1,800円以上の注文で送料無料

魔術師エベネザムと禁断の都 の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2011/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館から借りました  ファンタジー。続編。三巻目。完結編。  高名な魔法使いエベネザム。その頼りない弟子ヴァント坊。  魔法使いが酷い病になって、それを直すために旅に出る。  目的地は「一千の禁断の快楽の都ヴァシタ」。  到達してみると、悪魔によって都は消されていた。  それを見つけるために、悪魔の世界「地底界多重地獄」にゆくはめに。  ヴァントの恋人、レノアはさらわれてしまうし、持っていく武器は「戦うのが嫌いな喋る魔剣」だし、嘘がつけなくて地獄を追われた悪魔スナークスを道案内に、めちゃくちゃに再開発(悪魔の言い方では『再活性』)された地獄を旅する。  へなぶりガックスクス(ラスボスを兼任する毎度出てきては負ける悪魔の総大将)はタール・バーガーのチェーン店をあっちこっちに建設し、地獄らしい景色を潰していく。  毒苺畑や、硫黄の川とか沼とか、そういったえげつない自然が「地上げにあっている都市近郊」のごとくに、変な商店街に化けていく。  個性的な、頭のあまりよくない連中がわらわらと出てきて戦い、ばかばかしい勝利を収める。  いやはや。  きちんと終わって良かった。  ヴァントのは優柔不断で、昔の恋人と今の恋人の板挟みになっているときが、悪魔の群の中で戦わされているときより苦しそう(笑)

Posted byブクログ