特攻の町・知覧 の商品レビュー
今度知覧特攻平和会館に行くことになったので、歴史を知りたくて読んでみた。 知覧から特攻に出撃していった隊員たちと身近で接した知覧の人たちや、さまざまな事情で生き長らえた特攻隊員のその後の人生や、終戦後の知覧のことなどが取材に基づいて書かれている。 薄い本だったこともあって、あ...
今度知覧特攻平和会館に行くことになったので、歴史を知りたくて読んでみた。 知覧から特攻に出撃していった隊員たちと身近で接した知覧の人たちや、さまざまな事情で生き長らえた特攻隊員のその後の人生や、終戦後の知覧のことなどが取材に基づいて書かれている。 薄い本だったこともあって、あっという間に読めた。 戦争下という異常事態の中で、人の命がどんどん失われていくことに慣れて麻痺してしまっていた人もいる中で、それぞれの人生に寄り添った人もいた。国のために死ぬのが使命だと本気で思っていた洗脳されていた人もいたが、おかしい!間違っている!と思っていた人もいたが、声を上げられなかった。 特攻作戦が実行されたのは終戦間近の数か月だった。隊員とのふれあいなどは美談寄りにまとめられているけど、真実を知って反省することが戦争を知らない私たちのできることなんだと思う。
Posted by
戦争経験者が少なくなりつつある今、平和の意味を教えてもらう場所として鹿児島へ行くことがあれば知覧に立ち寄りたいと思います。沖縄に行くことがあれば、ひめゆりの塔へ行きたいと思います。ハワイへ行くことがあれば、パールハーバーへ行きたいと思います。
Posted by
鹿児島行きの飛行機の中で。 感想はどうにも言い難いですが、どんな理由があれこんな作戦が正当化されていい筈がないと強く感じました。 もっと勉強しよう。
Posted by
特攻で出撃したものの、機体トラブルで不時着した軍人のその後エピソードが興味深い。 お世話になった島へ生涯にわたって尽くした。 特攻の母と呼ばれた鳥濱トメさんとその娘さんの生涯。 イモーショナルになりすぎない筆致が好感が持てる。
Posted by
- 1