後ろ傷 の商品レビュー

東直己【著】

2018/04/02

再読。ススキノハーフボイルドシリーズ2作目。しかし東直己は執筆活動をしているのか。省吾が北大に落ちてグロ大に入ってしまった葛藤が続く。青春だなぁ。グロ大の仲間ができてくのがほほえましい。しかし、いまいち結末がよく分からなかった。学生運動がつい何十年か前でしかないというのが信じられないような。女の子がなんで自殺したのかがよく分からなかった。こっちも殺されたってこと？

2015/03/25

2015.3.24ー20
北大を滑りグロ大に入った省吾が教授と飛び降りを目撃するが、探偵との絡みの中で教授の元学生運動や詐欺事件に巻き込まれていく。

2012/12/16

私的には「ススキノハーフボイルド」よりいいなぁ。

生意気、省吾を
助けてるように、こてんぱんにやっつける感じ。
「便利屋」よくやったぁ。
という気分かな。

頑張れ、青年、君はまだ若い。
目線が、省吾目線だと、前作のほうがいいのかも。

いやらしい大人の、いやらしい生き方と
生き方にあった死に方。
若者が翻弄されるのは許せないな。

2012/07/02

ススキノシリーズのファンで
こちらも読んでみた。
前作「ススキノハーフボイルド」がなかなか面白かったが、
今作は若干話がくどくて端折りながら読んでいた。

が、やはりススキノシリーズとは違って主人公の心情、というかテンポの良い心の中の独り言が面白い。

後半になってバタバタと話が決着する構成はススキノシリーズと似ている。

松井省吾は便利屋の事をさん付けで呼ぶあたりがなんだかんだ言っても尊敬・とまではいかなくても慕っているところが伺えた。

2009/10/07

前に好きで読んでいたススキノ探偵シリーズ! 面白かったなぁ。
この作品は続編にあたる作品らしいのですが、その1作目を
読んだ記憶が......ない。いや絶対読んでるハズなんですけどね(笑)。

記憶と変わらず軽快なタッチで展開されるストーリーと
会話は充分楽しめます。はっきり言って面白い。
ですが、主人公が巻き込まれる事件の背景がデカいんだか
そうでもないんだか分からない設定が少々理解できませんでした。
残念。　

終盤の万能スーパーマンのような便利屋が解き明かす
事件の実態も詰め込み式で、回答を説明したような
描写で...うーむ。

でも、この作家さんの面白さは間違いはないという
事が伝わる作品。スピンオフ(?)形式の楽しさを武器にしています。