明日への誓い の商品レビュー
女船長カイシリーズの3冊目。 「ヴァッタ家の戦争」シリーズ、というのが正式なのかも(解説より)。 やっぱり面白い! 展開の妙にぐいぐい引き込まれる。 王道まっしぐらなスペースオペラ、と解説にもあるように、SFとしての新鮮味はない。 だけど、王道とは即ちキングオブロードなわけで、...
女船長カイシリーズの3冊目。 「ヴァッタ家の戦争」シリーズ、というのが正式なのかも(解説より)。 やっぱり面白い! 展開の妙にぐいぐい引き込まれる。 王道まっしぐらなスペースオペラ、と解説にもあるように、SFとしての新鮮味はない。 だけど、王道とは即ちキングオブロードなわけで、まあこれは意味もなく英語に訳してみただけなんだけど、正統派なガチ鉄板ってのは、題材としてはすでに完成されているわけで、つまり、素材としては申し分のないことが保証されている、ということ。 あとは、キャラクタ造型やシーン演出、そしてストーリィテリングの妙、という部分が冴えれば冴えるほど、その面白さはぐんぐん加算されていく。 そして、著者のエリザベス・ムーンは、それらを素晴らしく高い位置で保持している作家さん。 であるのなら、もう本書の面白さは読む前から分かりきったこと、なのです。 実際に読んでみて、やっぱり素晴らしく面白いSFでした。 ここが面白い、と指で示すことが出来るような面白さではなく、作品全体を読み進めていくことが純粋に楽しい。 ようやく準備が整い、さあ反転攻勢だ!という結末なので、これからの展開に否が応でも期待感が膨らむ・・・、のだけど、このあとがずっと未訳のままらしい。 海外作品はこれがあるからキツいんだよなー。 早く翻訳が出てきてくれる日を待ち望んでおります。
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だんだと面白くなっている 4・5を出版してほしい 表紙 7点照世 斎藤 伯好 月岡 小穂訳 展開 5点2006年著作 文章 6点 内容 720点 合計 738点
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