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変わる方言 動く標準語 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/07/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この本の内容はまだSNSがあらたかではない時代の本なので今だと言葉の伝わり方の速度は多少なりとも変わってきているように感じました。 意外にもハワイとかのところに スポットが当たっているのがびっくり。 英語が得意ではない性か様々な方言が 混じっているのが印象的でした。

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2014/10/30

[ 内容 ] 「方言は矯正すべき」という時代から、方言を記録する時代を経て、様々な方言を楽しむ時代へ。 本書は、こうした方言意識の変遷を糸口に、方言と外国語との関係、また標準語の方言的背景をつきとめてゆく。 京都から広まったことば、江戸・東京から広まったことば。 一つ一つ丁寧に見...

[ 内容 ] 「方言は矯正すべき」という時代から、方言を記録する時代を経て、様々な方言を楽しむ時代へ。 本書は、こうした方言意識の変遷を糸口に、方言と外国語との関係、また標準語の方言的背景をつきとめてゆく。 京都から広まったことば、江戸・東京から広まったことば。 一つ一つ丁寧に見ていくと、現代日本語は千年で千キロ、日本列島を移動してきた長い旅の歴史を背負っていることが明らかになる。 実地調査と分析と発見を繰り返しながら、「動くものとしてのことば」を社会・歴史・地理の座標軸に位置づけなおす、壮大でスリリングな日本語論。 [ 目次 ] 第1章 プラスになった方言イメージ(言語の下位区分としての方言;方言のステレオタイプ;日本の方言区画地図を重ねると ほか) 第2章 方言に入った外来語(言語間方言学という視点;アイヌ語と東北方言の相互接触;中国語から入った近世方言 ほか) 第3章 標準語普及の3段階を復元する(東京と京都からの鉄道距離別標準語使用率;鉄道距離という発想;中学生の標準語使用率に働かない鉄道距離 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2009/10/04

各時代における方言の標準語に対するコンプレックスの変遷から 現在の言葉がどのような経緯で現在の形になったのかを探る。 ユニークな観点から集めたデータより 15世紀より前か後に使われ始めたかによって 現在発祥となった都でその語彙が使われているかどうかが分かれると分かる。 語彙は周期...

各時代における方言の標準語に対するコンプレックスの変遷から 現在の言葉がどのような経緯で現在の形になったのかを探る。 ユニークな観点から集めたデータより 15世紀より前か後に使われ始めたかによって 現在発祥となった都でその語彙が使われているかどうかが分かれると分かる。 語彙は周期5、600年で、その隆盛と衰退が巡ってくるらしい。 ただ、データの説明は少し自分にとっては難しかった。

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2009/10/07

多少古い感じがしなくも無いが、電車のなかで、喫茶店で講義を受ている感じの本。ところで、今後はネットでの用語、たとえば2ch用語、新たな方言が話言葉に進出・侵食、浸透の速度など、東京・京都からの距離ではない、なにかがあるのか、地域差とか調べたりするヒトも出てくるのかな。

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2009/10/04

講義を文書化したものから構成されているので判りやすい。しかしその分幅がないのも確かで、読んでいて、いろいろと他に知りたくなることが多い。それには答えてもらえない。それはこの本が作られた経緯があるので仕方がないことだろう。 途中までは面白く読んでいたが後半で失速。理由は簡単だ。今の...

講義を文書化したものから構成されているので判りやすい。しかしその分幅がないのも確かで、読んでいて、いろいろと他に知りたくなることが多い。それには答えてもらえない。それはこの本が作られた経緯があるので仕方がないことだろう。 途中までは面白く読んでいたが後半で失速。理由は簡単だ。今の時代と方言についてはまったく語られていないのだ。テレビがあり、ネットがあり、言葉が簡単に距離を超える可能性が飛躍的に高まっている今に対する仮説も思考もここにはない。そこがとても不満だ。言葉は年1キロの速度で動く、なんて定説は以前から聞いている。今の時代でもそうなのか? それはないだろう、と思う。田舎の高校生が土日に原宿に来て、新しい話し方を覚える。超、という表現をテラという言葉に置き換えたウェブ。年1キロではない速度が今や存在すると思うのだが、そこについては一言も語っていない。なんだか今さら1960年代のくくりで描かれているようだ。 著者は見るからにそういう世代なので、取り立てて文句を言う気にもならないが、編集者はこれでいいと思ったんだろうか。新書はそんなに古くさくていいんだろうか。新しいことを語っているつもりなんだろうが、昔の本を読んでいるような気分だった。

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2009/10/04

方言について、著者が長年研究したデータを本に、社会的、歴史的、地理的な3つの視点で講演した内容が書かれている。

Posted byブクログ