった。 川上さんの本は本当に大好き。 こんな文章よう書かん! と唸ってしまうような。独特な感性。 川上さん本人を見たことないけど、ひゃははは、と楽しそうに笑いそうなイメージ。 あと黒髪美人そう(笑 違うところで渡辺ペコさんと対談しているのを見つけて、...
「椰子・椰子」で完全にはまった。 川上さんの本は本当に大好き。 こんな文章よう書かん! と唸ってしまうような。独特な感性。 川上さん本人を見たことないけど、ひゃははは、と楽しそうに笑いそうなイメージ。 あと黒髪美人そう(笑 違うところで渡辺ペコさんと対談しているのを見つけて、好きなもの同士が繋がってうれしかった。
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実は初川上弘美。なんだか自分では意外な気がするんですが。 いろんな話をかくひとだったんだなとこの本を読んで思いました。この本の中身だけでもそれがよくわかるくらいに。そして、どの話も私は嫌いじゃない。というか、むしろ好きかも。よくわかんないなーという話もあったけど。 個人的には「草...
実は初川上弘美。なんだか自分では意外な気がするんですが。 いろんな話をかくひとだったんだなとこの本を読んで思いました。この本の中身だけでもそれがよくわかるくらいに。そして、どの話も私は嫌いじゃない。というか、むしろ好きかも。よくわかんないなーという話もあったけど。 個人的には「草の中で」が好きかな。 『小説は、自由です。書きかたも、そして、読みかたも。それは、なにしろ嬉しいことなのだと思います。』
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『ざらざら』に収録されていたいくつかの短編を含めて あらためて川上弘美さんのおはなしがだいすきだとおもった 歪む時間軸 人間と生物の間の境界が不確かに センセイとツキコさんにもう一度会えてうれしかった
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収録作品 「運命の恋人」 「神様」 「パレード」 「ときどき、きらいで」 「春の絵」 「椰子の実」 「ざらざら」 「椰子・椰子 春夏秋冬」 「草の中で」 「花野」 「北斎」 「鼹鼠(うごろもち)」 「おめでとう」 この作家は、いろんな文体を書く人だ...
収録作品 「運命の恋人」 「神様」 「パレード」 「ときどき、きらいで」 「春の絵」 「椰子の実」 「ざらざら」 「椰子・椰子 春夏秋冬」 「草の中で」 「花野」 「北斎」 「鼹鼠(うごろもち)」 「おめでとう」 この作家は、いろんな文体を書く人だ。 「北斎」のような一般的な文章も書くし、「椰子・椰子 春夏秋冬」のような前後の文脈のつながりが全然なかったり、展開が唐突すぎてまるで誰かの夢の中をのぞいているような不可解な文章も書く。 1話目「運命の恋人」がまさしく不可解な文章だった。 なぜ、桜の木の中に住んでいる人が運命の恋人なの?? この話はファンタジーなの?それとも、何かの比喩なの? と、頭の中が“?”でいっぱい。 他の短編も「運命の恋人」のような、地に足の着いていない雰囲気の作品が多い。 ずっと読んでいると、不安で怖くなってしまう。 だが、それがだんだん癖になってくる。 「草の中で」の不思議な姉弟の話、「花野」の亡くなった叔父さんがふらふらとこの世に下りてくる話を読むころにはすっかり慣れて、現実味や生活感と不安で怖い感じがちょうど良く混ざっているな、と感じるようになった。 「ざわざわ」のような、私も学生時代に過ごしたゆるくて心地よい日常の雰囲気はいいなぁと思った。 210
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これまでの短編を子供向けにルビ付きで紹介。でも動物や妖怪とやっちゃう話とかも収録。いいのか?このシリーズ、山田詠美のもすごいが、これもツワモノ。
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すんごいファンタジー。 読まず嫌いだったけど、これから読んでみようかと。 椰子の実のおにいちゃんの話がなんとなく素敵でした。 あとがきも読んで、さっぱりした女性の方なんだなという印象をうけました。 短編もほんとの短編で短すぎた気がするので、じっくり読める本もよんでいきたいと思い...
すんごいファンタジー。 読まず嫌いだったけど、これから読んでみようかと。 椰子の実のおにいちゃんの話がなんとなく素敵でした。 あとがきも読んで、さっぱりした女性の方なんだなという印象をうけました。 短編もほんとの短編で短すぎた気がするので、じっくり読める本もよんでいきたいと思います。
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